美少女を食べたい 1
美少女を食べたい。(物理)
私は高校3年生。
夢がある。
美少女を食べたい。
でも、街で見かけた美少女を全部食べたら一回しか味わえないそれではもったいないし殺人だ。
身体を切り取ることはおろか、切り売りしてもらうことすら常識的に不可能だ。
そうだ、バイオテクノロジーがあるじゃないか。
それなら合法的に、美少女を食べられる。
美少女の細胞を愛でて育てて、人造肉を作って食べたい。
いつからかそんなことを思うようになっていた。
美少女の細胞を愛でたい。
愛情込めて育てた人造肉を食べたい。
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細胞を扱うにはどこへ行けばいい。
そうだ、研究所がいい。
そこで働けば細胞を扱える。
美少女から採取した細胞を増やして食べる設備も整っているだろう。
あぁ、大学で博士になってからじゃないと研究所では働けないのか。
なら、まずは、大学へ行って、細胞を扱う研究室の学生になろう。
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勉強した。細胞を扱うのに必須な、生物、化学を重点的に。
そして、私は志望校の細胞工学科に合格した。
しかし、入ってすぐに細胞があつかえるわけではない。
4年間の大学生活の中、3年間は専門科目の講義・実験が有り、その3年間の試練に耐える必要がある。
研究室配属は4年生になってからで、そこで細胞を扱う研究室に配属されるには好成績を収める必要があった。まぁ、好成績をあげるのは造作も無いことだった。
仕方ない、3年間耐えてやるか。
その間に美少女を探そう。
生物実験という内容の授業もあったが、私からすれば名ばかりで、細胞を扱う授業は一切なかった。せいぜいが実験用マウスの解剖ぐらいか。私は美少女が扱いたいんだ。下等生物に用はない。
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2話以降培養方法などを紹介しつつ進みます