うなぎが好きな人 ~画期的な未来のパプリカ~
パプリカは嫌いだ
ホット・チョコが飲みたくなったからベットから起きて階段を下りてた。
だけど階段が下りれない。
ループするわけでもなく、下りれない。
そのせいで目が覚めた。
「私はパプリカだ」
何処からともなく声がした。
目の前に宙に浮く赤色のパプリカがいた。
「うわあああああああ!」
男は叫んだ。パプリカ恐怖症なのだ。
ポケットからリボルバーを取り出し、パプリカを打ち抜こうとした。
しかし、撃てなかった。男は...男は心優しかった。
それ以前に取り出したのはリボルバーではなくバナナだった。
男はバナナを食べることにした。
バナナは好きだ。
バナナの皮をむいて食べた。おいしい
パプリカが再び話を続けた。「お前は重大な機密保持法を犯した。」
男は言葉が出なかった。バナナを食べていたからだ。
「だがお前は私を撃たなかった。私が政府に交渉をしよう」
パプリカは赤色の光に包まれて消えた。
男はそれから1週間を階段で過ごした。
階段にはバナナの自動販売機があったのでお腹はすかなかった。
水は窓から雨を回収した。少し体調を崩したけど
男は醤油味のバナナを食べていた。
するとどこからともなく声がした。
「アルバートよ、お前を釈放する」
男は振り向いた。政府の犬とパプリカがいた。
男が喋る間もなく階段は消え、居間でホット・チョコレートを飲んでいた。
味はね。