九蹴 心地よいダメージ〜口づけダイヤモンドはカラオケで歌うべきではない〜
ビッグバングランドクロスブラックホール
この宇宙を司る三大要素
ビッグバン×グランドクロス×ブラックホールでまあようやく
アルドワという領域に到達する
まだ平京崩も
まだサカ神シノブも
まだ春麗ウラララ‼︎ も
未踏の領域だ
恐らく最初に踏み入るのは…
「ビッグバン‼︎」
「ブラックホール‼︎」
平京崩の渾身のビッグバンを
春麗ウラララ‼︎ は華麗にセーブする。
やはり少し手元から溢しはするものの…
「つええなあ、ウラララ‼︎ 。俺の渾身のビッグバンをお前もう…」
「はっは! もう平さんにも負けませんよ!」
何かこの二人の絡みは大分新鮮てか久し振りすぎる気がする。この作品はやたら登場人物が多い上にほぼ全員主人公みたいな書き方をする。加えて特定のキャラクターとしか絡まないこともままあるからだ。
「え? じゃあ私もグランドクロス出すから止めてみなよウラララ‼︎ ちゃん‼︎」
「え? は、はい‼︎ 頑張ります‼︎」
しかしさすがにシノブのグランドクロスはまだ今のウラララ‼︎ 程度では…
「はい私の勝ち〜! これ何天下? 三分天下?」
「うう、しのぶさん…」
シノブは容赦なく守護神のメンタルをブレイクしていく。さすがだ。
「おい、シノブ。お前ってやっぱ何ていうか…」
「だってウラララ‼︎ ちゃんがぼくのだいすきなのびたくんを! よわむしみたいにいうから!」
平はシノブの唇を奪い黙らせる。ウラララ‼︎ は割と初心なため別ベクトルのダメージが入った。心地よいダメージが。