説明回
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心が喜びで沸き立っておりました。
俺の魔王就任が決まってから二週間がたった。
その間本当に色々なことがあった、会議の日程が決まったり、チョウアンから連絡が着たりなど色々。今日はそれらをまとめることにしよう。
始めに俺の進化、厳密に言えば制限の解除によって生じた影響について。
まず俺の体に生じた変化なのだが、種族が”魔人”から”魔人公”になっていた。
赤髪の魔人は”上位魔人”だったが、”魔人公”はそれよりも上位に位置する種族らしい。何段階かすっ飛ばした進化になるね。
だけど”魔人”だった俺が、”上位魔人”を圧倒していたので、この辺に関してはアバウトなのかもしれない。
肉体に関する変化はこのくらいだ。次は”解析・鑑定”が施した”能力”の変化について説明しよう。
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名前:イカルキ・ユウキ
種族名:魔人公
種族能力:魔法妨害 能力妨害 思考加速 瞬間再生 魔王の盾
各種耐性:物理攻撃無効 精神操作無効 自然影響無効 魔法攻撃耐性
至天能力
創造ノ王:赫イ智慧 膨張・縮小 結合 変換・創造 能力改造 能力模倣 能力付与
究極能力
破壊王:分離・崩壊 弱点看破 破壊身
*物質体と精神体の統合性のため、一部機能に制限が設けられております
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御覧の通り大分変わっている。
至天能力。神話にのみ存在すると思われていたが、実際に存在したようだ。
有り余った魂の力を、”創造者”に注ぎ込んだ結果誕生したらしい。
とんでもない力の鼓動が、俺の魂を満たしている気がする。
あともう一つ、”究極能力”の”破壊王”についても説明しておこう。
これは”創造ノ王”が誕生した後、”破壊者”に対して、残っていた魂の力を注ぎ込んで作られた能力だそうだ。
だがこの二つの能力の間に、強弱の差はあまりないように感じられた。
強いていうなら”創造ノ王”に軍配が上がるが、これは元となった”能力”が根差していた場所に関係している。
”創造者”は俺の魂に、”破壊者”は俺の肉体に根差していた。
”魂”に根差す能力ほど、その力はより強くなる。ベースの力が異なるのだから、そのような結果になるのは仕方のないことなのだ。
だから驚くべきは”破壊者”の圧倒的な力であろう。なんてったって魂に根差していないにも関わらず、あれほどの力を有していたのだから。
ただまあ、”至天能力”と”究極能力”という分類が生じている以上、何らかの違いはあるのだろう。
だけどその解明にはしばらく時間がかかりそうだ。
ちなみに、俺が魔王に進化した今でも、全ての制限の解除には至っていない。
この体の持ち主は、一体どんな化け物だったんだろうか。
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種族能力
魔法妨害:魔素の隊列を乱すことにより、魔法の威力を著しく減衰、もしくは消滅させる。(NEW)
能力妨害:”基本能力”と”応用能力”による影響を著しく減衰、或いは消滅させる。”特質能力”による影響を減衰、或いは消滅させる。(NEW)
思考加速:普段の一万倍程度の速さでの思考を可能にする。(NEW)
瞬間再生:魔素を代償に、受けた傷を素早く治療する、精神体も対象内。(NEW)
魔王の盾:魔素を代償に結界を展開できる。自身の”眷属”が受けた傷を肩代わりできる。自身と”眷属”間で能力の貸し借りが出来る、ただし適性のある者のみ適用可能。(NEW)
→眷属とは魔に適性を持ち、かつ自身に忠誠、あるいは生涯を共にする誓いを立てた者のこと。眷属契約は絶対であり解消不可。
各種耐性
物理攻撃無効:物理的外傷の影響を受けない。ただし”能力”の性質を含み、かつ”精神体”に影響を及ぼすものは、その限りではない。(NEW)
精神操作無効:精神操作を無効にする。”能力”の影響も著しく緩和する。(NEW)
自然影響無効:雷や炎など、魔素を含まない攻撃の影響を受けない。(NEW)
魔法攻撃耐性:魔素による攻撃の耐性。”能力”の性質を含むものにも干渉できる。(NEW)
各種能力内訳
創造ノ王
赫イ智慧:対象を解析し、データを導き出す。ありとあらゆる事象を記録する。”能力”による妨害を受ける。(NEW)
膨張・縮小:対象を膨張及び縮小する。代償に魔素を消費するが、この能力に上限制限はない。生物には使用不可。
結合:二つ以上の物質を結合する。生物には使用不可。
変換・創造:魔素を消費することで対象を全く別の物質に変換する。また魔素を消費することで物質を作り出す。生物は対象外
能力改造:魔素を消費し所有する権能に新たな機能を追加できる。
能力模倣:”赫イ智慧”で解析した、魔法、基本能力、応用能力の模倣が可能になる。(NEW)
能力付与:作り出した魔法、権能、権能の機能を対象に付与できる。ただし適性のないものには付与できない。(NEW)
破壊王
分離・崩壊:魔法を純粋な魔素に分解し、吸収することが出来る。二つ以上の物質同士が結合したものを分離させる。また魔素を消費することで物体を崩壊させる。生物は対象外。(NEW)
弱点看破:対象の弱点を察知する。特性や”能力”による妨害を受ける。
破壊身:触れたものを破壊する。”能力”も対象内だがこれによる妨害も受ける。
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”能力”の詳しい内訳はこんな感じ。結構色々なところが変化しているな。
まず目につくのは”赫イ智慧”、これは”解析・鑑定”が進化した能力のようだ。
名前は中二臭くなっているが、その本質はほとんど変わっていない。ありとあらゆる真理を解き明かす、究明のための能力である。
まぁちょっと人間臭くなってしまっていたが。
ーちょっと、”しまった”ってなんですか!?
こんな風にな。
ちなみにこの”赫イ智慧”の変化前である”解析・鑑定”は、俺が洞窟から脱出する際にお世話になった”ガイド”の変化系だったそうだ。進化した際に思い出したらしい。
ということはこの体の持ち主についても、有意義な情報を得られるんじゃないか。なんて期待していたのだが、それは出来なかった。
なんでも”ガイド”時代の記憶は全て抹消されているそうで、今保存されているのは、”解析・鑑定”変化後以降の物だけらしい。ちょっと残念ではあるものの、まぁしょうがないかと割り切っている。
そして”赫イ智慧”ともう一つ、名前が大きく変化した能力がある、”魔王の盾”だ。
聞いた話によると、”解析・鑑定”が”王の盾”を純粋な情報に分解した後、”創造ノ王”の権能をもって再び再現した能力らしい。
なんでそんな回りくどいことをしたのかと思ったのだが、これには一応理由があった。
なんでも”王の盾”、この体の前の所有者が作成し、そのまま残して言った能力だったそうで、いわゆるタイムカプセルみたいな役割を果たしていたらしい。
そして”赫イ智慧”によれば、そのタイムカプセルの中には、とんでもない量の情報が詰まっていたらしい。能力の根幹に根付く話だったり、とてつもない力を秘めた魔法のデータだったり。
まぁこの話は必要に応じてすることにしよう、俺も全部理解しているわけじゃないからね。実際はそんなものはなかった可能性もあるし。
ー失敬な、私は嘘などついてません!!
へいへい、分かりましたよ。
なお、”赫イ智慧”と”魔王の盾”以外は、変化があまりないように見えるが、それは間違いである。
説明の文は変わっていなくても、いくつかの権能は大幅に強化されていたりする。
例えば”破壊身”、説明の文は前までと同じだが、”特質能力”の影響を受けなくなっていた。
恐らくは”究極能力”と”至天能力”の影響しか受けないとのこと。
だったら無敵じゃね?と思ったのだが、そう考えるのは尚早だった。
というのも”魔を統べる者”フェルシアが、これらの能力を有している可能性があるそうだ。
なんでも魔王フェルシアが俺に対して何らかの”能力”を使用していたようなのだが、その使用された”能力”の解析結果が、”解析不可”だったらしい。
”至天能力”で分析できないのは、”究極能力”と”至天能力”の二つだけ。だからそういった結論に至ったそう。
まぁその結論に文句はない。
最近こっちに来たばかりの俺が獲得しているのだ。俺よりも長く生きているであろうフェルシアが獲得していても、何ら不思議ではない。
後、俺の制限の解除に伴って、アリナやガントを筆頭とした眷属たちにも、ちょっとした変化が生じていた。
ここではアリナとガントについてだけ説明しておく。サノスを筆頭とした俺の配下たちは、まだアビリティボードが使えてないからな。
簡単な解析ならできるが、スキルの内訳までは分からないのだ。
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名前:アリナ・ギルレオン
種族名:半人半魔
各種耐性:物理攻撃耐性 精神操作耐性
種族能力:思考加速
特質能力
救援者:解析・鑑定 統合・分離 魔素循環 魔素譲渡
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これがアリナの能力である。
見てもらえば分かると思うが、種族が人間から半人半魔に変化していた。
ただ体の変化はあまり見受けられなかった。本人は胸が少し大きくなったと言っていたが、俺にはさっぱりわからない。もしかしたらおちょくってるだけだったのかも。
ただ目に見える変化も一応あった、魔素量が大幅に向上していたのだ。
今はその魔素をうまく使いこなせるように、水魔法の練習を始めたそう。
俺も負けられないな。
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種族能力
思考加速:普段の百倍程度の速さでの思考を可能にする。
各種耐性
物理攻撃耐性:物理的外傷による攻撃への耐性。ただし”能力”の性質を含むものには干渉できない。
精神操作耐性:精神操作への耐性。”能力”の性質を含む場合にも効果がある。
各種能力内訳
救援者
解析・鑑定:対象を解析し、データを導き出す。”能力”による妨害を受ける。
統合・分離:二つ以上の物質を結合させられる。混合物を二つの物質に分離させられる。生物は対象外。
魔素循環:自分と対象、あるいは対象と対象の間で、魔素を循環させる回路を作成する。ただし対象の許可が必要。
魔素譲渡:自分の魔素を対象に譲渡する。
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そしてこれがアリナの能力の内訳。この”救援者”、名前の通りサポート寄りだね。
しかし”能力”というのは、使い方によってさまざまな効果を発揮させられるもの。
俺の”創造者”だって、大地を隆起させて攻撃を防いだり、大地を液状に変換させて生き埋めにしたりと、結構応用の幅が効いたはずだ。
結局のところはアリナの匙加減なのだ、もしかしたら俺では思いつかないような使い方を発見できるかもしれない。うまく扱えるよう頑張ってもらいたいものである。
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名前:ガント
種族名:デモンウルフ
各種耐性:物理攻撃耐性 精神操作耐性
種族能力:高速再生
特質能力
粉砕者:崩壊 弱点看破 身体強化
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これがガントのステータス。
種族は変化していないものの、魔素の絶対量は増加している気がする。
だがそれより気になるのはこの”特質能力”だな。俺の進化に伴って、ガントも獲得できたようだ。
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種族能力
高速再生:魔素を代償に、受けた傷を再生する。
各種耐性
物理攻撃耐性:物理的外傷による攻撃への耐性。ただし”能力”の性質を含むものには干渉できない。
魔法攻撃耐性:魔素の隊列を乱すことにより、魔法の威力を減衰させる。ただし”能力”の性質を含むものには干渉できない。
各種能力内訳
粉砕者
崩壊:魔素を消費することで、噛み付いているものを崩壊させられる。生物も対象内だが”能力”による妨害を受ける。
弱点看破:対象の弱点を察知する。特性や”能力”による妨害を受ける。
身体強化:身体を強化させられる。魔素などの代償が必要ない。
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これがガントの”能力”だ。
この”粉砕者”、俺がもともと所有していた”破壊者”に近しい権能を有しているようだ。
ただ制約はこっちのほうがキツそうだな。しかしガントならうまく扱えると思う。
でもそのためには練習相手が必要だろうね、まぁその辺に関してはうまく工面するとしよう。
進化についてはここまで、次にこの二週間で決まったことについて話そう。
俺が幽冥城に行っている間に、次のキルクルス三国対面会談の日程が決まっていた。
今日からちょうど一週間後、ショクチェンドゥにて行うつもりらしい。
その時に、領土についての会議も行う。
フェルシアからしっかりやってくれと言われているので、失敗は許されない。
そしてその会議の後に、フェルシアのほうから新魔王の誕生が宣言される。俺からは特にやらなきゃいけないことはないそうなので、その辺に関しては安心である。
後はチョウアンからも、会議についての伝書が届いていた。
日程はギルレオンに任せるとのことらしく、これについては三国対面会談の後に決めるつもりらしい。
三国会談がもつれ込む可能性も無きにしも非ずって感じなので、これについては妥当な判断だろう。
そんな感じのことが、この二週間の間に起きていた。
色々状況が変わって大変だが、気を引き締めて頑張らなきゃな。
というわけで、今日のお話は終了である。
今俺はベッドの中にいる、それすなわち一つの事態の終わりを表すのだ。
ベッドの中でダラダラ話が続くことはあまりない、起こるにしても大抵夜風に当たるかそのまま寝るかだ。熱いバトルが繰り広げられるものもあるが、それはそういう小説と漫画だけ。
でもそういう事態は起きそうもないし、今俺はとても眠たい。夜風に当たろうという気も全く起きない。
っというわけで御休みなさ~い。
この章はここで終わり、次からは諸外国交流編に入ります。
交流なので手に汗握る熱い会議は開かれないことでしょう。
そして次の次の章は建国際編、多分三人称が主体になると思います。
次回の投稿は十一月十一日、新章突入ですが内容はステータス紹介です。




