花がない剣士 (4)
実戦ルームが、ぶっ壊れて弾け飛んだ。
普通ならありえない事で激し過ぎる風圧などで建物自体が持たなくなったのだろう。
轟音が鳴り響いて、周りにいた生徒はみな口を開けて空を見上げる。
まだ肌寒い空での戦いは無理があるが2人は加熱していたので関係ない。
「速いし、桁違い…!面白いなその技!」
マヤは空中の水分…霧を刀に集めて薙ぎ払う
水の衝撃波が飛ぶ。
「褒めてもなんも出ないし、早く落ちてよ。他のクラスの人見てるよ?」
スネークはマヤの攻撃を回避しつつ言う。
「嫌だね〜、臨時戦闘の時は離脱は許されない」
マヤは無表情のままつまらなそうにいった。
「ふーん…早く終わりたい」
最終的にはマヤが、大技を使い…地表に頭から突き刺さったスネークで実戦特別授業は幕を閉じた。
次の朝、やたらと騒がしい廊下。
教室に入れない位に人が集まっていた。
何事っと思いつつもあったが…どうやらその意味が明かされた。
「さて、私達報道部は、この激しい戦いを目撃して激写した。実戦ルームが弾け飛び、全校生徒が目撃したのは…誰もが知らない教師と生徒!! これはかなりの情報がするから、ぜひ情報をください!! 私が買い取りますから」
明らか様に、報道部のネタ集めが始まっていた。
マヤは嫌そうな眼差しで、そう叫ぶ報道部の人を眺めた。
結局、弾け飛んだ実戦ルームは、しばらく再起不可能らしいし…学校に来ればスネークは何処にもいないし。私はなぜかヤバい環境に晒されてるし…はぁ…。
マヤは、とりあえず学校から抜け出て自宅に帰ろうとしたが…今日に限って、メモを片手にうろつく生徒が多数いる。
路地裏からその光景を眺めるしかないっと言う状況だ。
「あれ?あの制服はもしかして…」
マヤの特化クラスは他の色とは違い…赤い色である。
そのため余計に目立つ。
六花生は、六色の色でクラスが決まる。
六花は白色、五花が青色、四花が黄色、三花が黒色、二花がグレー、ゼロ花は赤色と分けられている。
六花生は、六段階の魔法の扱いで区切られて居るので、分かりやすく制服の色で決めたとか。
つまり、マヤの制服の色は…赤で目立つ。
「えっ…?」
一瞬にしてバレてしまい、前からとうしろからで挟み撃ちになった。
報道部の質問責めが、ウザイほど飛び交う中ーー。
校舎から飛び降りて、端末室の屋根に着地するが足を滑らせてその間の通路に背中から着地する。
いたたっ! っと体を起こした瞬間ーー。
口と鼻をハンカチで塞がれてしまう。
マヤは意識を失い、次目覚めた時は…体育感らしい広さの場所だった。
特に拘束されてる訳じゃなく、普通に体を起こすと冷めた声が飛ぶ。
「目覚めたか…?」
「だ、誰…?」
ストンっと飛び降りて着地した男性、藍色の髪の毛で色白い肌と灰色の眼差しをしている。
「でけぇ声出すなよ?ちとばかし、外野がうるさいからよぉ」
マヤはその人に向かって聞く。
「なんで私を助けたの ?」
マヤはへ? っと言うような表情をうかべる中でその人はこういった。
「俺じゃねぇよ、真後ろにいる奴だ」
トコトコとやって来たのは、スネークだった
そして、マヤの視界に移る位置に移動して話す。
「マヤ、危険な状態でなんで学園なんて歩いてんだ ?」
いきなり説教されそうだったのでマヤは反論した。
「知らないし、てゆうか…ほぼほぼあんたが悪い。実戦だとか言って本気出すからでしょ。てか、学園に行くのが学生の務めでしょ?」
的確な正論にスネークはタジタジな顔で言う。
「うぐっ。否定できんな…」
ある男性はそんなやり取りで口を挟む。
「んでよ、何の用だ ?」
スネークはその人の方を向きいう。
「お前、六立花の出身だよな ?」
その人はつまんなそうに答える。
「そうだが…それがどうしたんだ ?」
スネークは顎に手を添えてその人にこう聞いた。
「なぜああなってんのか知らんか ?」
この男性は、六花学園のOBの様なことを言っている。
だけど、見た目からして若い…OB生には見えない。
その人は全く興味が無いような顔立ちをしてるがこう答える。
「さぁな、例えるなら…ピラミッド型だな」
スネークはさらに謎が増したような顔をして言う。
「どゆうことだ ?」
気だるそうにその人は淡々とこう答える。
「つまりよ、お前見たく魔法持たないやつが一番下でその次に、わすがに魔法扱える、その次に普通の魔法扱える、その次、高度な魔法扱える、一番上が固有魔法が使える…なんでこう差を作ったのか知らねぇがな」
実態的に、確かにそれに近い…だがひとつだけ分かりることがある。
強さによってランクみたいな方式…この意味はマヤにすればかなり分からないのだ。
スネークは、しばし考えて言う。
「あの六花学園では最強はだれだ ?」
藍色の髪の毛の男性は呆れて言う。
「黒の魔法使いのダークネス…意味わかんねぇよなぁ…」
マヤは、ちょっと気になりスネークに訪ねた。
「ねぇ?藍色の頭の人って…誰?」
スネークは当然なようにこう答えた。
「六立花の学園には、最上位序列が存在する。その一位が彼、シルバーだ」
マヤは無表情だが、シルバーはつまらなそうに言う
「んな事も知らねぇのかよ、結構有名なんだけどなぁ」
マヤは、へーっとした眼差しのままこういった。
「それで、なんでこの場所に… ?」
スネークに疑問視をぶつけたマヤ。
「あぁ、話がまだだったなーーー」
キャラ紹介パート3
シルバー
年齢17
身長160
血液型B
見た目
常にグレーのTシャツに黒いズボン
髪の色は藍色で瞳は薄い赤色
固有魔法名「シルバー・ストライブ」
無属性で反射魔法と何かを合わせた融合魔法で
この世界では最強の魔法にあたる
最上位、ランクキラーに在籍してるのでも有名
六花学園は在籍してるが出席はしてない
常に気だるそうな喋り方が特徴
ダークヒーローぽく見えるが割と柄に合わないので無闇にヒーロー気取りはしない主義
世界観パート2
1話目に書かれた通りに種族で属性があります
無属性に関しては、物理専用
魔法から物理ダメージが可能とゆう事で来てるので無属性が存在します
基本無属性は強化系や魔法を跳ね返すや惑わすなど
魔法ダメージが無いのが意味をしてます