表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

224/248

毒ガスの脅威は後方へ

 7ターン目。

 ☆4キャラがついにお目見えである。

 出来ればシンデルもいてほしかった。けど即死攻撃をくらってしまったので彼はもう居ない。


 前衛を任されたのはウッディとファラシオン。

 頼むぞ二人とも、後衛へのダメージを無くしてくれよ。

 返事は良いんだけどなぁ二人とも。


 味方のダメージもそれなりだ。

 一番ヤバいのは攻撃面積が多いヘスティカーナ。

 あと、ミケとアッキス何処行った?


 敵で残っているのは☆1は毒舌少女リーシャ、ヘタレ少年マリク、見かけ倒しマッスルマサール、盗賊見習いバザール、盗賊見習いデーゴ、盗賊見習いザルー、ゲイバー店員ミキちゃん。

 ☆2は見かけ倒しグラッツ、オリシオ、ナルシオ、武器屋の親父ダンディ、陽気な芸者ラパティ。

 ☆3は火炎人インフェルノォォォォゥ、哀愁侯爵カイエン、英傑の息子セルジュ、老姫巫女チハヤ。


 そして現れた☆4キャラ。

 ジト目モブヒロインハルコ、親方ダイサク、大統領シュヴァイツァー、貧乏くじ令嬢ホーメリー。

 病弱老人ケンウッド、盗賊頭兄貴分のブラッディレイブン、ハレンチ王ムナゲスキー、水巫女カルシェ、優しき殺し屋ギドゥ、Gババァ、俺の尻で泣け。


 ここからはより一層気合いを入れないとな。

 危険なのは? Gババァと俺の尻で泣け。

 正直この二人だけでかなりな被害が出そうな気がする。


 シュヴァイツァーも危険か。あと、ケンウッドへの攻撃は気を付けないと、避けまくられるほどこっちの手数が減らされる。

 あと、男性特攻がありそうなムナゲスキーは即殺すべきだ。

 ギドゥはどうせ無意味に立つだけだろうし、カルシェはそれなりに強いか。


 ホーメリーとハルコはそこまで強そうじゃないし放置で良いかな。

 皆に気を付ける敵、優先すべき敵を指示しておく。

 頼むぞ皆。アイツになんか負けないでくれ。


 ---------------------------------


 偽ダイスケにとって想定外だったのはシオたちがへっぽこ過ぎたこと。

 そしてレゴウがあまりにも自由奔放過ぎたことだろう。

 御蔭でレスティスが死んでしまった。


 折角確率無敵でいやがらせが出来るメンバーだったのに残念である。

 今のパーティーで使えそうなのは?

 ☆2、☆3は雑魚ばかりだ。全員特攻で良いだろう。

 ☆4キャラの中で使えそうなのを確認する。

 とりあえずハルコとかいうのは好みじゃないからという理由で特攻隊に加えておく。ホーメリーも同様だ。

 俺の尻で泣け? なんか強そうだから前衛だ。同じ理由で親方ダイサク、大統領シュヴァイツァーも前衛に向かわせる。


 使えそうなのはブラッディレイブンか。最初の方から出しているが未だに生き残っているし、バイクに乗っているから相手の攻撃範囲からのがれやすい。

 御蔭で他のバイク乗りも彼に付き従って特攻仕掛けている。

 もう一人はギドゥ。見るからに暗殺者にしか見えない容姿、佇まい、所作。

 こいつはかなり期待できるだろう。


 あとはムナゲスキーにGババァ、ケンウッド。

 カルシェはレスティスの代わりに後衛でいいとしてこの三人をどうするかだな。

 だが、ジジイとババァが使えるとも思えない。

 ムナゲスキーは偽ダイスケを見る目が気持ち悪い。

 なので突撃で充分だろう。


「ああ、そうだァ。おいギドゥ、お前に任務をくれてやる」


 思いついた極悪なことを実行すべくギドゥに依頼を出しておく。

 するとギドゥがその場から姿を消した。

 任務があれば率先して行動するらしい。偽ダイスケは知らずギドゥの上手い使い方をおこなっていたのだった。


 ----------------------------------


 なんだ? Gババァとケンウッドを控えに回した?

 いや、むしろ放置した?

 これはチャンスじゃないか?


「セフィーリアさん、Gババァをお願いします!」


「いい判断よ真のダイスケさん」


 セフィーリアがターゲットを決めて動き出す。

 よし、Gババァは彼女に任せよう。

 後は前衛に出て来た奴らだな。俺の尻で泣けとかダイサクとかシュヴァイツァーとか。

 こいつ等の相手はサシャとヒーローに任せるのが……あ。


 僕らが動こうとした瞬間だった。

 俺の尻で泣けが盛大に放屁した。

 それはもう誰もが逃げだしたくなるほどの盛大な音。

 黄色い煙のように噴き出したそれが、彼の背後に居た者たちへと襲いかかる。


 そこから先は悪夢の時間だった。

 偽ダイスケのキャラクター達が悶え苦しみながら息絶えて行く。

 もはや悪夢だ。

 成る程、これが本当の自爆という奴か。

 あ、トウドウが巻き込まれてやがる。

 ありゃもう使いモノにならないや。

 何してんだよあいつは。


 セフィーリアさんたちは異変を察知して直ぐに逃げたから巻き込まれなかったらしい。グッジョブです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ