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鵺の声  作者: たま
11/21

トラブル

トラブルらしいトラブルは無かったそうだ。

リーダーが避けてた化粧オバケの清子さんへの苦情がやはり多く、

リーダーではなく施設長から清子さんに気をつけるように注意があったそうだ。

清子さんも素直に謝っていたそうだ。

が、その夜自宅で居間で亡くなっていたそうだ。

施設長は奥様と2人暮らしだが、今奥さんは実家の親の介護で別居している。

なので、連絡がつかなくて帰宅した奥さんが発見するまで分からなかったそうだ。


「なんで〜?どうして?清子さんもブスッとはしてたけど謝ってたよ。」母はかなり動揺してる。

「お母さん、私バイトしてないしお母さんの学童で働くよ。」友美が覚悟したように話す。

「ダメよ!こんなに立て続けに人が亡くなるなんて!

危険だからダメ!」と母が止める。

「だからだよ!お母さんに何かあったら、私が嫌なの。

絶対理由があるはず!

私が調べるよ。」友美が覚悟を決めているようだ。

「頼政くん、友美を説得して。この子、小さい時から言い出すと聞かなくて。」母のミキが助けを求める。

「う〜ん、俺もそいつが頑固なのは良く知ってます。

う〜ん、どうしょう。」頼政も困っている。


「これ以上死者が出ないと良いね〜」グッタリしてるアキラを部屋に寝かせてから居間の書庫に見波が戻ると有間が声を掛ける。横ではその学童で働き出した恭子が心配していた。

「淀川さんの旦那様が助かって良かったです。でも、本当に私は行かなくて良かったですか?」ヒミコに恭子が聞く。

「ええ、藤原友美さんのお母さんが顔見知りだし犯人が分かるまで伏せて置きましょう。

それより学童で、変な動き無かったですか?」ヒミコが恭子に聞く。

恭子はリハビリも兼ねて人手不足の学童で働き出したのだ。

預かってる子達は、ほとんどサナトリウムの医者や看護婦、職員のお子さんだ。

「すみません。つい子供の方に意識がいってスタッフさんはあまり見てないんですが…」恭子が申し訳なさそうに言う。

「あっ、でも2.3日前だったか清子さんが、また私が気に入らないのか横で怒鳴りだしたんです。

その時に施設長が清子さんを呼んで親御さんからも苦情来てるから、頭ごなしに人を怒鳴る態度を改めて貰えないかと注意されてました。」恭子さんは清子さんをガン無視するので目の敵にされてるらしい。

その時、恭子さんの携帯がラインの通知音を告げる。

「あっ、今朝、施設長が淀川さんと同じ心不全で亡くなってるのを奥様が発見されたそうです。」恭子が皆に画面を見せる。

リーダーと表記された人からの通知だった。


「ああ〜ッ」見波も有間もガックリする。

「その清子さん?私、ちょっと調べてみるわ!

ほじくったら何か出てきそうね…クックック」ヒミコが恭子さんから借りた学童スタッフ名簿から清子さんの名前と住所をスクショして、どこかに転送した。

「おいおい、そんな事して良いの?」見波が注意する。

「人が2人も心不全で突然亡くなってるんだよ。

多分これから警察も1人1人の裏取るよ。

警察出し抜くには早く動かないとね!」ヒミコがウインクする。

「有間さ〜ん、注意して下さいよ。」見波が有間に言う。

「いや、恭子さんが心配だからヒミコに早く解明して貰いたい。

出来れば学童休んで貰いたいんですが…ダメですか?」有間は心配そうに恭子を見る。




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