初シナリオを開始! そして繰り返す
よし。石6000、金貨60000、進化の種10、強化種10を手に入れたぞー。
ガチャしようか迷うけど、とにかく今は進めたい。オラワクワクすっぞ。状態だ。
新しいソシャゲってなんでこうワクワクしてしまうんだろう。
僕は編成画面をタップ。魔王グレヴィウスリーハ……長いな。女の子だしリーハでいいや。
リーハをメインにして、レゴウとシオを先頭、リーシャを補助にして、後は村人Aを全員……あれ? 五人までしか出せない?
戦闘可能なのは五人だけか。
仕方無いのでこの面子でなんとかしてみよう。
五人いるしレベル1でも問題ない筈だ。最初のイベントみたいだし。敵は雑魚だろう。
編成を終えた後はいざ戦闘。
とばかりにシナリオ選択画面に向かう。
上を見ていると、そこに現れたのはプロローグ。その下に第一話と描かれている。
ふむ。じゃあプロローグから、かな
ぽちっとな。
「おっはろーん」
「「なんとぉ!?」」
い、今目の前で起こったありのままのことを言うぜ?
プロローグシナリオを始めようとしたら空からルーカが降って来たんだ。
あまりの状況に僕もルーカも口をあんぐりして現れたルーカを見上げていたんだぜ。
「はいな。皆のアイドル。この世界唯一のマスコット。ルーカちゃんどぅえぃす!」
ちゃらーん。とピースマークに親指プラスしたモノをくるんと裏返して額にくっつける二人目のルーカ。
やっぱりウザい。
「ではでは、初めてこの世界に来た君の名前を教えてね」
きゃるんっとぶりっ娘するルーカ。
そんなルーカに僕の間横からルーカが突撃。上空からの飛び蹴りを叩き込む。
「あいったぁ!? 何すんのよーっ!」
「何すんのよ。じゃねーしっ!! なんで唯一無二のマスコットキャラルーカちゃんが二人に増えてんのよ!?」
「はっ!? つかあんた誰よ!」
「ルーカよ!」
「ルーカは私よッ!!」
「はぁ!? ふざけんな!! 私がルーカだッ!!」
怒り狂ったルーカとルーカ二号が取っ組み合いを始める。
うん、何が起こったか考えるの面倒だし考えるのは止そう。
「あー、ルーカ。俺の名前は穂高大介だ」
「ダイスケね! じゃあちょっとこいつヤっちゃうから待ってて」
笑顔で自分を殺すとかいうルーカにちょっと恐怖を感じる。
というか、プロローグがさっきやってたチュートリアルだったのか。
とりあえず……スキップボタン押そう。
よし、終わった。
目の前で殴り合ってたルーカたちがいつの間にか共倒れしてました。
スキップしたから何があったかイマイチ分からなかったよ。
それよりも、プレゼントの所にびっくりマークが付いてる。何かプレゼント貰ったようだ。
よし。石6000、金貨60000、進化の種10、強化種10を手に入れたぞー。
初ログインと初ガチャをまた貰ってしまった。
これは、無限増殖のチャンスじゃね?
という訳でもう一度プロローグ。
「おっはろーん」
そして舞い降りる三体目のルーカ。
「「なんだとぉ!?」」
倒れ伏していた二人のルーカが一斉に起き上がり叫ぶ。
はい、スキップ。
ズタボロのルーカ三体が地面に倒れ伏していた。
そしてプレゼントが手に入る。
ヒャッハー! いい時代になったもんだ。無料ガチャ無限増殖とはなぁ。
「おっはろーん」
「ふはは。これぞルーカ召喚石増殖バグ!」
何度もスキップで繰り返す。暇になり過ぎたらしいリーハが欠伸を噛み殺す。そう言えばスキップした際ガチャやれてないよな。クソ、何か損した気分だぞ? いや、待てよ? 初ガチャのプレゼント貰ってるってことはガチャは行った事になってるのか?
でも編成画面には何も……
いや、既に20回程やったぞ。となると200回分のガチャやれてる筈なんだが。
あ、違う。確かにガチャしてたんだ僕。
既に図鑑が結構埋まってる。
どうやら増え過ぎたキャラは別の場所に待機しているようだ。
あとで要確認だな。
☆5確定ガチャ20回やった計算になるから最低でも☆5キャラが20人存在してる筈なのか。
確かキャラの限界所持は300だったっけ。200回回してる訳だからそろそろ人数がきつくなってるかな。気のせいか村人Aが大量に居るのが見えた気がするが、うん、気のせいだろう。
さて、それはどうでもいいんだけど、今一番の問題が目の前に居るんだよな。そう、増え過ぎたルーカをどうするか、だ。
正直どれが最初に呼びだしたルーカか全く分からない。
「あー、一番最初に僕が召喚したルーカどこいる?」
「あ、はいはいはーい。私ここです。こっこ」
ルーカの群れから一匹のルーカがやってくる。
ズタボロなのはキャットファイトしまくったせいだろう。
「とりあえず……本物?」
「本物よッ!!」
どれもルーカだから誰がどうとか分かんないんだよね。ルーカさんだけでも20体以上いるからどれが本物でしょうとかやられても誰もわかんないって。