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妄想

作者: 菜々

厳しい意見、お待ちしています!

僕は生きているのだろうか


ただただ流されるまま

朝起きて

ご飯を食べて

着替えをして

会社に行って

造り笑いで媚びをうって

呼吸(いき)するように嘘を吐いて

そんな自分から目を逸らして

気づけば全ては闇に沈んで


そんな僕はちゃんと生きているのだろうか


彼女が居たから僕は生きていた


彼女は笑った


晴れた日の澄んだ青空に浮かぶ雲の可愛らしさに

雨の日に供に傘をさして歩ける喜びに

混んだ電車の中で生まれる小さな優しさに

不器用に盛られた僕の料理の美味しさに


彼女が笑うから

僕も笑っていた


なのに、どうして


僕があのとき彼女を離さなければ

今、僕の隣で笑っていた?


彼女がいない世界は

なにもかもが無意味でつまらない

こんな世界で生きていくのは

僕には耐えられない


だから今日も僕はひとり


ただ、亡き(ひと)を想った



ありがとうございました


題名の意味わかりますか?


亡き女を想う……この文がヒントです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 分かりました(*^。^*) 初めまして、読ませていただきました。 二回目、声に出して読んでから、おお! と思いました。 題名の意味が分かってから、思わずうれしくて笑ってしまいました。 内容は…
[良い点] 掛け言葉がすごい。こんなに面白い掛け言葉は久々です。 [一言] こんなアイデア、どこから出て来るんですか⁉ もう凄すぎてびっくりですよ。 いいなぁ、掛け言葉は一回くらい使ってみたいものです…
[良い点] 切なく、主人公の考えに共感できる。 [一言] 亡き女(ヒト)を想う。のところですが、亡き女を想う。だから、妄想なのでしょうか? もう戻らない彼女=今は『亡い』女。 だから、『妄想』。 こ…
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