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花がない剣士 (2)

少年は足を引きつりながら逃げていった。

少女の背後から優しい風がふきつけた。

髪の毛を耳にかけて少女は空を見上げて言う。



「お腹…減ったなぁ…」


次の日の朝、少女は早起きする。

少女の日課でもある早起きは鳥の声と目覚める。

カーテンを開けて、自分に日が昇る朝日を浴びて言う。


「おはよう」


肩ぐらいに伸ばした黒い髪の毛を束ねて結び、ネクタイを締めてブレザーの上着を羽織る。

ボサボサの髪の毛をブラシで撫で下ろす。

自身の鏡を見みると自分の黒曜石のような瞳と、自身の体が映し出されていた、小柄である。

生徒手帳にはマヤと刻まれた名前、サイズ的には電子機器1台分の大きさで手に持ちポケットにしまう。


さてと、朝食取らなきゃね。


朝食は、トースト1枚とお茶のみ。

木製のテーブルにそれを置き、木製の出来た椅子に腰を落とす。


「今日も学校か…授業ないから行く意味あるのかなぁーー ?」


そう呟き、トーストを食べ終えて…

お茶を飲みほした。

そして、玄関に向かい靴を履き玄関のドアを押し開けた。

外は少しばかり肌寒い、生足じゃ少し冷たい。

吐く息もまだ白く走ると余計にそうなる。


学園に向かうには必ず通る街だ、人々が通学する姿が目に止まる。

当然自分は一人で登校だ、何せゼロ花生は落ちこぼれ以下と見下さられてる。

マヤは少しとばかり羨ましい。

自分の中学時代は、六花学園みたく普通に友達と行ったり帰る時もそうだった。

いまや、ただ単に白い目で見られる…

こんな辛い話はあったもんじゃない。


ザワザワする通学路、マヤの顔なんて誰も見る気配はない。


はぁ…。


明るい学園生活を想像してうばかりに…幻滅

笑って過ごし方だけに、しみじみと辛さを味わう

その度に、自分の足は前えと進む。


正面門を潜り抜けて、生徒専用入口に差し掛かった時だった。

白髪頭の老爺らしい人物がこちらに来る。

この学園の理事長で、私を特別生として入学を推進した人だ。


「マヤくんおはよう」


一瞬だけ周りを見てマヤは前を向いて言う。


「…久々に私の名を聞きました理事長おはよう」


やや不機嫌な眼差しで理事長をじどーっと眺めた

まるで私の青春を返せ!ばかりな眼差し。


「ふむ、やはりこの壁を打開できぬかのう ?」


「壁」の意味は、六花学園に存在する「強さ」と「弱さ」の差がある「壁」を意味している。

「強さ」は「弱さ」と対等には話せないっと変な決まりが根ずいている、もちろんその逆もダメである。

何を勘違いしてるんだ理事長?っと言わんばかりなマヤの不敵な笑みを浮かべて言う。


「えぇ、かなり難しいですよ…何せーー皆私を知り除けてますからね」


マヤが言う通りに、他の生徒はマヤがいる部分より離れた場所から迂回していた。


寒い北風が吹いたーー。


理事長は頭をかいてこういった。


「すまんのう…こうゆうことがなければ、この学園は良くなるのにのう」

マヤも負け時に嫌味ぽい口調で言い返す。

「そうかもしれませんね、私がなんとかできるにしろ…難易度が高すぎます。猿もいますしね」


「猿」と口を滑らせて言ってしまった。

あのバカにした先輩達を「猿」と見立ていたマヤ。

理事長は首を傾げて言う。

「猿?」

マヤは軽く咳払いして言い直した。

「コホン、どうにかなる方法を探してますので…」


マヤはそう言い、理事長の横を通り過ぎて行った

入学推進の紙にはもう一枚あった。

それが、「六花生から順にクラスが別れて居て、イザゴザが起きて毎回衝突それ毎回、それを阻止するには、特別生のゼロ花を作りその「壁」をなくして欲しい」っと言う要望もあった。


マヤは不思議に思っている。

なんせ、その話は教師同士で話し合えば済む話

もう丸投げもいい所、砲丸投げの人間版じゃないんだよ。


マヤは静かに空を見上げた。

青い空と薄い雲が流れてた。

軽くため息を履いて、胸をなで下ろした。


私の話じゃないじゃんこれ…。



もう仕方がなく思う以外ない

静かにそう思って、学校ないに入った。




ーーーーーー




誰も居ない教室の扉をガラリと開けた。

すると、教師らしい服装の先生がいた

いきなり人がいた!?と言うんばかりにマヤは驚いた。


「ん?おはーー」


言い切る前に、教室の扉を閉じた。

的確な判断だったので、そのまま帰ろうとした。

見ちゃいけない感覚に襲われていた

ありえないーーっと。


「まてぃーー !」っと肩を掴まれた。


動きがはやすぎるだろ?!っと思わせる速さ

猪と豹の速さも違うぐらい違う速さ。

マヤは、半笑いしながら後ろを振り向き言う。


「セクハラですよ ?」


すると、その教師は肩から手を離してこう話し出す。


「挨拶してんのに、扉閉める人いるか普通さ」

マヤは嫌そうな表情ではっきり言う。

「めんどい人を感じたから」

何気にショックを隠せない教師は言う。

「的確な理由だな!?安心しろうざくない」

マヤの眼差しはもはやゴミを見る目である。

「いや、もう既にウザッ…」

教師は軽くため息を吐いて言った。

「まぁいいから、教室に戻れ」


仕方がなく戻ったマヤは、遠く離れた位置から教師を見た。

距離感を保つ事により、私は安定するのだ。


コミュ障ではないが、陰キャラでもない中間が私のポジション…あれ、これ普通って言わない ?


それは置いといて、こんな先生と呼べるだろうかと内心不安であるマヤ

敵視しか出来ない、いや敵なんだと思えた。


「そんなんじゃ話せないだろ…」

「セクハラ教師になぜ寄らなきゃならないんですか?」

ややだが、教師は少しだがへこんだ表情してる

「ぐっ!きついなこの子…。先生泣きたくなる」

「そう、帰ってもいい ?」

教師は行かないでっと言わんばかりに呼び止める。

「帰んなよ、そのままでいいから聞いてくんない?」

「はいはい、話だけね」


教師は教卓の前に立ち、チョークを手に取り黒板に書いて振り向き話す。

何故、先生を変態と言っているのか…それは私の肩を触ったからだった。

私は不純はない、穢れがない純潔…深い意味はありません。

マヤはバリケードと机で構築した。

こうしないと自分が守れないと…男性と1体1とか変すぎて寒気しか起きない。

とりあえずこうすれば、唯一の守れる防御碧だ。


「まず自己紹介、俺は、元陸軍第二百五十九隊所属の機密機器計画の軍人ーースネーク・リパーズだ。この学園の話を聞いて来たからよろしくな」


軍人とか言ってるけど、元軍人には違いないだろう。

そもそも、軍人は私が生まれる二十年前に、国王聖騎士軍に敗れて解散されていた筈だ。

戦闘を仕掛けたのは軍人で、国王聖騎士軍は劣勢で負けそうだったらしい。

だが、「切り札」により…軍人は殲滅されて負けを認めたらしい。

それの生き残りかは、分からないけど。

てか、バリケードに突っ込む気配がない。

ちょっとは気づけよ軍人さんよ。

マヤは実につまらないなっと言わんばかりの表情でもつまんなそうな声で反応した。


「ふーん」

「素っ気ないな〜もう少し驚いてよ」


静まる教室、マヤは体育座りして天井を見上げた

まだ続くのこれ?内心的には飽きていた。


「これでも驚いてるわよ?軍人が教師なんて凄いわ」

「なんか…切ねぇよ。愛想が…」

「…確証 ?」

「すまん、すまん……え ?」

「変態1名いまーす。先生変態……。」


マヤの発言で、スネークは撃沈した。

頭からミサイル受けたようなダメージが入る。

マヤはクスクスと笑って言う。


「壁だっけ ?」


依頼された本題を切り出したマヤ。

いじるのは楽しいけど、この人じゃない。

静かにそう思えたマヤは死んだ眼差しでバリケードからチラッとみた。


「う、うん。話は理事長から聞いてる…まずこの学園の「壁」とやらを壊さなきゃならないのか……」


何故か体育座りして下を俯いている…。

スネークは落ち込んだらしい。


「うん」

「なら、実力でだな…ついてきて」


スネークはゆっくりと立ち上がり、歩き出した

教室をぬけて外へと出る、生ぬるい風吹く。

もうそろそろ正午、昼辺りだろう。

だが、マヤはそれよりもスネークの後を付いていくマヤだったがひとつ思ったことがあった。


これ……物理的に壁壊すんじゃない…… ?


こうして、元軍人の教師とゼロ花生の実戦が幕を開けた。




キャラクターがあまり書かれてないのであとがきに書いちゃおうシリーズ


キャラクター

マヤ

年齢十六歳

身長156センチ

血液型A


脳内再生VCは竹達彩奈みたいです


見た目、黒髪で長さは肩ぐらいでヘアスタイルはミディアムヘアー

瞳は黒曜石の目…外見殆ど父親譲り

着ている物

赤色ブレザーとワイシャツに黒いネクタイ

チェック柄のスカート

短めの靴下に軍人用の靴、足を滑らないようにする為

腰にベルトを巻いている、これは刀や剣の鞘を固定する物である

見えないけど左足にダガーベルトあり、短剣ある


笑わないから花がないっと言われてる

それは一話に出てくる話が原因です

怒ると笑みが深くなります、これは母親譲りです

笑いの笑みではなく笑ってない笑みです


幼少期は、基本フリル系の服装していて

よくお姫様とか令嬢と勘違いされてました


この時所有してる刀の名前は《浅打・改》

青柄と銀色の柄頭と鍔が特徴で峰は黒く刃やや青色してる。


今回も読んでいただきありがとうございました!

また読んでいた抱けると幸いです

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