エピローグ
マヤの活躍により街は救われた…梅雨の空は晴天となり強い陽射しを何も無い街に照らしていた。
街は荒れ果てた姿となり、周りにある街は見えるほど
六花学園は、半壊して持ちこたえていたと言う。
それ以外の見過ごせない話は禁断の書である、魔王の力を文章化した本であり、絶大な魔法が放てる恐ろしい存在。
封じられていた魔王は、約四百年ぶりの目覚めとなる
そうなると、世界的何をもたらすのか誰もが知らない、風化した歴史の中でただただ空回りして消えているからだ。
まだ誰もが知らない話となる――
ただそれが目覚めるまで、には時間がいるようで…まだ本格的な目覚めはまだ先になる模様で。
禁断の書は魔王の目覚めを、意味する様に消えてなくなった。
荒れ果てた街並みを作り上げた存在だから、消えて当然だった
アリサリックは、長い夢を見ていた
それは…マヤが助ける為に行動をしていた事
それを信じ待ち続けたのだろう
マヤは、体力が回復して歩ける様になってようやく対面して…2人は泣いたと言う。
マヤはこの二ヶ月で強くなった
何かを守る、救う…それだけがマヤの力となり
大切な友を、親友を、助けたくて挑んだこの幾度ない戦闘は功績となるだろう。
アルティマと言う名前の子は、マナの愛娘…
マナは娘をみ殺しにしたことを反省していた。
村の規定なんて守って、自分の娘を殺した
許せなかっただろう、自分の弱さと
守りたかった物を失った事を
アルティマの魂が吸い込んだ禁断の書、その憎しみの感情だけが動かされ暴動化。
破壊を目覚めさせる…それが眠っている魔王の考え
アリサリックは魔族の血を引く子
乗り移られると…自分の意識はどこかへと消える
ただ、根強い記憶が暴動化を抑制する
シルバーは、命は取りとめたものの…魔法としては活躍の場がないだろう
何故なら魔法を極限に使い、頭の一部に支障が出来てしまい。話せるが魔法に使う術式が、抜け落ちた為に得意としていた反射魔法が使えなくなった。
また…彼は六花学園からその姿を消した
行方をくらませており、彼の存在は薄れていき…
その名を口にする人は居なくなった
あの少女は相変わらず動き回ってる
もちろん六花学園ではマヤと何度か話をしていた
その度に、報道部に追いかけ回されていた…
彼女の正体は未だ不明
人形を操ったロリ少女は…アレっきり姿を現してない
何のために、あの時現れたのか真意を知らない
だが、感謝しかないアリサリックの居場所をつきとめていたのだから、でも行方知らずだけどね…二人共。
そして、マヤがトドメを刺さなかったモブ顔の黒い鎧を着たおっさんは…聖機艦隊第七支部団長っと名前を微妙に変えて活躍してる。
飛空挺で今度は世界を見渡すんだって
ーーーーーー
月日が流れ…あの日は忘れはしない
梅雨空の雨天、見渡す限りは全て瓦礫
それから約…半月が経過していた
季節は、春先前の時期…桜はまだ蕾だが…マヤは進級して2学年となる。
髪の毛を肩ぐらいまで伸ばして、ヘアピンを2本ほど左側につけて…ブレザーを着ていた。
特別クラスは廃止され…マヤの右腕の刺繍は六花を意味する六輪の花が刺繍されていた。
そしてーーーーー。
「マヤーー!!」
私の親友のアリサリックがつい最近目を覚ました
もちろん進級されて六花とされている。
アリサリックはセーラ服でいかにもロリが好きな男性には人気が出そうだが…髪の毛の毛先はピンク色に変わっていた。
理由は知らない、だけど悪い話ではなさそう
「アリサリック、動いてもいいの?」
「うん!マヤに会いたくてね」
「…また誤解されそう」
「ほぇ?」
「まぁいいか…春休み終わるまで課題終わらせよう」
「えーーーーー!!?」
そんな他愛もない会話を、いつの日か失っていた
それがまた再び戻る日をどれだけ待ち望んだ事やら
巡る日々を、私は…誇りに思います
マヤとアリサリックの冒険はーーーーまだ続く。




