友人機ウニー
「どうしてあの人たちを追いだすの? 父さん」
「そうしないと、皆がご飯を食べられなくなってしまうからだよ」
「ヒト型」という化け物が地上を蹂躙した世界で、故郷から家出した少年が、廃墟のなかでヒト型の死骸に囲まれて倒れている少女を見つける話。
大陸の最南端に位置するイクリル共和国。そこは突如現れた『ヒト型』と呼ばれるエイリアンから逃れるため、巨大な門壁を築いた。
その中で生まれ育った少年、ハウヴィは大好きな父が国内の人口調整のため、犯罪者を追放する公務に携わっていることを知る。父は言った。
「それは私たちが背負うべきものだ。責任だよ、ハウヴィ」
いずれその職務を継ぐことが決定しているハウヴィは、その責任に耐え切れなくなり門壁の外へ、ヒト型が未だ生息し続けている世界へ逃げだした。
逃げだした先にあった廃墟都市。ハウヴィはそこで二年を過ごしたある日、いつの間にか見えるようになった幻覚、シースを伴いながら一つの廃墟に侵入する。
そこには、ヒト型の骸の山に囲まれた一人の少女が眠っていた。
作者ツイッター https://twitter.com/hisakome_ai
「そうしないと、皆がご飯を食べられなくなってしまうからだよ」
「ヒト型」という化け物が地上を蹂躙した世界で、故郷から家出した少年が、廃墟のなかでヒト型の死骸に囲まれて倒れている少女を見つける話。
大陸の最南端に位置するイクリル共和国。そこは突如現れた『ヒト型』と呼ばれるエイリアンから逃れるため、巨大な門壁を築いた。
その中で生まれ育った少年、ハウヴィは大好きな父が国内の人口調整のため、犯罪者を追放する公務に携わっていることを知る。父は言った。
「それは私たちが背負うべきものだ。責任だよ、ハウヴィ」
いずれその職務を継ぐことが決定しているハウヴィは、その責任に耐え切れなくなり門壁の外へ、ヒト型が未だ生息し続けている世界へ逃げだした。
逃げだした先にあった廃墟都市。ハウヴィはそこで二年を過ごしたある日、いつの間にか見えるようになった幻覚、シースを伴いながら一つの廃墟に侵入する。
そこには、ヒト型の骸の山に囲まれた一人の少女が眠っていた。
作者ツイッター https://twitter.com/hisakome_ai
一章
幻覚との歓談
2021/10/03 10:44
(改)
父の大きな背中
2021/10/03 11:03
逃げてはいけない
2021/10/03 15:35
逃走
2021/10/03 16:20
廃墟都市
2021/10/03 17:03
一息つく間もなく
2021/10/03 18:12
無茶の代償
2021/10/03 19:29
限界の中で
2021/10/03 20:49
骸の山でたき火をする
2021/10/03 21:43
たき火を囲んで
2021/10/03 23:16
(改)
二章
アラムの村
2021/10/04 20:21
たった一人の男
2021/10/04 20:23
(改)
羊飼いのヒト型
2021/10/05 22:19
夜の密会
2021/10/05 22:23
ワウラディ
2021/10/05 22:44
三章
相棒の異変
2021/10/06 22:16
廃城
2021/10/06 22:18
地下通路
2021/10/07 23:01
弱くなる
2021/10/07 23:03
進んだ先で
2021/10/07 23:05
四章
団長
2021/10/08 22:04
(改)
数の暴力
2021/10/08 22:08
旅の終着点
2021/10/10 16:00
花畑
2021/10/10 16:00
友人機
2021/10/10 17:00
強がらない
2021/10/10 17:00
地下室
2021/10/10 18:00
覚悟
2021/10/10 18:00
幻覚の思い出
2021/10/10 18:00
背負うこと
2021/10/10 19:00
五章
ルワンザ
2021/10/10 19:00
ショッピングセンター
2021/10/10 19:00
共闘
2021/10/10 20:00
友人機の追憶
2021/10/10 20:00
友達
2021/10/10 22:00
難しいおねがい
2021/10/10 22:00
エピローグ
旅の続きを
2021/10/10 22:00
(改)
後書き
あとがき
2021/10/10 22:06