処女やん
「あ、ああ...」
例によってつんけんしてる。
俺は、幼稚園時代からの幼馴染ではあるが
アイリのやつが、苦手だった。
美少女ではあるが、
いかんせん、言動、態度ともに可愛くなかった。
だが。
しかし。
俺はリビングにてテレビも視聴しつつ、そんでもってゲームもして遊ぶという聖徳太子みたいなことをやってのけていたのだが。
台所に立とうとしたアイリが服を脱ぎ出したので、
慌てふためくこととなった。
「おい、おまえ、いきなし何やってんの...!?」
「なんで、洋服を脱ぎ出すの... !?」
するとアイリに睨まれた。
「バカね...。あんたが買い損ねた雑誌、
私、バイト後、立ち読みしたのよ...」
「そしたら、あんたの好みが分かったって
ゆーか!?つまり、シンジは!!裸エプロンとか好きなわけね!?」
「え、あああ..」
コンビニに居た時より、
俺は狼狽ることになる。
「や、やめろ...!!ズボンを脱ぐな...
Tシャツも脱ぐな...」
「うるさいっ!黙ってなさいよ!
限界ギリギリまで、やってやろーじゃないの!
シンジが、そんなエロ本買わなくて済むように
目の前にいる女が!幼馴染である私が
その萌えるカッコ!をしてやろーじゃないの!」
マジで際どく。
此処から先はあんまり描写できないが。
幼馴染は一矢纏わぬ姿に
なり、そこから、フリフリレースのエプロンを
羽織りやがったんだ。
「おおおおい、服を頼むから着てくれ。
俺、どーかなっちまう!」
「バカね...!あんたをどーかさせる為に
来たのよ...!まったく、エロ本にうつる写真の女に
うつつを抜かしてる暇があったら、
現物を見なさいっっ!」
「待て待て。おまえ、俺のこともしかして
もしかすると好きなの??
エロ本の女に嫉妬しちゃった感じなの?」
「んもー!!そーだよ!」とふくれ顔したアイリ。
た、大変な事が起きた。
それからアイリは。
俺の首をぐいと引き寄せ、
自身の胸元へ、俺の頭を誘導したんだ。
ふかふかの感触。
俺が、
ひぇー!って悲鳴を上げた時だ。
「ベッドに行く?それとも
私はこのままカレーを作った方がいい?」
と急にデレデレ顔になった。
上目遣いで。
俺はこの時。
産まれて初めて、
幼馴染のこと、超絶かわいいって思ったんだ。
「ベッドに行く!!」
「そーこなくっちゃ!」
それにしても。
女の裸って、ほんと尊いよな...
★★★...
入れてくれると嬉しいっす。