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魔導学園の頑張らない少年  作者: 暇な青年
第二章 闇の精霊強襲
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第二十五魔導 お化けを探します

訳あって内容を旅行⇒お化け退治に変更しました。

 ある晴れた日の食堂。これまたいつも通りのメンツで一つのテーブルを囲んでいた。食堂に集まった理由は飯を食う、って訳ではなく今学園内で噂になっている事についての話し合いだった。


 「「「幽霊!?」」」


 俺から見て向かい側に座っていた美緒・菜月・智香がそろって声を上げた。で、『幽霊』って単語を出してきたのは現生徒会長である凛姉だった。


 「皆聞いたことある? 今、夜の学園に黒い人影があっちこっちに出没するらしいわ」


 神妙な顔で言ってくる凛姉に菜月と智香は顔を真っ青にして小さく震え、その真ん中に座っている美緒は平然とした表情であった。たしか凛姉も幽霊とかって嫌いだよな?

 昔、夜にやっていたホラー映画を見た夜は凛姉と智香はそろって俺のベットに潜り込んでいたような……

 

 「へぇ、面白そうな噂がたってるのな」


 「幽霊ね、精霊が存在する現代では別に恐れるどころか当たり前の様な気もするな」


 俺を挟んで直登と剣呉が面白そうに言っている。剣呉よ、精霊と幽霊は全くの別物だからな。幽霊は見えないし存在しているかさえ不明だぞ。


 「で? 凛姉は生徒会として実態を調べる、と?」


 「う、うん……でなんだけど誰か協力してくれないかな、って」


 若干不安そうに聞いてくる凛姉が可愛く見えるのは措いといて、俺はほかの連中を見る。両隣の野郎どもはニヤッと笑い、向かいの席に座っている女子達(凛姉を入れて)は約一名を除いて全員顔が真っ青で助けたいけど助けたくない、って顔だな。


 「俺……俺たちは別にいいよ。直登も剣呉もやる気だし」


 「ありがとぉ!」


 「わ、私たちも姉さまのお手伝いし……ます」


 振るえた声で言ってもアレだぞ智香。凛姉も無理しなくていいよ、って言いそうな顔だし。


 「なら柊羽が藤原姉妹、菜月と一緒に行動して俺と直登、それと美緒が一緒に行動すれば大丈夫だろ?」


 剣呉のアイディアによって女子たちの顔色が元に戻った。


 「まぁ……俺は別にいいけど、凛姉たちはそれでいい?」


 「「「うん!!」」」


 なんともまぁ、元気に返事が返って来たな。さて、今日の夜はお化け探索と行きますか。


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