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機械仕掛けの街 (1)

次の日、マヤとルイは生徒会室に呼ばれた

ルイは生徒会メンバーだから招集的な話だろうとか思ってる。

マヤは、微かに緊張した顔である。

それもそのはず、六花学園の生徒会だからだ。

1人は、金持ち貴族

1人は、《剣聖》と呼ばれた人

1人は、民警と言う傭兵などと並ぶ国家騎士

1人は、魔法を知り尽くした強者

1人は、《天使》の美女で有名

1人は、機密情報を握る…人呼んで《暗黙》


そして、七人目はこのルイ。

探偵としては右にでないらしいが……本当なのか?っと疑問は浮かぶ。


それはさておきーーーー生徒会室のドアを二回トントンと鳴らすマヤ。

「はい。」っと言う生徒会室の中から聞こえた。

マヤは扉ノブを押して「失礼します」言い入る。

左右にズラーッ……と並ぶ生徒会メンバー。

その中央に、黒い髪を腰ぐらいまで伸ばした人が立っていた。

そして、後ろをゆっくりと振り向くと紫色の瞳をした女性が目に止まる。


「こんにちは、君が…《東方剣技》使いのマヤちゃん?」

マヤはゆっくりと頷いて言う。

「はい、私がマヤです。噂は聞いてます《暗黙》と言う……()()()()()()()()()魔女ですよね?」

会長は軽く笑い、そしてマヤの方に近づきながら言う

「えぇ、その通りよ。私の名前は…カルナ、裏側はあくまでも指示や、抹消すべき人が居たら執行する。そうね、以前居た彼……シルバーだったかしら?その1人よ。」

マヤは薄々感ずいていたためさほど驚かず。

目の前に止まるカルナを眺めながら言う。

「私は彼には助けてもらいました。裏側だろうが、地球の果てだろうか私には知りませんが……()()()()()()()()()()?」

カルナは、ゆっくりとこういった。

「私は指示はしてないわよ、あれは金持ち貴族がやる事……。まぁ汚れた仕事だけど、彼は魔法が上手く扱えず路頭に彷徨う猫。その結果に、狂ったわ。」

マヤは何も答えずにただ黙る。

周りの雰囲気もかなり異常であることには違いない。

そんな時にルイは会長にこう聞いた。

「で、私達になんのようなのかしら?その感じだと、()()()()()()()。」

カルナはルイの方を向きこう答える。

「話が早くて助かるわ、はいこれ。」

カルナに手渡されたのは調査依頼。

文の内容的にはこうだった

「機械仕掛けの街に向かい、直ちに暴動を鎮圧させよ。この事件に関しては六花学園の執行に基づき、関与、その地に関しては全て会長カルナが責任取ります。なお極秘任務なので外部に漏らしたりしたら、退学処分に値する。では、諸君らの武運を祈る。」

そんな、紙切れ1枚と、山越えになる為、別の国に行くとなる為パスポートらしき黒い端末を渡された。

会長カルナそしてこう言った。


「世界の問題だ、君達ならなんとかなるさ。」



ーーーーーーーー


次の朝未明、アリサリックがすやすやと寝てる時間

マヤは身支度を済ませて…自宅を出る。

まだ肌寒いが、マヤ急いである場所へ向かう。


六花学園の街にある北側にある小さな門、そこから通じる《ソラス山脈》……極寒の北山だ。

そこに向かって、マヤとルイは歩き出す。


辺りは冬景色、季節を一転させる。

冬着をルイから先手で手わされていた。

厚着をしているだけあり、寒さはあまり感じない。


「にしても…街の外側ってこうなってるんだ。」

ルイは少しばかり嬉しそうに歩いてる。

マヤは雪降る故郷の為あまり嬉しそうではない。

そして、喜ぶルイにマヤはこう言う。


「六花学園郊外は、季節感が戻る。つまり春なら冬になる……凄い変わってるよね。」

マヤはそう言って、雪景色を見渡す。

ルイは、雪道を踏みながらこう言う。

「だね、夏なら春かぁ。面白いわねそう言うのも。」

そういい、ルイは、はしゃぎながら走り出す。


マヤは明らかに保護者目線である。

雪を見てはしゃぐ人なんて居ないなんてないだろう。

そう静かに思い描くと……。

何やら、雪に埋もれているものを発見するマヤ。

雪をかき分けると……機械仕掛けメイドだ。


「またこのパターン…?!」

そう驚き声を上げた瞬間、機械仕掛けメイドは目をぱっちり開けた。

「ぎやぁぁぁぁぁぁーーーー!!?」

マヤは絶叫を荒あげ、雪景色に馳せた。

ルイは、慌てて戻ってくると、機械仕掛けメイドはゆっくりと体を起こして周りを見渡していた。

ルイはその機械仕掛けメイドを見て言う。

「メイド……?これ、アンドロイドロボットだよね。なんでこんな道端に?」

そんな事は知らないわよ!?っと言うマヤはの眼差しがルイを眺めて送る。

「おはようございます!」

メイドアンドロイドロボットは喋った。

ルイはちょっとビクッとして、マヤは既に泣き目である。


「私はなんで寝てたんでしょう?」

それを聞かれても困るよっと言う顔をしてるが、ルイはとりあえず一言。

「さぁ……?」

メイドアンドロイドロボットはゆっくりと立ち上がり

こう言う。

「私はメイドのアスタ。私はここにいた理由が思い返せません。つまりヘルプです。」

ルイは少しだけ悩み、そしてこう答える。

「……連れていこう。」

だが、マヤは激しく首を左右に揺すりルイの手を掴んで言う

「早まっちゃダメだよ!!?ルイちゃん!!」

マヤにちょっと何言ってるんだこの人の目線するルイ

「ありがとう。私は死の果までついて行きます。」

ちょっと怖いこと言ってるよこの子!?っとマヤは思うがルイは気にしてない。むしろ親指を立てる。


こうして、アンドロイドロボットを一機手に入れたマヤ達は雪道を突き進む。


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