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「…颯真」



「んー?」



「決着をつけよう」




手のひらに炎を灯すと颯真のいる場所へ真っ直ぐ向けた



「そう来るなら…俺も覚悟をしないとね」



ジャキ…っと刀を鞘から抜くと悠兎のほうへ向けた



「「勝負だ」」






































































-魅血鬼 鬼城-



「姫様、そんな顔をして如何致しました?」



「…退屈なだけよ」



「その割には"面白い"という表情ですが?」



「貴方にはそう見える?」



「ええ、とても」



雪刃は、にっと笑うと立ち上がりマントを羽織った



「どちらへ?」



「少し、"面白いモノ"を見物にね。留守は任せるわ。何かあったら伝書蝙蝠(コウモリ)で知らせてちょうだい」



「承知致しました。姫様にご武運を」



「ありがとう、行ってくる」



雪刃は給仕にそう告げるとあっという間に飛び去った




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