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「S2」
工場の音が鳴る。
こんな時間は星々と会話をしている。
「なんだ?」
すごい、世界が広がっていた。
目の前にその星々は輝いている。
「お前に言って話したいことがある」
「ん?」
「ロングな話だぞ」
「ん?ロングなのはあそこだけ」
「今のナウ」
ほーと星々から聞こえる。
はやぶさが鳴く。
会話は終わった。
「コオロギが鳴いているね、コロちゃん」
「そうだな、この音と、ミミンガ帝国を眺めるのか」
「顔も体も劣っているぞ」
「やめろ」
ふんと音を飛ばす。
「そろそろか」
「なんだ」
「ミミンガ合唱が始まる」
「政治の話が、ミミンガァアア」
「っへええええええええ!!!!」
テレビが笑いを飛ばす。
それが世界。