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孤独の雨
何処を見ても、何をしていても、俺は独りきり。
孤独な人生、 周りには誰もいない。
死んだって、 誰もそのことには気付かない。
悲しみの涙、 それは誰の為に流すんだ?
喜びの涙、 それはどんな時に流すんだ?
悲しいと感じるのは、いつものこと。
寂しくて、独りきりで、 孤独を感じて、周りを恨んで。
俺には一体何ができる?
流す涙はもう枯れた。
心も枯れて、 必死に耐える。
いつになったら雨が降るんだ。
いつになったら願いが叶うんだ。
誰が、俺の手を握ってくれるのか?
誰が、俺を助けてくれるのか?
俺には誰もいないというのに。