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アリサリックの日常 (1)

マヤの親友アリサリック目線です

ちょっとの間、2年生編までの間の後日談となります

ゴソゴソとものを漁るアリサリック…

それはある休日の日、そう今日こそはおやつを探すのである

引き出しを開けてみるが見つからない


決して簡単な難易な話ではなかった


私は今非常にお腹がすいている…

ドラゴンがドラゴンを食いたくなるなんてよく分かる

うんうん、お菓子がないと死んじゃうげんしょう


と、戸棚に手を伸ばしてみた

なんもない…とゆうキッチリとさらが置かれてる

アリサリックは心が折れた

自分と正反対なマヤが…尊敬数値と別な比較が急浮上


真面目すぎるのは知ってるけど…ここまでするとは


料理も、掃除も、人付き合いも…アリサリックからしたら羨ましいのもある

なぜなら…アリサリックは雑だからだ

掃除はなんか破壊、料理は謎の物質に変化

人付き合いはウザがられてる。


何一ついい所がない…。


だが、アリサリックの長所は開き直りが早かった


もう、お菓子食べなきゃダメな気がする


任務遂行は着実なのである。

冷蔵庫を開けてみると…大量の麦茶だらけだ

食材?今の時期は作らないのがマヤ式である。


さすがに諦めたアリサリックは、自室に戻り…漫画本を読み始めた

読み返しはかなりしてるが、ハマったらなかなか抜け出せない主義だ。


さて、暇になった…


ここでアリサリックは私服に着替えて街へと出かけた

街はまだ復旧段階…瓦礫を撤去して更地の場所もある

アリサリックはそれを見て…考えていた


あの日の戦闘は…私は覚えてないけど凄かったんだね


アリサリックは意識を封じ込まれていた

なので、記憶はほとんどない

そこへ…エルフであるマヤの姉マナが歩いてきた。


「アリサリックだっけ?」

「そーだよ?姉さん誰?」

「私は…マヤの姉だよ」

「お姉ちゃん…の割には似てないね…」

「まぁね、私はエルフでマヤはハーフだからね」

「へぇーハーフなんっ…?え?ハーフってエルフと血が繋がってるって事…?」

「うん、魔法とか扱えてもおかしくないんだけど…あの子魔法見る度に「弱い人がやる奴」とかいってさぁ…いやぁ、あの時は泣いたわ」

「でも、似てないよねマナと」

「マヤの両親は人間(ヒューマン)()()()()()()()のハーフよ。まぁ似てないのはしょうがない純血と血縁の差だしね」


ほぇっとした顔で話を聞いてると、雲から差し込んだ光が程よい温かさを感じた。

そして、アリサリックはあることを訪ねた。


「マヤのお母さんとお父さんどんな人?」


マナは、こう答える。


「お母さんは…大人しくてよく笑う子だったかな。怒ると怖い…マヤが怒ると妹思い出すわ…」

「な、何となくわかるわ…」

「お父さんなんだけど…異世界から来た人らしいんだけど、どこだっけ?ニホンとかいう場所。そこで習っていた技を私やマヤに教えていたわね」

「異世界から…珍しいわね」

「でしょ?私元は弓使いだけど「至近距離でも戦わなきゃダメだ」って言われたなぁ。まぁ…あの事故がなければよかったんだけどなぁ…」


マナの顔が少しだけ暗い表情になった

アリサリックは「だ、大丈夫?」っと励ました

マナは、笑いながら「大丈夫よ」っと返した。


それから数時間はマナと行動を共にしたアリサリック

気づけば夕暮れ、アリサリックはマナと別れて帰宅

そして、疲れたのか…寝てしまった。


その次の日…マヤが台所で何かをしていた

アリサリックはチラッと眺めていた

カゴいっぱいのお菓子の山だった

アリサリックは思わず「お菓子!」っと言い叫んでしまった。

マヤは、笑みを浮かべながらこういった


「昨晩は大変疲れていたみたいね??課題やったのかしら??」

「え…や、やってません…」

「そっか、ならこのお菓子をね…配ろうかと思うんだ」

「だ、誰に?」

「学校のみんなに」

「え?わ、私には…?」

「あるわけないでしょ??」

「ひぃっ!?」


アリサリックはこの後、むちゃくちゃマヤに課題をやらせられたと言う

マヤあの笑みは…深い意味があるようだ


嫌だよーーーー勉強!!


「なーんか言った??(深い笑みでシャープペンを光らせる)」

「な、なんにも言ってないよ!?」

「そう…ならやろうね??」

「は、はい!」


自業自得のアリサリックだった。

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