第1章: 01
あぁどうして学校なんていかないといけないんだよ!朝、携帯の目覚ましが鳴って起きる。
一日の中で一番ダルい瞬間だ。
それでも一応学校に行く準備をする。
ほんとは行きたくないんだけどね。
ヘタに不登校とかなるといろいろめんどくさいから。
学校では超脳天気な天然キャラを演じている。
このキャラが一番楽だから。クールキャラだと、陰で
「なにあいつ!クールぶってうざくね?」
と言われる。
女子定番のトイレでの悪口会議だ。
実際めんどいとは思いつつも、あたしもこれに参加する。こういうとき天然キャラは便利だ。
「言われてみればそうなのカモ〜」
と言えばいい。天然は陰での悪口も少ない。
「すずは天然だかね〜」
でおわるから。
でもずっと演じてるのもきつい。
だからあたしは親友にだけほんとのキャラをみせる。
親友の翼はクールキャラでみんなにはぶられている。
だから学校では話さない。
親友なのにおかしいって?確にね。
でもあたりまえの事なの。
学校では、翼の悪口をよく聞く。
天然キャラでいる理由もそこにある。
天然だったら翼の悪口を言わなくてもその場をやりすごせるから。
悪口会議では、話題に上がった人の悪口を一つは言わなくてはならない。
でも翼は悪いところなんかないから悪口なんて言えない。だから
「そうなのカモ〜」
て言うのだ。
「でね、ゆみが先生にさ〜」
帰り道いつもの肉まん屋さんの前で翼と合流。
大好きな肉まんを食べながら翼と帰る。
ふと思うときがある。
学校でも話せたらなって。
でもこんな感じもけっこう好きだ。
翼はどう思ってるかしらないケドね。
きっとこんな毎日が続くんだって思ってた。〜つづく〜
初めて書く話しだから、文章とか話しがゴチャゴチャしててごめんなさい!よかったら続きもよんでください☆