服
こっちだけ出来ました。
タグにハーレム(予定)?を追加しました。アリナ含めると三人になるかもしれないしならないかもしれない、予定は未定です。
ただなるにしても、動き出す黒い影編以降の話となっております。
*あらすじ:森の屋敷に転移しました。
不帰の森にある、例の屋敷に転移した俺。普段の様なお出迎えはないものの、俺個人としてはこっちの方が落ち着けた。どうも性に合わないんだよね、ああいった大層なお出迎えは。
「リュート様、よう・・・」
「えぇい、俺は大層なお出迎えは嫌いなんだ!!今度からそう言うのはやめてくれ!!」
そしてそんな話をしていたにも拘らず、屋敷の廊下からやってきたサノス君は、俺に対して恭しい言葉遣いで挨拶してきた。
「いやしかし、そういうわけには・・・」
「俺が困るんだよ。せめて俺たち二人の時は、もうすこし砕けた感じで話してくれないか?」
立場というものもあるんだろうが、それは仕事中だけで構わないだろう。
ていうかそうしてもらわないと、俺の方が困る。気が抜けないったらあらしないのだ。
「・・・承知しました。すぐには難しいと思いますが、何とか努力していきます」
「努力というかまぁ、お前が話しやすいように話してくれ。てか何で服着てないんだ?前来たときは着てただろ?」
さてさて、しばらくは無視を決め込んでいたが、やっとこの話題に踏み込むことにした。
廊下から来たサノス君、何と服を着ていないのだ。下じゃなくて上なのでセーフ、男型なのでギリギリセーフだ。
だがそういう事が言いたいのではない。アウトとかセーフとかじゃなくて、服を着ていないのが問題だった。もしかして裸族だったのか?そう思っていたのだが、服を着ていない原因は俺にあったらしい。
「実はお茶をこぼしてしまいまして・・・」
「お茶・・・。あっ、もしかして俺のせい?」
「いえ、そういうわけでは・・・」
そう言ってサノスは控えめに否定しようとするが、間違いなく俺が原因であろう。多分魔法通話を掛けた時に、こぼしてしまったのだと思われる。それらしい悲鳴を上げていたしね。
だったら俺が責任を取るのが道理というもの、というわけで”創造ノ王”、なんか服を作ってくれ。
ーどのような服をおつくりしましょう?
え、なんで”赫イ智慧”が答えてんの?
ー”創造者”の行使権は、我が主から”解析・鑑定”に譲渡されておりました。その権限の引き渡しも、能力が進化した際に行われています。
つまり”創造者”の進化系である”創造ノ王”の行使権を、”解析・鑑定”の進化系である”赫イ智慧”が引き継いだと?
ーその通りです。
なるほどね。まぁ、仕事を果たしてくれるならなんだっていいや。それじゃあなんか、服を作ってくれや。
ーですので、どのような服をご希望で?
え?それを俺に聞く?服なんて微塵も興味なかったし、答えるのは難しいぞ。
ーでしたら、我が主の記憶の中にある服を再現致しましょうか?
おぉ、そんなこともできるのか。だったらそうしてもらおう。
あ、でも中二病みたいなのはよしてくれ。
ー具体的には?
その辺はお前に任せるよ。
ー・・・畏まりました。
何か言いたそうだったけど、それをぐっとおさえた”赫イ智慧”。さてさて、作り出した服はどんな感じなのかな?
ー出来ました。材料に我が主の髪の毛を使用しております。
待ち時間もほとんどなく、虚空からいきなり現れた二つの服。材料については今は無視だ。さてと、出来上がった服は、白いシャツと、何?
ーテーラージャケットです。
そうそう、テーラージャケット。紺色のテーラージャケットだ。色男のサノス君なら、しっかり着こなせるであろう。さすがは”赫イ智慧”、いいセンスしてるじゃないか。
ーいえ、我が主の記憶の中にある書物から再現しました。
書物?・・・あぁ、十巻か。
ーはい、十巻です。
・・・なるほど。この話はここで終わりだ。
俺は”創造ノ王”で作られた服たちを、サノスの方に差し出した。
本当は城に帰るまで書きたかったんですが、プロットだけで千文字超えてたので諦めました。
次の投稿は十二月二日です、短編は無しです。よろしくお願いします。




