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アスタ大都市(2)

アスタ旧大都市、ここの街は大都市から各位が落ちた住民が住み着く街である。

各位とは、階級で「正警備員」、「研究職員」、「貴族」の3つの合成で階級が決まっている。

1番格が下なのが「正警備員」。

正警備員は、大都市を守る役割がある、階級が上がると大都市の集合拠点(メインストリート)に招集され

「ジャッチマスター」っと言う名前が付く。

2番目が「研究職員」、

研究職員は、大都市の中核を行き来する人物が多く技術の開発を常に考えている。言わば、大都市にはなくてならない存在である。

3番目が「貴族」。

貴族は、色んなグループが存在している。

大概は大都市に資金を払って維持させて自分の位置と名誉をする為である。


その3つからなり落ちた人は大都市に住む権利を失い

旧大都市であるこの街に住み着く。

錆びた建造物は、路頭にあちらこちらで見かける。


「旧大都市って、大都市の元住人かぁ…」

「はい、帰りたくても帰れないとか…そうゆう方々が沢山いますね」


アスタとルイはそう話しながら歩き、マヤは路頭を見渡していた。

服もまともに着れない、痩せ細った住人が沢山いる。

そして意味もなく、濁った川に釣り糸を落として釣りする住人など…。

見ていて、悲しい気持ちに襲われていた。


「……こんな酷い扱いが旧大都市現状…か」


そんな路頭を歩き、大都市と繋がる大きな鉄製の大橋が目の前に現れる。

黒い甲冑を着た兵士は、ライフルを手に持ち見てる

その見てる先には、旧大都市の住人だ。

何やら抗議活動しており…言い争いが起きていた。


「貴様らにこの橋を渡らせる訳には行かぬのだ !」

「そうやって差別しやがって !今の大都市があり続けてるのは誰のおかげだと思ってやがるっ !!」

「ふん、貴様らは所詮足元から転げ落ちた存在にしか見えのだよ。ゴミは廃棄所へだ」

「あぁん ?!今なんって言いやがった ?!」

「ゴミはゴミだと言ったんだ、何が悪い ?」


旧大都市の住人は兵士に小石やゴミなどを投げ始める、兵士は鉄製の鎧である…そんな攻撃は効かない。

すると、1人の兵士はライフルを空に向けてパンっ!と威嚇射撃した。


「貴様ら !いい加減にしろ !我々は貴様ら愚民と戯れるつもりなどないのだ !!」


だが、さらに暴動が悪化し…旧大都市の住人は兵士に向かって殴り飛ばす。

更に加勢が入り、兵士達は無茶苦茶に蹴られたりする。

その隙を付いて、大橋を渡ろうとする旧大都市の住人ーー。


「ははっーーようやく自由ーーがっ… !?」


逃げる旧大都市の住人をたった一振で仕留めた兵士。

切られた旧大都市の住人は大橋に転がる。

その手に持つ武器は、剣のような形をしている。

次々逃げ出す旧大都市の住人を、凄い速さて次々切り捨てる。


流石にそれを見た旧大都市の住人は恐怖に脅えたような声で言い叫ぶ。


「あ、あれは…変形(トランス)のジャッチマスター…ゼロ !?」


旧大都市の住人は逃げ出した…。

兵士達はゆっくりと立ち上がる、そしてゼロが近くまで来ると敬礼する。


「ゼロ殿、みっともない姿を見せてしまい申し訳ーー」


ゼロは剣を振り抜いていた、そのまま兵士は高く飛んで大橋の鉄柱に激突してズルズルと落ちる。


「雑魚に用はない、対等に話せると思うな」


兵士達は無言のまま敬礼したままである。

そして、こちらの存在に気づいたゼロ。


「ふむ、貴様らか…。ん?」


マヤは刀を抜き放つ…それを見たアスタとルイは止めようとするが、聴く耳持たない。


この人も強い何かを感じるけど…こんな事を目の前にされたら許せない。


マヤは静かな怒りを覚えていた。

ゼロは、何かを感じていた…マヤの力に。


「……少しは出来る子が居るな。出向けと上からの命令できてみれば、飛んだ歓迎じゃないか。いいだろう、少し相手してやる…こい !」


ゼロは衝撃波を飛ばす、マヤは目の前から消えてゼロの背後に回る。

ゼロは後ろからフリ抜くがマヤの姿がない。

マヤはしゃがんでいた、ゼロの腕が空に向かって上がる最中で、マヤは切り付けた。

ゼロは、吹き飛ばされたが…ガガガッ! と音を鳴らしながら足を引きずりながら後ろに滑った。


「…やるね。こんなのは久しぶりだ」


鉄鎧を切り裂き、半分はガシャンッ! と音を鳴らして滑り落ちて更に、ゼロの兜も真っ二つに切り裂かれて割れ落ちるーー。

旧大都市の住人はザワザワ、兵士は驚き…異様な緊迫した空気が張りつめる。

そして、ゼロの素顔…普通に可愛らしい顔である。


「…驚かないか。君さ、何のために戦う?」

「私は、誰かを守る為に戦う。例えどんな人でも…関係ない」

「…こりゃ、かなりのお人好しとみた」


お互いは、武器を構えて走り出すーー。

2人の剣技が炸裂する、風圧が巻き起こる。

そしてゼロは、剣から銃に切りかえてパンパンッ! と弾丸を打ち放つ。

マヤは弾丸を叩き落とすと、ゼロは銃から剣に変更してマヤの背中を切り付ける。


「ぐっ… !?」


再び、ゼロは銃を連射する。


「踊り狂いな」


それを切り裂くマヤ…そしてまともにゼロからの攻撃を受けつ吹き飛ばされる。

ドラム缶が積み上がる場所に激突するマヤ。

そしてゼロは、銃に変更してマヤに向ける。


「銃と剣を行き来する…そんな新しい戦い方に私は興味がある。まぁ、君みたいな旧武人には分からないと思うけど」


マヤは、刀を地面に突き刺して立ち上がる…。

息を吐き散らしながら、刀を引き抜く。

ゼロはそしてこう言う。


「ゲームオーバーです」


放たれた弾丸は、ドラム缶に的中してマヤは爆風に巻き込まれた。

虚空を回転しながら、剣は地面に突き刺さった。

そして、ルイとアスタは叫ぶ。


「マヤーー !!!」



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