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アスタ大都市(3)

爆風でマヤは…吹き飛ばされた。

手にある刀は飛んでいき見当たらない。

体を起こした、突き刺さる刀を眺めた。


手を伸ばした、だが…遠い…。


体は痛みが走り動けない、動けないんだ。

すると…またあの武器、勇者の剣が…目の前に突き刺さる。

周りを見渡すと、金髪少女ではなく…また別の人だ。


杖を持つ男性、白髪混じりで右目剣傷一本。

黒いフードを着ている。


「…私を呼ぶのは君?」

「なんの事…?」


白髪混じり男性は顎に手を添えて言う


「君、勇者の血筋を引いてるって分かる?」

「へ?」


白髪混じり男性は、白いボードに黒いペンを取り出して描きながら説明を始めた。


「説明すると、マヤのお父さん。勇者だった人、この世界で魔王を倒してないけどその力があった」


信じ難い事実、だけど…なんだろうこの絵…?

馬に羊をくっつけたような絵は独特すぎる。


「…選ばれたって事」

「ちょっと待って、勇者いましたよね !?」


白髪混じり男性は腕を組んで言う。


「アイツは、自堕落な勇者。俺みたいな正式な契約前だけど。ぶっちゃけ派遣社員」

「は、派遣社員…?」

「うん、勇者には元とかいるけど…契約式と派遣的なのがあるんだよ。そのおかげで、この世界に勇者10人ほど増えた。やったね !」


勇者とは無茶苦茶な設定で10人も居る。

白髪混じり男性は、どうやら素質があるから来たらしいが…マヤはうんくさい眼差しで言う。


「押し売り勇者はなりたくないわよ…それにその刀取ってよ」


白髪混じり男性は首を左右に降り言う


「残念、私実体がないんだ。とゆう事で、それを手に取りなさい。でないと仲間がやばいよ」


その言葉どおりで、ルイとアスタはボロボロ。

苦い虫を潰す様にマヤは…苦痛である。

仕方がない、マヤはその勇者の剣掴んだ瞬間…体の傷が癒えた。


「では、私はこれでーー」


白髪混じりの男性が消えた瞬間、マヤは目を覚ます

右手には勇者の剣を握っていた。

ルイとアスタは…かなりピンチな状態で傷だらけである。

マヤは、ゆっくりと立ち上がる…ゼロは後ろを振り向いた。


「…死んでなかったか?それで…なんだその剣 ?」


重みを感じるデカい剣、マヤは片手で持ち上げていた。

ゼロは、銃をこちらに向けて弾丸を放つ。

マヤは、ゆっくりと構えて走り出す。

片手で、ガードしながら突き進み…そして振り抜いた。

ゼロの武器は真っ二つに切り裂かれた。


「なにっ!?」


更に胸から多少出血する。

そして、両手握り締めながら、回転しながらゼロに向かって振り落とす。


「おっと…」


回避されたが、振り落とされた場所から旧大都市の1部を切り裂いた。

マヤ着地して、ゼロにこういった。


「死ぬわけないでしょ ?舐めてもらっちゃ困るわ」


マヤの眼差しは、光が宿り強い魔力とは違うものを感じた。

ゼロは、苦笑いをしながら言う。


「おいおい…まさかあんた…勇者かよ…!?」

「どうだろう ?今はどうでもいいんじゃない」


マヤは巨大な剣を肩にに乗せた、ゆっくりと睨みつけて地面を強く蹴飛ばして、ゼロの目の前で足を開き力任せで振り抜いた。

物凄い勢いで吹き飛ばされ…大橋の下に流れる川にドパンッ!っと水柱と飛沫を上げた。



ーーーーーー


警備員が大都市入口前に後ろに手を組んでいた。

マヤは巨大勇者剣を背中に背負い、革ベルトを左肩から吊るす。

3人のボロボロに、警備員は驚き言う。


「君たち確か…六花学園の生徒さんだよね ?」


マヤ達はゆっくり頷いていた、かなり疲れきった表情を浮かべていた。


「派手に戦ったね、あのゼロを倒すとは…」

「これで暫くは旧大都市に危害はなくなるかな」


そんな感じで、警備員は言っていた。

なぜ知ってるかは、置いといて…マヤとルイは黒い端末を警備員に見せる。

警備員は、浮かぶ認証コードを打ち鳴らしす事、数分後…。


「はい、大都市への許可は降りたから…行きなよ」


マヤとルイは入口から入っていくが…アスタは止まっていた。


「…アスタ。君は来ちゃダメなはずだ」

「えぇ、理解はしてます…。ですが、逃げ回ってもなんもならない、最終的には逃げた先にまだ戻ってくる。ですから、私は…もう逃げません」


その言葉に、警備員は静かに顔を見合わせて頷く。

そしてこうアスタに言った。


「アスタ行きな、ただ動くのは気おつけるんだよ?」

「えぇ、十分に承知してます」

「あの二人を任せたよ…」

「はい!」


アスタは、スタスタと大都市の入口を通過した。

警備員は、アスタの揺れている髪を眺めながら見送り言う。


「旧大都市で作られたアンドロイド、俺達からしたら希望だな」

「そうだな、あんな可愛い子人間じゃないのが…」


警備員の一人はその発言をした警備員の方を優しくそっと置いた。


「なんなんだよーー !?その悲しいのを堪えてる感じなんなんだよ !?」

「いやだって…お前さ、若い女からロリ少女から幼女からアンドロイドだぞ…悲しい以外何がある…うっうっ」


警備員は左腕で涙を拭っていた

その後、警備員達は…その話題で盛り上がったら。



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