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対テロ戦争

今回は対テロ戦争への決意表面的な内容です。

次回はしっかりとした内容になりますので、ご了承下さい。

午後10時

日本首都東京霞ヶ関首相官邸地下3階危機管理センター


「………」


佐藤早記総理は、怒りを抑えるのに必死であった。その雰囲気は閣僚達にも伝わっており、危機管理センターは緊張感に包まれていた。


「国防大臣、我が軍の状況は?」

「は、はい!!」


突然聞かれた倉持亜由美国防大臣は、声を裏返しながら答えた。しかも役職で呼ばれた事により、緊張感は更に大きかった。


「全軍準戦時体制に入っております。総理の命令で直ぐ様動ける事は動けます。」

「しかし総理、敵はだれですか?」


高梨NCIA長官は率直な疑問を尋ねた。それに佐藤総理は首を傾げた。


「紅の太陽が犯人よ。中華人民共和国と中華民国に紅の太陽の引き渡しを要求するわ。」


佐藤総理の言葉に、閣僚達は騒然とした。いきなりの犯人引き渡し要求である。しかも両国が紅の太陽を支援している証拠は無い。騒然とするのは、当然であった。


「是非も無い。両国が支援しているのは明白。非常事態宣言を発令し、対テロ戦争を宣言します。」


佐藤総理の口調に閣僚達は圧倒された。確かに事態は切迫している。ここでのんびりしていると、第2第3のテロが発生する恐れがあった。


「国連が実質的に形骸化している現状、JSTOでの決議を経て武力攻撃とします。緊急理事会に直ぐ様、テロ非難決議案と武力攻撃了承案の採択を要請するわ。」

「分かりました。早速連絡致します。」


本多外務大臣はそう言うと、大きく頷いた。





その後開かれた日本海条約機構理事会で『JSTO決議案第38』が全会一致で採択された。この決議案は今回起きた一連の対JSTOテロ攻撃を非難し、対テロ戦争を容認する加盟国各国の個別的集団的自衛権を認める内容であった。





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