表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

123/248

六章前のガチャ

「とりあえず、ヘスティカーナイベントはこれでいいか」


「レベル∞の奴あるけど?」


「うん、やってられるか」


 どうでもいいふうに告げたルーカにさわやかな笑顔で言ってやる。言葉に毒しか混ざってないのは本音だからだろう。


「で、この後はどうするの? 6章行くの?」


「まぁ、そうなんだけど、ちょっと疲れたからガチャでも回して今日はゆっくりしたいかな」


 第5章でもいろいろあって疲れたので僕としてはしばしゆったりしたい。

 とりあえず6章用のガチャを見る。

 ピックアップ☆5キャラは帝国スパイマルサ、反抗組織組員ベロニカ。

 なぜか☆4の反抗組織団長ウーラ=ギルモン。

 なんとなくだけど次のストーリーわかったわ。


 マルサを探しに向った帝国で反抗組織が襲撃仕掛けて来てなんやかやで反抗組織と仲良くなるんだ。それで帝国転覆計画が発動して反抗組織が帝国に向うんだけど、土壇場で団長が裏切って反抗組織を壊滅させるんだよ。

 それをベロニカさんが必死に立て直しプレイヤーと共に帝国を討ち倒す。

 そんなところだろう、神様?


 んじゃ、とりあえず10連いっとくか。

 他のイベント系はみなくてもいいよな。どうせまだ10連はできるし。

 この前の神様からのお詫び石が大量なんだよ。


「おお? 召喚されちまっただか。オラァ村人Aだぁ」

「お、ダイスケ君じゃないか、よろしく頼む」

「おお? 召喚されちまっただか。オラァ村人Aだぁ」

「おお? 召喚されちまっただか。オラァ村人Aだぁ」

「うぉれぇぇぇわぁぁぁ、オマエだぁぁぁぁぁ!!」

「おお? 召喚されちまっただか。オラァ村人Aだぁ」

「おお? 召喚されちまっただか。オラァ村人Aだぁ」

「おお? 召喚されちまっただか。オラァ村人Aだぁ」

「ふぉっふぉ、この老婆の助成が必要かの?」


 ☆5確定のエフェクト出現、来るかベロニカさ……


「あら、お姉さんの踊り、みたいの?」


 マルサぁぁぁぁぁぁ―――――――――――ッ!!?

 そっちかよ。そっち来ちゃったのかよ!? 裏切られたんだぞこいつに、どうすんだよ。

 いや、パルマオリジナルがいないからいいとして、コピーのパルマは居るんだけど?

 コピー同士でバトったりしないだろうな?


 しかし、☆5でちゃったし、次回しても☆5出る気がしないな。比較的当りやすいガチャとはいえ前に村人A10体とかいう悪夢もあったしな。普通10連したら一人は☆3以上確定とかなはずなのに。

 全員☆1の同一人物とか。

 暴動モノだよな。


 まぁ、その辺りは良いとして、そう言えば地味に二人目だな☆2狂人エイドリー。どうみてもオーライとかレゴウ枠というかその内出てくる中ボスか何かだと思うんだけど。出現の言葉からして狂人だよね。


 そして老人の新キャラ、というか老姫巫女チハヤ。

 あんたイベントだけのキャラじゃなかったのかよ。

 ☆3らしいから何体も被りそうだ。

 折角だし若返りの薬を与えてみよう。


 老巫女は☆5美少女巫女チハヤへと進化した。

 ……やばい、めっちゃ美人。ツインテール少女になった。

 玉串とお札持った姿がまさに巫女って感じで素敵です。でも、元老女……

 いや、大丈夫、これもまたロリババァ枠だ。


「ふぉっふぉっふぉ。このバァを若返らせて何をするつもりかえ御館様よ」


「なんでそう期待したような怪しい笑みを浮かべるのかは置いといて、次はコラボガチャ覗いてみるか」


 コラボガチャは本日も3つの異世界から。

 ☆5はゲテモンマスターヒケシとゲテモンカビちゅう。復讐忍者天月、悪代官沼津豊守森繁。鮮血女拳帝エンリカ、変態紳士ロリコーン至高帝の六体。

 ☆4はゲテモンヒロインデビデブー、天帝足利狗歳、自賛猿吾輩はサルであるの3体。

 あれ、3つの世界の最後、アルセ神の第2弾コラボだ。


 あの子の世界はおかしいキャラが無駄に強いのだけど、キワモノだらけだったからな。

 ネタキャラだらけっぽいしちょっとやってみるか。

 ほい、10連投下!


「おお? 召喚されちまっただか。オラァ村人Aだぁ」

「カビチュー」

「おお? 召喚されちまっただか。オラァ村人Aだぁ」

「臭い、臭いぞぉ、朕の足がなぁ!!」

「おお? 召喚されちまっただか。オラァ村人Aだぁ」

「おお? 召喚されちまっただか。オラァ村人Aだぁ」

「おお? 召喚されちまっただか。オラァ村人Aだぁ」

「おお? 召喚されちまっただか。オラァ村人Aだぁ」

「ぐふふ、いい男いないかしらぁ」

「おお? 召喚されちまっただか。オラァ村人Dだぁ」


 これは……☆5出たけどなんか気持ち悪いネズミみたいな生物だ。

 全身ところどころカビてて斑色になってる。

 速攻ストックにブチ込んだ。

 どんな病気持ってる分からないし。正直キモい。

 しかもその世界の☆4デビデブーがまたヤバかった。


 ブッサイクな面に分厚い唇。体重は100をゆうに超え、親指を口に含んで涎垂らしたバケモノのような女性だ。これがヒロインとか終わってる。

 この世界のヒケシ君だっけ? なんか苦労してそうだ。僕は絶対に行きたくない世界二つ目だね。一つ目? セフィーリアさんのとこに決まってるじゃないか。


 あと足の臭いがめちゃくちゃヤバい殿様みたいな人が現れた。

 顔をおしろいで真っ白にしている天帝足利狗歳。かなり離れてるのに足の臭いがここまで来たので速攻ストックにブチ込んだ。

 ついでにデビデブーも封印処理しておく。

 うん、今回☆4以上は当たらなかった。そういうことにしとこう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ