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『時代の変化を感じる為に…』抄 2nd

作者: 韋駄天

新年、明けましておめでとうございます。



年の始めに、青春時代の思い出ばなしをひとつ(^^)


自己紹介欄にも記しましたが、僕は、三重県立四日市高校出身で、関西学院大学法学部を卒業しました。指定校推薦だったのですが、実は、2大学に希望を提出しまして、先生方は他方の大学をおすすめされていました。その大学が、中央大学法学部だったのです。中央大学法学部には、2つ枠が指定校推薦としてあり、もう1つの枠に友人が内定していたこと、そして、何より東京で、かつ、偏差値やネームバリューでも、中央大の方が上だから、というのが、先生方が中大をおすすめになった理由というのは、書くのも野暮なくらい、ごく、当たり前のことかも知れませんね(笑)


でも、パンフレットがおしゃれだったから、というなんとも安直な理由で関学を選んだ僕は、大学四年間で、『時代の変化を感じる為に』大変大切な考え方を学ばせて頂きました。


それは、『ヨコガタの発想』ってヤツでして。今や、当たり前に語られる様になった『横発想』や『ネットワーク型人間関係』ですが、20年も前に学んだ当時最先端の考え方には、びっくりしたものでした。


初めてこの発想を学んだのは、専攻の法学部の政治学入門という、授業だったと記憶しています。


何でも国会議員>県会議員>市会議員という考え方はもう、通用しない。民主主義や普通選挙以上に良い制度が人類史上見つかりそうにないから、国会議員=県会議員=市会議員といった給与体系や社会的ステータスが必要、というのが、その主旨でした。


そののち、社会学部や経済学部、文学部、商学部といろいろな学部の授業に潜り込んでは(なかなか、勉強家でしょ(笑))、このヨコガタの発想、水平思考を教授陣はみな、熱く語る訳です。そして、先生方は決まって「この発想は、男性より女性の方が得意です」と、おっしゃるのです。何でも「男はサルレベルで、女性はニンゲンレベル」だからだそうです。


有名なニホンザルを使った実験をご存知でしょうか?ニホンザルの群れは、ボス猿を頂点とした、超タテ社会です。

とある生物学者がこんな実験をしました。一番、ぺーぺーのオスザルだけに、ボタンを押すとバナナが一本出てくる装置の使い方を教えて、その装置とそのオスザルを群れのなかに返した。ところがあまり、大好物のバナナが簡単にゲットできるそのシステムは、群れのなかに普及しなかった。次に、ボス猿に同じことを教えたら、瞬く間にそのシステムは群れのなかに浸透し、ボス猿は、さらにボスとしての地位を確固たるものにしたそうです。僕も、オスの(笑)一人として、でも、ニンゲンとして、大変、耳のいたい実験エピソードです。


ともすれば、男は「何が正しいか」「何が正しい行いなのか」よりも、それを「誰が言っているのか」「誰がやっているのか」にとらわれがちです。僕は、新入社員の正しい意見より、社長の意見についていきます←サイテ~(笑)


それでは、より良い社会の実現、より人間的な生き方は出来ませんよね!!



でも、男として生まれ、男社会で生き残っていくには、ニンゲンとしてではなく、サルレベルに甘んじるほか、ないのも現実…


いやはや、女性の皆さんに頑張ってほしいです。そんな女性が活躍する2013年になるといいなぁ(^-^)v


もうすぐ、実母の誕生日。ぼくにとっては、偉大なる女性の最高峰でして。母に、すべての女性たちに、畏敬の念をいだきつつ、初日の光りを浴びてます…

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