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プロローグ
僕らにのしかかる沈黙。張り詰める空気。その一つ一つが、今入ってきた先生によって広がる。
一目見ただけで、彼が不機嫌なのが分かる。相手が子供だからか、まったく感情を隠していない
ただ不機嫌なのだ。クラスのみんなはただ目を会わせ合うだけで、誰も声を出さない。
布のすれる音さえ、途方もなく大きく聞こえ、永遠とも思える時間が過ぎた。
皆これ以上先生の機嫌を悪化させないよう、気を使っている。
先生の権力に屈服したクラスの姿。そして僕の大嫌いな姿だ。
しかしそんな僕も、なにも行動を起こさない、ただ支配された人にすぎない。
初めての作品・・・に近いです
更新頑張ります!!