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河辺の火花は永遠に咲く

作者:秋初夏生
「偶然の再会、蘇る記憶。そして、伝えられなかった想い――。」

途切れたまま終わった関係。会えなかった時間。
それでも、忘れられなかった人がいる。

ある日、行きつけの喫茶店で彼女と偶然の再会を果たした「僕」。
久しぶりの会話の中で、彼女がふと口にした「夏祭りの帰り道」の記憶が、僕の中で曖昧に霞んでいることに気づく。
なぜ、思い出せないのか。
なぜ、彼女は寂しげな表情を浮かべたのか。

忘れていた記憶の続きを探しに、僕は夜の河辺へ向かう。
そして、そこにいたのは――再び現れた彼女だった。

線香花火の儚い光の中で、彼女がそっと語り始める。
会えなかった間の気持ち。
本当はずっと言えなかった想い。
そして、あの夜の約束の意味。

「もう一度、一緒にいたい」

二人で灯す最後の線香花火。
今度は、どちらの火も最後まで落ちることなく、静かに燃え尽きる。

これは、一度はすれ違った二人が、時間を超えて紡ぎ直す物語。
夜風に揺れる記憶とともに、二人は再び歩き出す――。
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