17.日本はなぜ太平洋戦争をしたのか。 余話4:学生運動の末路と残滓。
17.日本はなぜ太平洋戦争をしたのか。
余話4:学生運動の末路と残滓。
太平洋戦争の評価について軽く触れるつもりだったのですが。
特に「安保闘争」はいろいろやばくて、余り触れたくはなかったのですが。
まあ、題名の呪いというか。
とりとめもなく、書いているからこうなる。
若者が一所懸命動く、努力する、という事に対して、日本はかなり甘いところがあります。
純粋な思いだけで動く。
私利私欲や他人の思惑に縛られない。
ここまでは良いです。
「だから正しい。」
これが大間違い。
「若者」は「バカ者」という言葉の通り、大体連中のやる事は経験不足で間違う。
だから経験不足を補うために、誰か尊敬する人に師事したりその人に従ったりしますが。
人間を見る目がない場合も多い。
学生運動の連中は毛沢東を師事し騙され、オウム真理教の連中は麻原彰晃程度に騙される。
普通は、若い者が馬鹿な事をやってる、で済むのですが。
若い者の活動というものには、世間も甘くて好意的な事が多いです。
確かに歴史を見ると成功事例もあるのですが。
古くは中大兄皇子と中臣鎌足。
源頼朝の挙兵も33才でしたっけ。
流石にこれは古すぎますが、明治維新は確かに若者の手で為された事でした。
ただ、これはあくまでも希有な成功例で、彼らが師事した島津斉彬、吉田松陰、勝海舟らが正しく導いたからでしょう。
2.26事件は「昭和維新」という名のテロ行為で、結果的には青年将校が政府要人を殺害して回っただけですが。
この時も陸軍の首脳は「彼らの主旨を認めて欲しい」などと甘い事を言っていました。
学生運動の時も、世間は学生たちに好意的でした。
その頃の小説などを読むと、
「選挙の時にはこっそりと共産党に投票する」事を進歩的なように書かれている物もあります。
手塚治虫の「W3」
このマンガの主人公の兄はマンガ家で秘密組織のスパイでした。
世界平和を目指すこの秘密組織は、謎の指導者に率いられ、日夜平和の敵と戦っています。
具体的にはどこかの軍事国家に潜入し、世界を宇宙から支配するための衛星打ち上げ基地を爆破する。
・・・・・・・・・。
まんま、9.11みたいなテロ行為です。
軍事国家まではスポンサーが手配した潜水艦で行き、沿岸警備隊の船を襲撃して乗っ取ったりします。
これ、裏側に絶対どこかの国が付いているよなあ。
これが、世界の、平和のための、正義の、戦い、と表現されていたのです。
学生運動の中にはこういう武力闘争に憧れていた人間もいて。
実際、連合赤軍などは、一生懸命猟銃などを集めて軍事訓練という涙ぐましい努力をしていたみたいですが。
学生運動の指導者層は純粋で誠実で善人だったと思います。
だから、自分が正しいと思い込むと周りが見えなくなる。
北山修という作詞家がいて、まあ反戦フォークソングなどを作詞していた人ですが。
エッセイの中で対談者に
「君たちはもっと調べてから行動するべきだ。」と
知識の重要性を説かれていて。
それに対し
「詳しく知ると行動できない。
壁の大きさを知ると壁を越える事が出来なくなる。
知らないから果敢に行動できるんです。」と
答えていて。
まあ、こういう考え方です。
突っ込みたくもなるでしょう。
それ、行動しちゃ駄目だから。
突っ込んで自爆するのは勝手だけれど、周りの迷惑を考えろ。
結局の所、要はヒーロー、正義の味方になりたかったのでしょう。
小学生のくせに自動車を乗り回して、鉄人を操縦する正太郎くんみたいに。
W3の真一やビッグXの朝雲明、009の村松ジョー(改名前)みたいに。
学生運動の流行に乗り、世間からも「闘士」だの「戦士」だのとおだてられ、自分の無知無能を純粋信念と思い込んで、全能感にはち切れんばかりになって、自分の青春を世界平和に捧げた・・・・・。
昔のニュースフィルムだったか。
京大紛争で、京大の学長が学生の代表と対話するシーンがあって。
対話のはずなのに学長の机の前には学生が大勢詰めかけており。
学長が何か話そうとすると、直ぐ「ナンセン~ス」と声が飛んで学長に話をさせようとしない。
「吊し上げ」ですね。
文化大革命の時に、学生が毛沢東語録を片手に集団で毛沢東に敵対する党幹部を殺した手段です。
学生運動をしていた連中はなんとも思わなかったのだろうか。
目的のためには手段を問わない、などと言いますが。
彼らは暴力で政治を乗っ取ってどうするつもりだったのだろうか。
きちんと学んで、いろいろ経験して、考えて、そうやって政治などと言う難題に対処できるのです。
いろいろなしがらみ、権利など、それはもう複雑な糸をたぐって整理して把握して、そしてようやく政治を動かす事ができるのです。
彼らはそういう勉強というか努力をしようとしないで、一足飛びに政治の世界のヒーロー、正義の味方になりたかった。
彼らに言わせれば、そういう世界に入るとそういうものに染まってしまい汚れてしまう。
日々の生活に追われて、正義の味方ではいられなくなってしまう。
・・・・・・・・・・・・・・・。
良く判っているじゃないか。
社会に出て経験を積んで、正義の味方ができなくなるようなやつに、正義の味方気取りで暴れられたら迷惑なんだよ。
この間読んだマンガに、世界平和のために戦うヒーローが出てきまして。
その人は中年にさしかかる海自の将校さんで、乗っているのはロボットではなくて潜水艦でしたが。
「世界平和」
マンガやアニメの中でヒーローが連呼し、建前となりつつあるもの。
ずっとそれを考えていた人がいたんだなあ、と思いました。
悪の巣窟の日本。
東京湾も駿河灘も時間がかかりましたがヘドロは減り、多摩川には鮭が戻ってくる、という話もあります。
東南アジアでは排水浄化装置を備えた日本の工場は、元の川より綺麗な排水を出すと言われます。
森永ミルク事件。
原告の中坊公平の弁論に泣いたのは、被告側の森永ミルクの人間でした。
申し訳なかった、ごめんなさい、と。
決して、望んで被害を出した訳でもないのに。
アメリカのマスキー法、排ガス規制法。
アメリカのビッグ3が不可能と主張する中、「やる、可能です」と言ったのはベンツと日本のメーカーだけでした。
それに取り組んでいたホンダで、本田宗一郎が
「排ガス技術で他のメーカーに差を付けて売り上げを伸ばせ」と社員に発破を掛けたのに対し。
社員たちは「子供たちに青空を残すため頑張っている」。
これを聞いた本田宗一郎は自分の浅薄さを恥じた、と言われています。
超過労働、労働運動差別だった企業は、いつのまにか残業規制を行い、有休取得を半ば社員に強制して、労働組合は存在意義を失いつつあります。
自由主義社会には防止機能があり、自浄機能があり、そしてそれぞれが自覚して動いていて。
こうして良くなっていく。
自衛隊は散々不遇な時代を過ごしながら、腐らず、常に己を律し、黙々と「その日」に備えてくれています。
湾岸戦争。
イラクのクェート侵攻を見て、「日本侵略」は決してただの妄想ではない、と思った人もいたのではないでしょうが。
大規模災害などで自衛隊が出動する度に、日本には大きな行動力を持った規律正しい頼れる集団がいる、と安心している人もいるでしょう。
金権政治。
代議員はお金で賛成票を売っているかもしれませんが。
そのお金は議員の地元に流れ、その地元を潤したでしょう。
昔は政治家になると、どんな資産家であろうとやがては家、屋敷を手放した、といいます。
田中角栄のイメージが強いのでしょうが、本当は政治家は儲からないそうです。
その田中角栄も、ロッキード事件で確かに「お金を受けとる。贈賄。」
の犯罪を犯しました。
でも、贈賄による罪は犯さなかった。
ダグラスDC-10とロッキードトライスターの選定で、トライスター側のロッキードに与したのですが、機種としてはトライスターの方が優れていた。
田中角栄は正しい選択を見極めた上で、そちらからお金を貰ったとも言えます。
贈賄の本当の犯罪は、選択時に、選択に考慮されない要素を割り込ませて、選択を誤らせる事です。
日本の新聞の収入の大部分が、広告収入である事はご存じでしょうか?
森真先の古いマンガの中にそのようなセリフがありました。
なんでも、紙面の半分以上が広告だそうですが。
お判りでしょうが。
新聞は、広告料という贈賄を受けているのです。
贈賄を受けている新聞社としては、広告主に不利な記事は載せないでしょうね。
つまり一方的な記事ばかりを読ませて、読者の判断を誤らせているのです。
政治資金規正法とやらで、大企業有利な政策ばかり立案すると非難する新聞が、です。
朝日新聞当たりは、さぞや中国系や韓国系の広告主が多いのではないでしょうか?
よくも恥ずかしくもなく、森友学園の事など非難できますね。
フランス共産党の議員だったかな?
学生運動真っ盛りの日本に来て、日本の社会を見て、特に累進課税当たりでしょうか。
「日本の社会はフランス共産党が目指す社会を実現している。」と言ったそうです。
当時の日本は共産主義者が見ても、充分平等な社会だったのですよ。
日本の学生運動は”ばか”を晒しただけでした。
彼らの中には第3次世界大戦で、アメリカの基地があるばかりに共産主義国家から攻撃を受ける日本の姿があったのかもしれないです、が。
それ、戦争を始める共産主義国家の方がどうみても”悪”ですよね。
それに、アメリカの基地がないから日本を見逃してくれる、とでも本気で思っていたんでしょうか?
まあ、盲信していればそうかもしれませんが。
学生運動を主導した連中も、社会に出て知識と経験を積んで自分の馬鹿さ加減を自覚したでしょうが。
どうも自覚していない連中がマスコミや教育現場に流れたような気がします。
従軍慰安婦問題は朝日新聞がある人物のでっち上げを、真実として報道したのがきっかけのようですが。
1970年頃、学生運動真っ盛りの頃に大学を卒業した人が絡んでますね。
この間、韓国で発売された「反日種族主義」でも、最初っから真偽など触れもせず、誘導させて証言させる方法について書いてあります。
そこに学生運動の匂いを感じます。
正義のために、つまり戦争を起こした”悪”の大日本帝国と、その後継である”悪”の日本政府を罰するために。
手段を問わない”正義の記者”がいるような気がします。
この件で日本政府は、どれだけ私たちの税金を使いました?
今も財団が一方的に解散させられて、基金を横領されましたっけ?
徴用工問題で朝日新聞にこういうような主旨の記事が載っていました。
1965年の日韓請求権協定は、日本陸軍士官学校卒業でクーデターで政権を略奪した朴正熙大統領が締結した物である。
そこには韓国国民の民意がないので、協定は無効である。
・・・・・・・・・。
詳細はお手数ですが、ご自身で記事をお探し下さい。
如何にも日本贔屓の大統領が、韓国国民の利益を日本に売り渡したようなニュアンスですが。
まあ、明言していないいつもの汚らわしい書き方ですが。
ふ~ん、と思いました。
なるほど。
では、朝鮮半島併合も太平洋戦争も、大日本帝国が行った事で現在の日本国とは関係がない。
日本国は大日本帝国の行った事に対し、賠償責任を持たない。
と、言ってもいいのですね。
如何にも学生運動出身者っぽい文章でしょう。
「民意」とかを後生大事に掲げているところ。
従軍慰安婦問題で、朝日新聞は韓国国民の「民意」をどういう風にしましたか?
「ナンセン~ス」で、言論を殺そうとしていた学生運動出身者が、まさか新聞社にはいないとは思いますが。
それとも、今度は新聞を使って「ナンセン~ス」をやりたいのでしょうか?
作家さんの中にも中国盲信主義者がいるようで。
いや、作品は大好物でいっぱい読んでいるのですが。
その人の中国愛は何か拗くれているみたいで、日本人に中国名を付けて作品に登場させたりしている。
銀河を舞台にした壮大な伝説で、その片方の日本人が中国名なんですよ。
不思議です。
いや、別に日本人とは書いていないのですが。
作者は本気で中国人として、その人物を描写しているのだろうか?
その人物が、未来ですから全自動の交通システムがあるのですが、そのシステムに乗っているときに故障が発生して止まってしまった。
説明に回ってきた係員が、その人物に
「准将、直ぐにタクシー(?)を手配します。」と言ったところ
「いや、皆と一緒に歩くよ。」と断ったのです。
公共の利益を優先して、自分の不利益を甘受する。
どうみても日本人の行動様式ですよね。
この人を中国人というのは、いくら何でも無理があるような。
中国人なら面子を何より大事にして
「さっさとタクシー(?)を手配しろ。」と怒鳴るところだと思うのですが。
本当に中国人として描写するならば、ちゃんと中国人らしい性格付けをして欲しいのですが。
それとも、未来には日本は中国に侵略されて、創氏改名、中国名にされるのかな?
教育現場にもどうも流れているようで、日の丸掲揚問題がありましたっけ。
詳細はもう面倒なので調べません。
間違っていたらごめんなさい。
確か
「日の丸は日本の侵略の象徴として使われたから、掲揚したくない。」でしたっけ?
まあ、日の丸の赤はアジア侵略で残虐に現地の人を殺して流させた血の色だ、としましょう。
で、掲揚しなければ、掲揚に反対すれば自分は無関係でいられる、とそういう論旨なのでしょうか?
いますよね。
一度決まった事でも、自分は反対したから従わない、とか言う人。
そういう人は決まって「民意」とか「自由」とか言いますが。
日本に暮らし、日本人である事を選択した以上、日本の歴史は日本人全員が背負っていかなければならないものだと考えます。
日本の歴史を背負いたくない、という人は他の国に移住する、という選択を行って下さい。
日本の現在は享受するけど、歴史は背負いたくないという人は、責任を負わない人、無責任な人と判断します。
そういう人に子供たちを教育して欲しくはありませんね。
何より、そういう考え方だと「日本は悪い事をしてきた国だ」という事になります。
「悪い事」をしないように、「悪い事」を嫌うように教育しているのに、自分の住んでいる日本が「悪い国」だと教えられる、と。
日本が嫌いになる子供も出てくるでしょう。
貴方が日本を嫌うのは勝手ですが、自分の嗜好を子供たちに押しつけないように。
子供たちの殆どは将来日本で生きていくはずで、嫌いな国で暮らしていくのは不幸な事だと思うのですよ。
自分の国が好きな方が、おそらく幸せになれると思うのですが。
太平洋戦争で負けて、日本は東京裁判で「悪い国」として裁かれました。
そして太平洋戦争は「悪事」として、日本人に教えられました。
確かに戦争は”悪”です。
「汝殺すなかれ」は十戒のひとつでしたっけ。
それを真っ向から破るのですから。
では、何故そのような”悪”が起きたのか。
「戦争」は公正に評価されるべきです。
事実を確認し、評価するのが改善の第一歩です。
それをしないと次につなげる、次の戦争を防ぐ事も出来なくなる。
戦争を”悪”として何も考えずにただ忌避する事は、戦争を起こす人を作る事になります。
一旦戦争を”善”と認識させられたら、簡単に戦争に進むでしょう。
共産主義を”善”に認識したかつての貴方たちのように。
どこかの誰かのように、戦争犯罪ばかりをほじくるのが正しい行いではありません。
太平洋戦争を”悪”と決めつけ、戦争犯罪ばかりクローズアップする。
戦争とか軍隊とかそういうものに「平和の敵」というレッテルをべったりと貼り付けて、そのレッテルの補強ばかりする。
私はそこに「ナンセン~ス」と叫んで、自由な言論を封じた学生運動の残滓を嗅ぎ取ります。
事実に対し謙虚に接し、考える。
それを放棄した、無能で無責任な学生運動と同じように。
歴史は公正に、客観的に見られるべきです。
私は太平洋戦争を客観的に公正に見て、戦争前の日本の意志が何であったか、それを知りたいと思います。
そうして。
結局のところ、私は言いたかったのだと思います。
太平洋の島々に散った人々に対して。
「あなた方は素晴らしい人たちだった。」
そして「ありがとうございました」と。
彼らも間違いなく私たちの今の生活、日本を作ってくれた人々なのですから。
「悪い事」をして死んだ人たちだったとは、思いたくないのです。




