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アカい羽根募金には気をつけて ~人の善意を食い物にする寄生虫の話~

作者: 桂英地

「アカ」とは


社会主義や共産主義の象徴である赤旗の色から、共産主義者、社会主義者、共産党、極左勢力を指す隠語。



まず、今回の震災で被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。


今回書く話にはかなり胸クソ悪い内容が含まれますが、一度考える機会になればと。

詳しいことはこの話を見た後で、各々で調べてもらえればと思います。本当に大事なのは「自分で調べる」という行為ですね。


結論から言うと、赤い羽根共同募金への募金はやめた方がいいです。

何故なら、赤い羽根へ集められた金の流れはかなり不透明だからです。


義援金の寄付自体をやめた方がいい、という話ではありません。寄付の先をちゃんと調べた方がいい、という話です。

寄付先として一番いいのは、被災された県や市区町村の窓口かと。

返礼品を受け取らない形でふるさと納税するというのも一つの手ですね。


2022年頃から怪しいNPO団体への追求が活発になり、その過程でこの問題は赤い羽根共同募金にも飛び火しました。

そして、税金を活動資金に受け取りながら不正な会計が見つかった数々のNPO団体に、赤い羽根からもかなりの額の金が流れていたのが発覚したんですね。


NPO団体の問題点は、公金が投入されているような団体でも行政が監視しない、ってところです。


たとえば、東京都で現在進行形で問題になってる複数の女性支援団体。

こういった団体の主な活動の一つに「アウトリーチ活動」というものがあります。

これは簡単に説明すると「困難や問題を抱えた女性と繋がって、支援する活動」みたいなものですね。


こう聞いた時、どんな活動を想像するでしょうか?

家出少女を保護したり、問題解決のために相談に乗ったり、時には児童相談所や行政と連携したり。

こんな活動を想像するんじゃないでしょうか?


実態はまったく違います。

コイツらがやってるアウトリーチ活動というのは、「街で100人の女の子に声掛けしましたー。アウトリーチ活動100回しましたー」みたいなレベルのものです。

業務報告もいい加減なもので、どういった声掛けをしたのか、その結果どういう効果があったのか、そもそも本当に活動したのか、詳細については全て不明で、行政はこの報告を「はいはい」と鵜呑みにするだけです。


もっと酷い所だと、貰った公金でチラシを作り、それを活動地域の学校にバラまくだけ。

それだけで「8000枚のチラシを配りましたー。アウトリーチ活動8000回でーす」とかフカしてますからね。


こんな団体に税金、休眠預金(持ち主の生死所在が分からなくなって宙ぶらりんになってる銀行預金)、赤い羽根や日本財団に集められた募金や寄付金などがジャブジャブと注がれているわけです。


また、こういったNPO団体に流れる金は、大半以上が団体職員の人件費や弁護士費用、運営費などに消えています。

片親世帯を支援する有名NPO団体は食糧支援の名目でこういった寄付金を数千万も受け取っておきながら、会計報告に計上された食糧購入費はたったの数十万でした。

貰った金のほとんどを人件費や運営費に使い、支援物資は企業からの寄付がほとんどだったんですね。

企業は企業でこういった団体に物資を寄付すると税制上の優遇措置が受けられるシステムなんで、Win-Winの関係なんですよ。


今回、赤い羽根共同募金が集めている募金も、よく見てみるとこんな一文が添えられています。


【集めた募金は全額、"被災地で支援活動する団体(NPO)等に寄付"されます】


詰まるところ、赤い羽根が集めた募金は被災者に直接届くわけではないんですよ。

ちなみに、名目が「義援金」だと被災者等に渡されるもので、「寄付」だと支援団体等に渡されるものだそうです。


その団体がちゃんと支援活動をするなら、それはそれでいいでしょう。

ですが先に書いた通り、NPO団体の活動は監視の目が行き届いていない場合が多く、また、そういった金は人件費等で大半が消えているのが実情です。


メチャメチャぶっちゃけると、混乱している状態なのをいいことに「活動しました!」と報告だけして実際は何一つ活動しない、なんてことも可能性としてあり得る話なんですね。

あの現場では、誰がボランティアで誰がNPO職員だとか誰にも判別出来ないでしょうから。


そして、これまでに暴かれた情報からすると、赤い羽根共同募金が優先的に募金を流している相手はアカと関係が深い団体が異常に多いです。

なので赤い羽根は「アカの貯金箱」などと揶揄されたりしてますね。


他にも、政党などが党名で募っている募金なんかも信用しない方がいいです。

といっても、ここに募金するのはその政党の支持者・党員くらいでしょうけど。

そもそも、ワンクッション挟むようなやり方をしている連中は信用に値しませんよ。

本当に被災地を支援する気があるなら自分の懐を経由したりせず、自治体の窓口を直接紹介すればいいだけの話なんですから。


ここでも特に信用してはいけないのが共産党です。

あそこは過去、政党所属の議員が「集まった募金は党の躍進のために使用させていただきます」と、堂々と募金を政治資金として使うと公言してましたからね。


俺は正直、ドラえもん募金とかも信用してません。だって、朝日系列は反日で有名なところなんですから。

別局ですが、24時間テレビの募金もちゃっかり着服されてましたしね。

テレビ局経由の募金も何やってるか分かったものじゃないですよ。


なお、こういった自治体とは関係ない第三者が集めている募金は、その内から経費等の費用を中抜き(ピンハネ)してもいいことになっています。しかも、その上限はナシ。

極端な話、「1億円集まりました。その内の9000万は手数料として自分達が頂いて、残りは被災地(で自分達が行うパフォーマンス)のために使います」でも法的には問題ないわけです。


なので結局は、被災地の自治体窓口が一番信用出来る募金先なのは間違いないと思います。



極論、募金なんて所詮は自己満足なんだろうと思います。

どうしたって、自分の募金が届いて欲しい所へ正しく届いているかどうかなんて分かりませんからね。


ですが、善意を食い物にするような連中の手にそういった善意の募金が1円でも渡るというのは、募金する人達にとっても決して本望ではないはずです。


なので、怪しい噂程度でも疑惑があるような所は募金先から除外しましょう。

繰り返しになりますが、自治体窓口。恐らくここが一番無難です。


赤い羽根にしても怪しいNPO団体にしても、はっきり言ってなくなっても誰も困りません。

災害時の募金窓口は自治体が必ず開設しますし、本当に志があるNPO団体は公金や怪しい資本に頼らず活動します。


善意につけこんで私腹を肥やす寄生虫。

ダニやヒルなどと比喩するとダニやヒルに失礼、とすら思うゴミカス共。

こんな連中を根絶やしにするためには資金を供給しないことが大事で、そのために必要なのは「知ること、調べること」なんだと思います。



まとめ


アカい羽根こと赤い羽根共同募金は信用しない方がいい。

「うちが集めて被災地に送りますよ」みたいな所も信用しない方がいい。


人の善意を食い物にする連中はどこにでもいて、そのどれもが善人の仮面を被っています。

そういった連中に騙されなければ、被災地の復興はさらに早くなるでしょう。


被災地の、一日でも早い復興を願います。


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