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アリサリックの日常(2)

今日は、山道を歩く私

ここは、アクリルト山脈の登山道

マヤの故郷からちょっと西側にある山で、湧き水からできた天然川などがある。


空気も新鮮でマイナスイオン感じまくりなこんな場所にピクニックだったんだけど…

ピクニック的な乗りで行ったんだけど…


「ま、マヤ…それは…?」


明らかにピクニックとは無縁の物が積まれていた

思わず私は顔をひきつっていた。

ピクニックと言えば、食べ物とリュックサックと座るシートとお菓子と飲み物…

マヤが用意してるのは、テント、甲冑、竹刀数本、ナイフ、保存が効く干し肉…えっ?っと言葉が出るもので想像が想像を超えていた。


私の手持ちはまるで遠足に対してマヤは…軍人並みの長期キャンプ…。

差が激し過ぎて私は挫折した…


「アリサリック?」

「ううっ…誰か…マヤに常識を…おしえてぇ…」

「???」


しかもかなり重いものを軽々と背負い、清々しい表情…汗ひとつない、おかしい!おかしすぎるぞマヤ殿!


とゆう流れでスタートしたわけだけど…早速マヤはテントに取り掛かり、打ち石で火を起こし焚き火

そして「素材探してくるね」っとスタスタ山の奥に入っていく。

私は私の常識を疑った…おかしいのは私なのかと。


白目を向いてピクピクして倒れて数分後…私は我に返る、遠足に来たのは私だけだったのかと。


だけどいいもん、私は楽しむんだキャンプ…じゃなかった…ピクニックを!


アリサリックは、お花を積みに行く

白い色の花ばかりだ…だけど、気にしないで草冠を作ろうと必死に集めたが変だ…背後に気配が…!


咄嗟に振り向くと、草…いや花のモンスターが現れた


「お花畑にモンスター!?私的にありえないよ!!」

「けけけっ…」

「けけけっ…?あ、お花畑だけにお花畑か」

「け」

「いやぁぁぁぁぁ!!死にたくないわよ!!バカァァァァーーーー!!」


意味が的中した、口から吐かれた紫色の吐息は…毒性を感じた私は…魔法術を唱えた

なんか知らないけど、巨大爆発した…火の魔法術なのにありえないわっとそう感じた。

プスプスと丸焦げになったモンスターは…倒れた


「やった!術爆発感謝!」


ルンルンして、私はマヤが居るキャンプ場へ戻る

マヤは何かを作っていた

焼き魚とか、色んな山の幸などが沢山煮込まれた鍋があった。

私は感激した、料理だけはピカイチと!


よそってもらった煮物を私は食べた

美味かった、味付けも塩だけで全部整ってる


流石、マナが教えたサバイバル調理法…こればかりは感謝しかないの


そして、食べ終わりマヤは後片付けして…終えると焚き火の前に座り何かを話し出した


「…アリサリックさ覚えてないと思うけど。夏の日のこと覚えてる?」

「夏の日の事?確か…初めて水着来て海で海水浴したね」

「うん、なんでスク水じゃないの?」

「え?!」


私は戸惑った、私は胸がそれなりに大きい…

スク水来たら、それなりに破壊力が生まれるっと私はわかっていた。

だけど、マヤは…貧乳で目立つ部分がない

悪い意味ではなくて…それも武器…

それは、男性の思考によるけど…好きな人は好きなはずっとしか言えないわ…語彙力だけど。


「えーと…私が着ると…ね?」

「アリサリック…私が理不尽と感じてるのはその胸よ」

「マヤ…?」

「どうしたら大きくなるのか…教えて!」

「そ、そんなこと言われても…」


マヤの口からアルコールの匂いが微かにした

私は、マヤが持ってきたボトルを見ると…


「げっ…お酒じゃんこれ!?」


六花特産品のお酒、マナが置いていったものだろう


は、半分飲んじゃってるわ…


「アリサリック〜ふへへっ…」

「ぎゃぁぁぁぁーーーー抱きつくなぁ!?」

「んー嫌だぁ…離さないんだからぁ…スーピー…」

「ね、寝るのも早いわ…」


マヤをテントまで何とか運び終えると、夜空は星々の海となる。


それを見上げて私は思った

()()()()()()()()()()()()んだろうって思えたんだ。


焚き火の火も弱まり掛けた…今日は野宿する予定じゃなかったアリサリックは日没した夕日を眺めた

辺りは暗くなり…アリサリックはテントに戻り就寝


翌朝…まだ朝日が登る前、アリサリックは目覚めた


まだまだ薄暗いわね…早く寝すぎたわ


テントの外に出ると、街の灯りが僅かながら付いていたのを眺めた。


マヤは、熟睡していた…そのまま街に日の出の日かりが差し込むーーーーーー


オレンジ色に輝く街を私は目に焼き付けた

そして、小さくだけど挨拶した


「おはよう」っと高台から言ったわけで…それからマヤが起きるまで約半日かかった。


「気持ちが悪い」っとしばらくの間言い続けた、アリサリックは自分が持ってきた水を飲ませ…看病した


もう…マヤったら…間違えることなんてなかったのに

酔っぱらいのおっさんみたいだわ…

でも、私には借りがあるから…なんとも言えないわ


さらにもう一泊して、翌朝…マヤはテントから出て朝日を浴びた…


「うーん…気持ちいい!」


私は疲れきって寝ていたけど、昼頃前には目を覚ましてようやく下山した

なんだかんだで楽しかったですっとこれでいいかな?


私は日記を書いていた、毎日書いていくうちに癖になってしまったわ


窓辺をアリサリックは眺めてい思う


私は今が楽しい、地下の暮らしよりも色がある

知らないことだらけで…面白いんだ。


そう言った私は笑ってその日記を閉じた。




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