春に贈る話
かなりわかりにくいかもです。
すみません(T^T)
春の日溜まりに目を細めて。
寝転んだ僕の頬を、青く茂った草がくすぐる。
若草の薫りをいっぱいに吸い込んで。
身体中が優しい温度に包まれて。
まどろみの中につい意識を潜らせる僕。
その右手には、春とは違う暖かみがしっかりと握られていて。
僕の耳に規則的に伝わる寝息。
見れば君が、安らかな表情で眠っていた。
この陽気に負けてしまったんだね。
僕がそういえば、君は夢でも見ているようで、
幸せそうに微笑んだ。
そんな君に魅せられて、僕は夢と現の狭間に揺れて。
君の唇に、そっと温度を移した。
ある春の日の、君と僕の物語。