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07

「S2」

 工場の音が鳴る。

 こんな時間は星々と会話をしている。

「なんだ?」

 すごい、世界が広がっていた。

 目の前にその星々は輝いている。

「お前に言って話したいことがある」

「ん?」

「ロングな話だぞ」

「ん?ロングなのはあそこだけ」

「今のナウ」

 ほーと星々から聞こえる。

 はやぶさが鳴く。

 会話は終わった。


「コオロギが鳴いているね、コロちゃん」

「そうだな、この音と、ミミンガ帝国を眺めるのか」

「顔も体も劣っているぞ」

「やめろ」

 ふんと音を飛ばす。

「そろそろか」

「なんだ」

「ミミンガ合唱が始まる」

「政治の話が、ミミンガァアア」

「っへええええええええ!!!!」

 テレビが笑いを飛ばす。

 それが世界。

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