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とある魔王の無双譚  作者: azl
諸外国との交流
72/145

帰り道と今後

*あらすじ:ギルレオンに帰還中・・・

 眼下に広がる深緑の大草原、俺はその光景を竜の背に乗って眺めている。

 いや、ね、まさか本当に竜の背に乗って空を飛ぶ日が来るとは思いませんでしたよ。


「ありがとな、お前」


 そう言って首筋を撫でると、ワイバーンは気持ち良さそうに目を細めた。愛い奴め。


「しかしリュート様、思わぬ収穫でしたね」

「本当だよ、ラッキーだったな」


 所謂僥倖ってやつだ、そう思ってそう述べたのだがロイド王とリンダさんがそれを否定した。


「いや、これはリュート殿がワイバーンの事をちゃんと見ていたからこそ得られた物だ。であればそれは幸運ではなく必然というもの」

「然り、私はその場にはいませんでしたがその個体、リュート様にすっかり心を許している様子。であればそれはラッキーなどではなく、リュート殿の行動がもたらしたものでありましょう」

「そうですかね?」

「その通りだとも。しばらくはギルレオンで面倒を見るつもりだが、出来るだけ会いに行ってやってくれ」

「ですね」


 それに関しては心得ている、毎日は難しいかもしれないが可能な日は会いに行くつもりだ。


「さてと、それじゃあ今後の予定について話しますか」

「はい、チョウアンについてですね」


 ロイド王が頷き口を開く。


「会議の日程に関する書簡が届いた旨は伝えたと思うが、リュート殿は何時頃が都合がいいだろうか?」

「何時でもいいですよ、早ければ早いに越したことはない」

「でしたら帰ってすぐにその旨を伝える書簡を出しておきます」

「分かりました」


 国家間のいざこざは建国祭までには終わらせておきたかった。やることが多くなりそうなので他の事に気を割きたくないのである。


 ちなみにこの世界の郵便システムは主に三つある。飛脚、伝書鳩、そして魔法絨毯の三つだ。

 今この世界で最もメジャーなのは飛脚による運搬らしい。全国津々浦々、どこでも見ることが出来るしどこでも使える郵便手段となっている。

 次に多いのが伝書鳩、これは主に貴族が使う郵便手段らしい。飛脚に比べて早く、覗き見られる心配も無いので、機密情報を扱う際には伝書鳩か魔法絨毯を用いるのが一般的だそうだ。

 そして最後に魔法絨毯だが、これは大抵国家が所有する運搬手段であり、一貴族や民間人が用いることは殆ど無いらしい。

 その理由は単純明快、この魔法絨毯が非常に高価なのだ。ギルレオン王国国家予算の半年分に該当するほどの値段だそうで、そう簡単には入手できないのである。

 今回の書簡は魔法絨毯で届けるそう。魔法絨毯は伝書鳩に比べて数倍早いのでわりかし早く返信が帰ってくると思う。


「それと、リュート殿は帰ったらどうなさる予定で?夕食にはかなり早いですが」

「部下たちに服を届けてこようかと思います」


 今はちょうどおやつ時、時間はたっぷりあったのだ。


「ふむん、でしたら不帰らずの森に着陸しても構いませんが?」

「いえ、ギルレオン城でいいです。走って間に合うと思います」

「分かりました、じゃあそういうことで」


 そう言ってロイド王が締めくくる。そしてギルレオンの街並みが見えてきた。


「やっぱ綺麗ですね、ギルレオン」

「だろ?ショクチェンドゥにも負けてはおらんよ」


 そう言ってロイド王がニヤリと笑う。だから俺も少しニヤリと笑った。

 一回小話を挟んだ後、チョウアン・ペルティーダ編に移ります。その後幕間を挟んだ後建国祭編の予定です。

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