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プロローグ
君が俺の前から消えてもう1年。
クソみたいな俺の人生、君が光をくれたのに。
最後に君はこう言った。
『私だって貴方に助けられてたんだよ。貴方が光をくれたんだよ。そして私たちは強く慣れた。貴方ならもう大丈夫。また違う誰かを救ってあげて。私もそうするから』
やっぱり君は美しかった。
この言葉を聞いても、なぜ君が姿を消す必要があったのかはわからないけど、俺は君の気持ちに応えたいと思った。
いつだって君の言う事は正しくて、俺の心を強くしてくれたから。俺の心を幸せにしてくれらから。
そして、本気で君を思っているから。
でももし、もしも叶うなら。
俺はもう一度君に会いたい。心からそう思う。