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ある音楽家の異世界暮らし  作者: 雨晴罔象
~第1楽章~ 仲間
13/37

〈第12音〉ゴブリン襲来!

毎週投稿1週目です。


1週目わさびを回避をしていく~

◆ソアン=ガルヴァ◆


「わかった、連れて行こう」


 ハヅミの目をまっすぐ見つめながらそう言う。その目がぱっと明るくなる。


「ありがとう! 本当にありがとう!」


 ハヅミは勢いよく立ち上がり、感謝の言葉を言いながら俺の手を掴んできた。そんなこと、前の世界でもされたことなかったからしどろもどろになる。


「あ、えーと、そのー」

「あ、ごめん……」


 申し訳なさそうな顔でハヅミが手を下げる。


「そ、それで、連れていくと言ったは良いものの、これからどうしようか……。ハヅミは、王都までは一緒に行くとして、そこからは?」

「できれば、そのあとも、ソアン君に、できたら付いて行きたいな、なんて……」


 ハヅミの声がだんだん小さくなっていく。


「それなら、言い方は好きじゃないが、ハヅミの所有権を奴隷商から俺に変更しないといけないな。それにかかる料金ってどれくらいかわかる?」

「ん~、わからないけど、私が買われたときは10000ジュリーくらいだったような」


 じゃあ、あと2、3倍くらいかかりそうだな。


「購入価格がそれくらいならいけると思う。安心して」

「ありがとう! でも無理はしないでね?」

「大丈夫大丈夫。小さい時から貯金しているから。さて明日も早いしもう寝ようか」

「うん!」


 そういって俺たちはそれぞれの部屋に戻り、体を休めた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 翌日。俺たちは馬車で王都に向かっていた。


「馬車がとれてよかったね。徒歩だとあと5日くらいかかったからね」

「そうだな。馬車だとあと2日と半日くらいかな」


 談笑をしながら馬車に揺られていると、


「うわー! モンスターだ!」


 外から御者の叫び声が聞こえてきた。


「どうした!」

「モンスターが出たんだ! ゴブリンが10体ほど襲ってくる!」


 まあまあの数だな。


「わかった、俺たちが引き受ける!」

「え、戦えるんですか!?」

「まあな。ハヅミはいけるか!?」

「ごめん、私戦闘は苦手で……」

「わかった。それなら、大丈夫だとはおもうが、傷を治すポーションだけ作っていてくれ」


 そう言うと俺は馬車を飛び出した。


「気を付けてね!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ゴブリンの前に姿を現すと、俺に気づいたゴブリンたちが各々武器を手に持ち、こちらに向かってきた。


『とりあえず馬車に被害が出ないようにしないとな』


 そのうち1体の攻撃を剣で受け止めながら、


旋律(メロディー) ト短調(Gマイナー)!」


 一矢の雷がシッという音を立てながら、1体のゴブリンを襲う。雷が当たったゴブリンは燃え尽きてしまった。

 ゴブリンたちは俺の攻撃に動揺している。


「よし! 次は、転調(モデュレーション) ニ短調(Dマイナー)!」


 今度は水をレーザー砲のように放出し、ゴブリンを3体ほど吹き飛ばす。

 その攻撃を受けて、ゴブリンたちは俺から距離を取り出した。


「今だ! 転調(モデュレーション) ホ長調(Eメジャー)!」


 トドメに、透明な風の刃が残りのゴブリンの体を切り裂き、戦闘は終了した。


「――ふぅ。じゃあ戻るか」


 ゴブリンの魔石を回収し終わった俺は一息つき、馬車の方に戻った。

 馬車の二人は茫然とした顔で俺のことを見ている。


「……どうした?」

「いや、あんた強すぎないか!?」

「そうか?」


 そうなのか?


「そうだよソアン君! あんなに素早く敵を倒す人、初めて見たよ!」

「まあ、あの手のモンスターはよく戦ってきたからな」


 小さいときによくスライムやゴブリンを倒して、スキルの練習をしながら小遣い稼ぎをしていたのを思い出す。確かに、そのときの周りの大人たちの顔は驚いた顔をしていたな。


「とにかく、ゴブリンを退治してくれてありがとな! あんたは命の恩人だ。少し代金をまけてやるよ!」

「っ、いいのか!?」

「ああ。もしあんたがいなかったら、俺は死んじまってたかもしんねぇんだ。これぐらいはさせてくれ」


 実際ものすごく助かる。ハヅミのためにできるだけお金を残しておきたいからな。


「ああ、ありがとう。素直に受け取っておくよ」

「おう!」


 そのあとは馬車に揺られ、隣町まで行った。その町の宿の料理がものすごくおいしかったこと以外はこれといったことは起こらず、今日が終わった。ちなみに、チョリラムという食べ物を食べた。鶏肉や野菜などを鍋で煮込んだものである。本当においしかった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 その次の日、また馬車の中にて。


「ソアン君は何かスキル持ってるの? 昨日の戦いぶりを見て何か持ってるかなって思ったんだけど」

「あ~持ってるよ。『音楽家』っていうスキルね」

「私と同じ『職業系スキル』か。でも私はそんなに強くないんだよな……。ソアン君が羨ましいよ」

「『科学者』はかなり強いスキルだと思うけどな」

「え、何で?」

「今から言うことちょっとやってほしいんだけど」


 俺は科学者の使い方のアドバイスをハヅミにすることにした。

楽しんで頂けたでしょうか。良ければ誤字脱字、アドバイス等、教えてもらえると嬉しいです。


今回から番外編として登場人物たちの会話でもしましょうか。(作者も時々出てくると思います。また、キャラ崩壊やメタ話には注意してください)

(ソ):ソアン

(ハ):ハヅミ


(ソ)後書きで何か喋れ!って作者から言われたんだけど何をしゃべろうか。

(ハ)それにしても、前回から投稿期間が空いたね~。

(ソ)そうだな。作者もそれをダメだと思ったのか、毎週日曜日に投稿できなければわさびを食べるというチャレンジをやってるみたいだな。

(ハ)本当にできるのかな……。

(ソ)わさび食べて悶えてしまえー! hahaha!

(ハ)(ソアン君、悪い顔してる……)

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