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魔導学園の頑張らない少年  作者: 暇な青年
第二章 闇の精霊強襲
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第二十魔導 ≪エルテーミス≫

今回は説明だけのお話です。

 「───であるからして」


  今日最後の事業は世界史、と覚える言葉が一番ありめんどくさい授業である。美緒と直登は寝てるし、剣呉と菜月は真面目すぎるほどに先生の話に耳を傾けてる。


 机に広げた教科書に視線を落とす。

 見開きで書かれていることは現在の≪エルテーミス≫について、である。


 俺は頬杖を付くともう片方の手で教科書をペラペラとめくっていく。その間も先生は黒板に新しいことを書き込んでいく。


 「めんどくせぇ」


 あくびを一つしてから教科書をめくるのを止め、行儀が悪いが頬杖のままノートを取る。書き終えると視線を再び教科書へと落とす。


 いまさらだが≪エルテーミス≫って広いよな。


 教科書にある世界地図が乗っているページで手を止める。

 ≪エルテーミス≫には海が別つように四つの大陸が存在し、それぞれの大陸にはいくつかの国が存在する。


 北大陸はニ国

 東大陸は三国

 南大陸はニ国

 西大陸は三国


 全大陸には合計で十国存在する。大陸、または国によって何か違うのか? と聞かれたら何も変わらない、と答える者が多いだろうな。ファンタジー世界の様に人種が違う事も無く、言葉も世界共通。ただ住んでる大陸と国家間の技術力の差ぐらいだろう。


 で、俺たちが住んでいる国───≪和国≫がどこにあるかと言うと中心だな。 

 

 世界地図の中心……もっと言えば四方が大陸によって囲まれている、と言えばいいか?とりあえず大海原のど真ん中に島国として存在する。つまり十一国目の国だ。

 

 教科書に載っている世界地図のど真ん中を突っつく。


 おかげで他の大陸へ旅行する者は≪和国≫を経由することも多々ある。飛行機で一直線にいく者が多いがな。

 さて、なぜこんなことを説明まがいな事をしたんだ?


 首を傾げる俺をこれ以上悩ませないようになのか分からないがタイミングよく授業を終わらせる鐘が学園内に響くのであった。


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