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#11: タイムリミットまであと……

その後、トリオ達は一日一日を大切にプロジェクトの進行を行った。

まず栖男の世界のことについて、おそらく、現状、市民の理解が困難であることを踏まえ、最小限の処置としてトリオの力によって、3つの世界を収束点を栖男の世界とするようにした。Xデー当日、確実に混乱が生じるため、その対策を考えた。


まず、トリオと兎莉生の世界の住民に、もう一人の自分が現れるが、慌てずに対処するようにあらかじめ命じておくことを一番影響力が大きい人に頼むことにした。


「俺の、トリオの世界なら親に頼んだ方がいいな。少し連絡してみる」


とトリオは画面で操作して親に連絡を取った。


「あーもしもし、俺だ。コード…………。マザー……」


栖男からすると何やらぶつぶつ言っているようで不気味だった。しばらくするとトリオは親との連絡が終わり、こういった。


「よし、とりあえず今回の件は親が担当してくれるようだ。人類データ化してる合間にでもやっておくってさ。それで、次は兎莉生のところだが……」


「もう一回行くのですか?」


「いや、実はな、将軍が言っていた()()()のことなんだが俺の技術で適用できるようにしておいた。つまり、世界越しでも連絡可能にした。もう連絡先好感してメッセージを送ったからすでに用は済んだ」


「なら後は……」


「そうだな。意外とすんなり終わって時間ができたから、残り時間で守護神の動向観察と作戦決行までの準備を進めておこうか」


「千代女から質問です。ずばり、Xデーはいつなのでしょうか」


「およそ3日程度かな。この頃3つの世界線の動きがかなり不安定が増してきたから明日来るぐらいの気持ちでいった方がいいかもな」


「思ったより近いですね……」


「案ずるな。この計画は絶対成功させる!」


「そうですね!」「わかりました兄貴!」「……ん」


トリオ達は結集し、来るXデーに備えた。



一方そのころ。


『やはり、対策してきているようだな。だが、運命は必ず訪れる。それが人類の理想郷の道であるはずなのに……』


「やっぱり気になるのかな?」


『重要注意因子』


「あれ?重要観察因子じゃなかったの?」


『貴様には何かよからぬたくらみをしていると踏んだのだ』


「あら~。まぁいいか。それよりも少しお話しない?」


『断る。と言いたいところだが、こちらの準備は万全ですでに機を待つばかりだ。戯れに付き合ってやる』


「あはは。ありがとうございます。ではでは……クイズです!わたくしの性別は何でしょう?」


『……わからん』


「おぉ!正解!私は男であるようにも見えるし女かもしれない。もしかしたら第三の性別だったり!?ま、そんなことは誰にもわからないけどね~。因みにあなたは?予想は女性だと思うけど……」


『男だ』


「そうか~外しちゃったな~。あ、守護神はいつからなったの?」


『知らん。時を刻むことすら忘れた』


「ほー。なら僕と同じだね。虚空の旅人は時の概念がわからない。いや、元からないのかもしれないね~」


『……一緒か……』


こうして、しばらく守護神と虚空の旅人の会話は続いた。


Xデーまであと……。運命の日は近い。

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