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死してからの転生

初めまして、この作品を読んでくださりありがとうございます。

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ある夏の日、早朝ーー

夏の日差しが、照りつける最中

少女はランニングしていた

約5キロを走るのを日課にしていた。

走っていたせいか特に暑かった…



「ふぅ…」



少女は一息ついた見晴らしがいい坂道は、街を一望できる近くにある自動販売機まで行き、コインを投入して緑茶を購入して取り出し口からお茶を取り出して、キャップを開けて飲む。



冷たいのが喉に通り過ぎていくのを感じた

何故、ランニングをしてるのかと言うと…お祖父ちゃんが健康の為に走りなさいっと毎日言われてるからだった。



カンカンーーっとリズムカルに鳴り響く。



どうやら電車が通過する様だ…目の前にある遮断機が落ちると、目の前に白色の車が線路の前で立ち止まっていた…先程、遮断機落ちる前に渡って来ていたのだろう。

運転ドライバーはどうやら老爺を思わせるぐらいの人で…電車が近づいてくるにもかかわらず動かない。



そして、ようやく気付いたかの顔して老爺は驚きアクセルを全開にして踏んだんだ。



白色の車の後輪をキュルルルーーッ !と鳴らした



白煙を上げてようやく、前進してきたが…遮断機を壊してそのままこちらへと突っ込んでくるーー。



ドカンッーー! っと音が鳴り響いた。


跳ねれたのかすらよく分からないまま…少女は約五十メートルほど跳ね飛ばされ道路に落ちる。

意識は…もう無くなっていた。





ーーーーーー





次に目覚めた時には…知らない人が目の前にいた。

白い髪の毛で、目の色は薄いピンク色

女神を感じさせるような服を来ていた


「ようこそ、私の空間へ」


謎の発言、少しばかり首を傾げた


「…自分が死んだのを分からない?」


少女は軽く頷いた、すると…女神はある映像を

何も無い場所から映し出した



少女の死ぬ迄の経緯、生まれてから高校生になる迄の映像が流れて…そして、死んだ理由となる映像。


白色の車が少女に目掛けて勢いよく飛ばされたシーンである、頭を強く強打して…脳挫傷と判断されて意識が戻らないまま死んだ、つまり即死である




少女は改めて認識した、自分の死をーー。

そして、女神はこういった




須津浦愛彩(すずうらまや)さん、異世界に興味はありませんか ?」


愛彩は、少しだけ興味があった

異世界転生系は小説などで大人気である

ただ、あくまでもそれは…フィクションである

だが、このなんもない空間で2人っきりと言う展開からしたらそれはなくは無い話。


そして、愛彩はこう結論して言う。



「あります、ただ…どんな世界ですか ?」



女神は、また何も無い場所に映像を映し出す

1つの大陸、そして周りは…色んな島や大陸などが海を挟んでる映像。



だが、一箇所だけ…黒い切りみたいのが包まれている



「なんですか…この場所 ?」

「…崩壊した街です。魔王復活して無茶苦茶になった場所、立花学園周辺かな」


「学園…ですか ?」

女神は淡々と説明する


「えぇ、異世界には魔法が存在します。エルフやノーム、ウンディーネ、サラマンダー、その地の種族が住んでます…殆ど人間と見た目は変わりませんが。一部種族は違いはあります…学園がある理由は魔法を強くしたりする為ですね」



ファンタジーぽい話だけどなんか興味湧いてくる愛彩

だが、女神の表情はあまりよろしくない




「愛彩、ここに転生するのはやめなさい」

「え?なんでですか…?」

「…嫌な予感がするんです」




女神の深刻そうな声のトーンは低く重かった

愛彩は、学園周辺にを見渡すと…ある山はその霧から外れていた


そして、愛彩は「ここは ?」っと映し出されている風景に指を向けた。

女神は、目をつぶりこういった




「そこに転生ですか、恵まれてますね…」




女神は目を開けて、ゆっくりと愛彩の前に行き…頭の上に木で出来た杖を当てる。




「愛彩、貴方は…普通の子として生まれます。ですが安心してください…()()()()()()()()()()()()()()()



そう言った女神は、杖から神々しい光を放つ

愛彩は視界が真白くなって行ったーー。






ーーーーーー






次目を覚ました時は…耳が長くて深緑色の髪の毛と緑色の瞳の女性と黒色の髪の毛で黒曜石のような瞳をした男性である。

どうやら、この人達が私の両親となる

命名はアスリクト・マヤ

最後の名前は転生前と変わらない




生まれて三年が過ぎたある日、私は父親に連れられて山奥に行く

そこで、父親は…小さな木刀を手渡されてこう言う




「自分の身を守る為に、マヤまずは…剣技だ」




父親の口癖である、自分の身を守るなら剣技

理屈がいまいち分からない

向こう側で生きていた時は剣道はあったけど、触れていたのは小、中学生まで

久々に、木刀を降ったが重かった




それから半年後、今度は母親からだった。

魔法のやり方だった

エルフの血を引いているので、風魔法が強いらしくマヤはまず基礎となる魔法を覚え始めた。




そんな両親もあり…六歳となったマヤ

腰に木刀、右手からは小さな風魔法を放てる様になっていた。




「マヤちゃんーー」




とてとてと走りながら手を振り近づいてくる少女

金髪で青い瞳、髪の毛を一つに纏めて白いリボンが特徴的な子。


この子の名前はラナ、同じ村に住む言わば同級生。

マヤが一番最初に出来た友達である。




今日は山にある花畑へと、両親と一緒に行った。

だが、それが原因で…あることが起きる。




私とラナは楽しく花畑で草冠を作っていた




「ラナこれあげる !」

「わぁ…ありがとう! 私もこれあげる !」




お互いの頭に草冠を乗せて、楽しく笑う姿を両親は見ていた

父親は、刀を手入れして、母親はそれを叱る

言い争いにもならず、2人は…イチャついていた

私達はそれを眺めていた、渡しずらかった草冠をラナがそれを手に掴み自分の頭に更に乗せて言う




「私は王様、えっへん似合うでしょ ?」

マヤは、クスクスと笑いラナから草冠を取り返して走り出す。



「あー! マヤちゃん持って行かないでよーー !まてまてーー !!」

「嫌だよーー! ラナ取り返してみてーー !」




花畑を駆け巡る二人は、楽しい笑い声が響いていた

そして、はしゃぎ疲れて、気づけば黄昏時ーー。

眠くなり、マヤは父親の背中に背負われて、ラナはマヤの母親に背負われて山道を下る。




だが、下山を始めて役三十分後…マヤ達は起こされる




目の前には巨大な棍棒を片手に腰巻した姿をした…トロルである。

父親は、マヤを降ろして脇差しから刀を抜きとる




「お父さん…」




そう心配そうな声を出したマヤ、だが、父親はゆっくりと背中越しで笑みを浮かべていた。




「こい! 俺が相手してやるっ !」

「ぐへへっ…幼女置いてかないのかぁ? なら…死ね」




父親は、黒い髪の色が変化して白色の髪の毛になる。

そして、トロルに連撃を放つ。

だが、トロルからの棍棒の振り払いを父親はまともに受けて吹き飛ばされた。




「貴方 !?」

「ぐへへっ…おめぇも邪魔だ… !」




棍棒で母親に振り落とされた…

砂煙が舞うが、母親は…風で吹き払う

ラナをマヤの側まで運んでいきこう言った。




「マヤ…ラナと逃げて !」

「え…?」

「ここは…お父さんとお母さんに任せて…」




当時トロルは、幼女ハンターばかりを繰り返していた為…討伐対象としてギルドから依頼されていた。

父親と母親は…二人同時で連携した攻撃を放つ

押しているが…トロルは倒れない。

マヤはラナを連れて逃げた




「マヤ…」

「ラナ、逃げなきゃダメだよ !」




ラナは足を止めた、なにやら怖がって震えていた

マヤはゆっくりと見上げると…トロルの姿。

走って居て気づかなかったマヤ

それもそうだ…この山道はトロルの縄張りだからだ。




ヨダレを垂らして、変態を思わせる歪んだ笑みーー。




「私…死にたく…ないよ…」




その震えた声は、マヤに響いた

マヤは腰にある木刀を手にして抜き放つ。




「ぐへへっ…お嬢ちゃん…俺とイイコトしない… ?」




マヤは木刀に魔法を込めた、木刀から風が巻き起こる



こんな変態に負ける訳には行かない…

私はラナを守るーー !




マヤはゆっくりと木刀を背後に置き走る

振り落とされる棍棒を回避してーートロルに突く。

刀身から風が巻き起こり、トロルは吹き飛ばされる




ダメだ…こんな魔法じゃ…倒せない… !




マヤは今度は、木刀を振り抜きまくる

風で出来た衝撃波を複数飛ばしたーー



だがーートロルには効いてなかった



ゆっくりと歩くトロル…



「今のは気持ちよかった…ハァハァ…もっと欲しい…」



苦痛ではなく快感を与えていたようだ

マヤは流石に気持ち悪く感じて身をふるわせた。



どうする私…?



辺りを見渡しても、既に日没…月明かりしかない



考えるんだ…考えるんだ…



向こう側で、生きていた頃を思い返す

すると、ふとアニメのシーンが頭に過ぎる

それは、敵の攻撃を回避して、その腕から登り走るっと言うものだ。

一か八かのかけであるが、マヤはそれしかないと思った




出来るかどうかはやってから決める




トロルはゆっさゆっさと太鼓腹を揺らしてマヤの目の前に現れて…再び棍棒を振り落とす。




「ぐへへっ…おしまいーー !?」




マヤはトロルの腕を走り上がる

トロルは、左手からなぎ払い落とそうとするがーー



「《ウィンド》 !!」



左手でトロルの腕に触れて、高く飛び上がり回避する




「な、なん… だ…とっ !?」



普通この年齢からしたらありえない動きだ

再び着地して走り出す、肩ぐらいまで辿り着き、マヤは勢いよくーー木刀を投げ飛ばす。



「木刀如きで…倒せるはずがーー !?」



マヤは両手を前に添えてで魔法を唱えるーー




「《ウィンド・プラスト》 !!」




飛び回る木刀にマヤが放った、風魔法が的中して威力が倍増しになりーートロルの左目に突き刺さる



「ウォォォォーー !!」



トロルは絶叫して叫ぶーー

マヤはトロルの肩から飛び降りて、ラナの手を握り再び走り出す




「マヤ…今の中級魔法だよね ?」

「うん、勉強してたんだ」




街に向かって辿り着く手前、街明かりが見えていた



もうすぐそこまでーー



頭になにか強い衝撃を覚えた…体が嘘のように吹き飛ばされ街まであと数メートル前まで転がる



ラナは、急いで走りマヤの所まで近寄り呼ぶ



「マヤ! 目を開けてよーー !」



頭から出血していたらしい、呼び声にも反応がない

近くを見渡すと…トロルの棍棒だ

あのトロル、痛さの余り投げ飛ばしたのだろう




また近づいてくる足音…ラナは決心する

ラナの種族はサラマンダー、火が得意としてる種族

ラナは全身から火を吹き放ち、ゆっくりと構える




「マヤは、私が守るーー !」



次の日、村人は行方不明の四名を探していた。

まず先に見つかったのはマヤである

あと少し送れたら死んでいたらしい




そして、マヤの両親…遺体で見付かった

トロル二体の上で座って死していた父親

母親はその真下でトロルを背にして死んでいた。

ラナは…生きていたが腹部の傷が深く村での治療は難しいと判断されて六花学園内にある街へ搬送された。





それから半年後の冬ーー。




私は目を覚ました、あの日の出来事は何も覚えていなかった

もちろん、過去の記憶すら思い出せないまま…

だけど、分かるのは両親の笑顔だった




お墓の前で、何度泣いたか覚えていない

寂しくて、苦痛の毎日が続いて…私には笑みが失っていた




ーーーーーー





それから月日が流れ、四年後、私が十歳の頃、住む村は郷なった。

この頃の郷はまだ活気があった

それから二年後の十二歳の頃、郷に住む住人は六花学園周辺に住み移り…ここは秘境なった

そして、あるエルフがここに訪れた

胸だけ異様にでかいし、強調された服である

見た年齢は二十代後半から三十代位だ




「君が…マヤ ?」

「はい、そうですが…どちら様ですか… ?」

「私は…君のお母さんの妹。 叔母さんだけど…お姉さんて呼ばれたい志望。名前はマナよ」

「は、はぁ…?マナさんですか。私はマヤです」

「敬語は無しで大丈夫だよ ?」

「い、いや…染み付いてるものですから…」

「んー、そっか」




この日から、一緒に暮らすようになった

マナはかなり自由人に見えるけど実際はかなり凄腕。

魔法を教えられたが、魔法が使えない

不思議そうにマナは私を見ていた

仕方が無いので、剣技を鍛えられた…

同時に、この郷から少し離れた中学校に通うようになる。

不思議と、勉強は問題なかった…何故か答えが浮かんでくるからだった。




それから四年後、私が十六歳になった春

あの六花学園からの特別入学通知書が届く。

マナは、行っ出来たらどう?っと背中を押された。




私はこうしてーー六花学園に入学を希望した。

六花学園周辺のアパートも借りて、荷物を手に持ち…

いざ出発した。



勿論荷物全部ではなく、手に持てる程度



山脈を半日かけて下山して、ようやく六花学園周辺に辿り着く


街並みは色んな施設が沢山あり街に入ると桜の木が左右一列に立ち並ぶかのように咲いていた。



こんな綺麗な桜を見たの初めてだったーー



空を見上げて、軽く溜息を吐いた

これは私なりの満足の証である。



明日から新しい生活が始まるんだーー。


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