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花がない剣士(3)

六花学園から距離にして500メートルほど離れた位置にある年季がある建物。

そこに2人は扉を開けて中に入る。

ここが実戦ルーム、ここにはありとあやゆる武器などが置かれている。

もちろん、銃身系などもある

空間的にはあまり広くはない、ただ壁と床は灰色と水色の二色に施されていた。


「好きな武器手にとれ」

「はーい」


マヤは手にしたのは…東洋国で伝わる伝統ある武器

白い唾と柄と鞘、引き抜くと白銀に光る刃が姿を見せる……それなりに刃は研がれており鈍ほどでは無いがまぁ使えなくはない一刀だ。


反射する自分の顔を見て、鋭さを確認して再び鞘に収める。


「変わった武器使うな、東洋国の伝統技か ?」

「さぁ?私が物心つく頃には、木刀や竹刀を振り回していたから正直わからない」

「そっか」


ツンとしたマヤの発言に教師はかすかに笑う。

教師は、黒い拳銃を一丁手に持ち、実戦する為の隔離した扉を開けて入る。

実戦する場所にはふさわしい広さとは程遠いが

壁隅には白い柱もいくつも聳え立つ、どうやらこれは補強の為の柱だろう。


「始めんぞー、手加減出来ないから許せな」

「……」


お互い対等に向かい合い…

お互い深呼吸してゆっくり吐いた、そして動き出す。

先手をとったのは、元軍人教師スネークからの射撃だった。

その弾丸は、マヤの額狙い…頭狙い(ヘットショット)、マヤは刀を使い切り裂く。

だが、何発も頭狙い(ヘットショット)を繰り返す。

的確なその発砲(ヘットショット)は、マヤ動きを抑えて踏み込ませないようにする為だ。


一発、単射撃。その風向きは…頭狙い(ヘットショット)、流石軍人ね…。


マヤは動きながら、刀の柄にゆっくりと手を触れて引き抜くシャンっと言う音がなり刃を光らせる。


的確な発砲を的確な刀の扱いで叩き切る。


そして狙い抜かれた一発をキィンッ !っと音を鳴らし弾丸は真っ二つに切り裂く。

そのタイミングに合わせるようにスネークは、マヤの所まで詰め寄り左アッパーをした。


間合いの詰め方も、さながらって所かしら…。


マヤは、バク転して刀を構え直して走りながら振り抜いた。

カァンっと軽い鉄音を鳴らした、スネークが握る黒い拳銃にマヤが握る刀の刃が当たる。

切れないことに不思議な違和感、教師の腕から火花が散る。


「ほぅ、ここまでやるとは…中々だな。」

「建前に、修行してないわけじゃない。元軍人さん…計画(プロジェクト)の一人なのに、こんなものじゃないですよね ?」

マヤは少しだけ本気な目線をスネークにじっと眺めた。

「……」


マヤは見切って居たのだ…

()()()()()()()()()()()()

行動一つ一つが、力を抜いていたのだ。

マヤの洞察力は、剣技を窮めた特典みたいなものだ。

動くものはある程度、ゆっくり見える。

スネークはマヤの刃を押した、軽く後ろに飛んだマヤは床に着地した。

そして、スネークはこう言う。


「特別授業を開始する、マヤ…怪我だけはすんなよ」


スネークの右手は、徐々に黒塗りの腕に変化する。

同じ様に、メッキが剥がれ落ちた様に…両足も同じ様に黒い脚になる。

こうしてみると、もはや機械仕掛けの人にしか見えない。

少しだけマヤは驚く、だが、刀をピュンっと振り抜き構えて、スネークは静かに言う。


「じゃ、始めるかーー」


ギュン!っと言う音をならした瞬間にはマヤの眼前に、スネークの黒い拳が眼前に映し出された。


「ーーーっ !?」


マヤは、間一髪で躱したと思いきや、二の手にスネークの蹴り上げ、そして、再び黒い拳からの発砲。

通常人なら、秒殺されてもおかしくない速さと行動(パターン)だ。

それを紙一重で躱すマヤは、域を超えてると断言出来る。


速い…! 刀を振り抜く隙を見せない!それ所か…息吸い、吐いて、瞬きしたら…確実に殺られる…! 一瞬の気の緩みは出来ない !!


冷静になれと自分に言い聞かせる。

そんな行動をして、数分…マヤは行動(パターン)を読み始めた。

必ずどっかに隙があり、攻撃できるだけ躱して「隙」があるはずっと思いながらスネークのを眺める。


右手、左足、右手、左手…右足…ん ?


僅かながらなに、スネークの次に移行する行動に、数秒だが動きが止まるを見て感じた。

恐らく、切り替わる瞬間なんだろう。

機械で出来た関節部は、次の技に切り替わる()()()

マヤはそこを突くことを考え、再び回避をしながらその時を待つ。


「右手、左足、左手、右手…ここね !」


マヤが、その一瞬を逃さずに、振り抜いた一撃は…スネークの腹部に直撃したがーー。


パキンっ!って鉄の軽音が鳴り響く。


マヤの握る刀身の刃が欠けていた。


刀が折れた…それだけ硬い高度がある鉄があるの…?


刀の資源量は玉鋼(たまはがね)と言う、鉄と鋼を組み合わせて一体化したのが刀である。

かなりの強度があり、簡単には決して折れない欠けない素材…それが()()()()()()()()()()


マヤの刀の刃は、光に反射して床に落ちていた。

スネークは、平然と立っておりこう言う。


「見事な隙を突いたもんだな。だが、俺の体はなーー」


スネークは、1枚の薄い服を捲りあげると…黒い鉄の板ぽいのが腹部に巻かれていた。


「これがある、読みはよかったが、そこまでは見破れなかったか…マヤ」

マヤはやや悔しそうな顔をしてスネークを眺め言う。

「…卑怯な真似を」

スネークは平然の眼差しでマヤにこう言う。

「卑怯なんかじゃない、作戦には常に一つや二つ以上に必要だ。マヤはまだ足りないんだよそれがな。」

だが、マヤもまた()()じゃない

目を鋭く集中した眼差しをスネークに向ける。

雰囲気が一変して緊張感が走る。

「上から偉そうに、言ってくれるじゃん。元軍人さん、その姿を見せたなら私にもそれをやる権利位はありますよねーー ?」

スネークはやや苦笑い浮かべて小さな反応で答える。

「え?」


マヤは、息をすい集中させた…そして目を閉じて静かに言う。


「流水剣技型天ノ水剣ーーー」

「待て待て !?怒んなよ !?」


マヤの周りに水玉が沢山現れ、そして、欠けた部分の刃が戻った様に無色透明の刃が現れた。

スネークは驚いた、魔法に近い剣技があるなんて聞いたことがなかったからだ。

空気中の水分を視覚化させた様に、マヤの周りにはキラキラと光反射した物質……霧だろうか。

マヤは目を静かに開けて、軽く振り言う。


「今の私の全力です。まだまだ修行が足りませんけど…切るには問題は無い」

その霧は、マヤの刃欠けた部分に集まる

そして、半透明な刃が出来上がる。

スネークは少しばかり気になったことを聞く。

「…魔法か ?」

マヤは左右に首を振り否定して言う。

「違います、これは…ある人からの秘伝です」


スネークは、軽く笑い飛ばしながら言う。


「変わった武器に変わった戦闘スタイル、個性だらけだな」

何気に満足気なスネークに対してマヤは呆れ顔をしつつ言う。

「元軍人さんには言われたくはない、機械仕掛け並でょ ?」

頭を軽くかいたスネーク反応からして父親みたいに返す。

「おっとわり、1本取られたな」

マヤはふぅっと軽くため息を吐いて改めて言う。

「さて、はじめますか ?」

スネークは静かに首を縦に頷き返した言葉は一つ。

「だな」


2人は素早い速さで、互いに衝突ーー。


紹介キャラパート2


キャラクター


スネーク

年齢42

身長175センチ

血液型A


黒髪の短髪に黒い瞳


見た目

Tシャツに黒いズボンとブーツ(教師姿)

防弾チョッキと迷彩柄の上下と軍人用ブーツ(地下世界の時)

拳銃を2丁で戦うスタイルで、敵の思考力の時間を与えない為にそうしてる

生体機械兵として軍人で初めて成功した一人

左腕、右足、腹部はこの世界で最大に硬いブラックストーンを加工して作られてる特殊機体で肌色のメッキで常に隠されてるため見分けがつかない


魔法に関して、無属性の強化魔法だけです

それ以外の力はありません


色んな過去を抱えてる人物




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