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「いや、もう一体いるよ」


颯真は隣接しているカプセルを見つめた。


「燿-Y0.715xxx。彼には翡翠悠兎の能力を受け継がせる」


「…それで計画は終わりなの」


「「神子の反乱」を再び起こす」


「…!!」


頭の中が真っ白になった。反乱を起こすと言うことは[国]自体を消すことに繋がる。颯真は優羽と燿のたった2体でこの国を消すことを考えているのだろうか。


「…ひとつ、昔話をしよう。私の一族は魔血鬼で、今までの歴史の中で一族は代々魅血鬼と争ってきた。しかし魔血鬼を継ぐには魅血鬼を殺し、血を祭壇に捧げなくては継げない為そうするしかなかった。私たちにとって魅血鬼は「材料」にしか過ぎない。だけど君は違うよ、雪刃」


「え…?」


どうして、と言う前に壁に追いやられ閉じ込められる。


「雪刃は吸血鬼一族の姫だからね。大事にしないと」


手の甲に躊躇いもなくキスをした颯真。この人は敵じゃなければ本当に忠誠を誓ってしまうんじゃないかと言うくらいあたしに対しては好意的だ。本気で言っているのがあたしを誘い(いざない)たくて言っているのか。やはり颯真の本心は見えない。


「姫だからあたしに好意的なの?颯真」


「姫じゃなくても、雪刃(きみ)だから好意的なんだよ。」


「あたし…だから…?」


「そう、君だから」


「!!」


気づいた時には一瞬過ぎて分からなかった。けれど、身体の力が抜けて目の前が歪むことだけはわかった。


雪刃はゆっくりと倒れ、颯真の手に抱きかかえられる。


「雪刃、ごめんね。…でもこれで君の人型純吸血鬼(クローン)が作れる」



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