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あり。

作者: さ く

わたしはあり。


みんなの目に見える中ではいちばん小さい生き物かも知れない。


よくわたしの仲間たちを踏みつぶして遊んでる子を見かけるけど

そのたびにわたしは胸のあたりが


「ぎゅうぅぅ」


って苦しくなるんだ。


もしかしたらそれがわたしのお父さんやお母さんかもしれないとかって思うと、すっごく悲しくなる。


だけど君らはわたしたちには心なんて無いと思ってる人が多いんじゃないかな?


そんなこと無いんだよ。

ちゃんとわたしたちにも心はある。


だから仲間が死ぬと辛いし、お仕事は大変だなって思う。


この前もね、わたしが生きてる意味は何なんだろうって考えたんだ。

良く分からないけど「しょくもつれんさ」?の為に生きてるって教えてもらったことがある。


でも結局は死んじゃうんだよね?

それならわたし1人いなくてもきっと何も変わらない。


だけど女王あり様は違うよ。わたしのお母さんなんだ。

いなくなったらとっても悲しいもん。


それを考えたときに女王あり様に言ったんだ。

そしたら女王あり様こう言ったんだよ。


「あなたがそう思うなら、それはあなたが居なくなっても同じだわ。私がいなくなって悲しいように私も自分の子供が消えてしまったら悲しいのよ。」


わたし泣いた。

そんな考え方知らなかった。わたしは何も知らなかったんだ。


前までは仲間とご飯を取りに行くことや巣を作ること、「やらなきゃいけないからやる」。そう思ってた。


だけど今は「自分からやりたい」。そう思うの。実際には出来なくなってしまったけれど…でもこうしてここからみんなを見守ってる。


カタチは違っても私も皆の為に出来ることがある。


だからお母さんは空から見ていてね。



今度は私がお母さんとして頑張るから。






fin.

如何でしょうか。


自分でも書いていてよく分かりませんでした。


実際にはこんな事無いと思うので空想全開ですがこんなんだったらほっこりしますね。


読んでいただきありがとうございました。

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