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第九話 会議

十話書き終わってないのでもしかすると遅れるかもしれません

数日後。

俺達は新たに創った小型艇で都市内に赴いていた。

新型小型艇の名前は、〈YELLOW-RABBIT〉。

仲間に名前を募ったら、ファリンが付けてくれた。

昔飼っていたが死んでしまったウサギかららしい。

この世界のペット用動物は去勢が事前に為されるからな......


「凄いな、これ..........王族の移動用の艦にも対抗可能なんじゃないか?」


ローレンスが何か言ってるが、艇内部は確かに豪華だ。

一応人型殲滅機兵も居るので、豪華に見えていつでも牙を剥く内部構造なんだがな。


『準備をしてください、後2分弱で目的地に到着します』

「へーい」


レクスの声と共に、モニターが表示されそこにカウントが映る。

準備時間である。

何の準備かといえば、当然公式の会見である。

俺たちは姫サマの言いつけた公務のために正装して、公の場に出る。


「緊張するぜ」

「英雄なんだろローレンス」

「そりゃそうだけどよ」


そうこうする間に、レクスが到着を知らせ扉が開く。

仕方なく俺は外に出て……


パシャシャシャシャシャ!!


シャッターの弾幕に飛び込んだ。

この世界のカメラもシャッター音はあるんだよな。


「手を振った方がいいか?」

「おいおい、やめとけって…」


ローレンスの制止を無視して、俺はあちこちに手を振ってみた。

反応は変わらなかったが、代わりに列がパッと左右に開き、建物に入ることができた。


「中も人だらけだな」

「…うう」

「ファリンさん、大丈夫ですか?」

「だいじょぶ」


ファリンが人気に圧されて姿勢を崩した。

こりゃ危ないな…


「とっとと会議場に入るぞ」

「了解」


俺たちはそそくさと会議場に入った。

そこで待っていたのは、度を超えたデブ、眼帯の男、フードで顔の見えない性別不明の何者かだった。


「ようやく来たかね」

「おせーんだよ」

「…………」


あまり、友好的ではなさそうだな。

まあ第六エスカリアのトップがこいつらなら、そりゃあ剣呑な雰囲気になるか。




会議が始まった。


「諸君らは何故今更この第六エスカリアへと調査に赴いたのかね」

「姫サマの指示を頂き、赴いたまでです。他に何かあるとは聞いていませんね」

「惚けてんじゃねえ、俺たちを見捨てやがったくせに」


第六エスカリアが荒廃したのは確か、元々過疎ってた第六エスカリアに空賊が住み着いたけど、帝国軍に押され気味だった王国空軍が第六エスカリアを見捨てたんだっけか。


「過去のことは知りません、自分達は未来の為に第六エスカリアに調査に来ました。都合の良い、悪いは関係なく全てを見せていただきますよ」

「よろしい!」


デブが叫んだ。


「諸君は、我々が王国から独立して稼いだ富を奪おうというわけだ」

「奪おうとなどしていませんが? まずは記録を取り、本国で吟味してから再び統治下に置く作業を行うだけです」


自分で言っててアレだけど、これすげえ極悪だな。

一旦見捨てた場所を、悪が栄えさせたから悪を排除して利益だけ頂きます、って訳だ。


「それを奪うというのだ!」

「何にせよ、正義はこちらにあるので…まずは調査を行わせて頂きますね」

「黙れクソガキが! 俺たちを舐めるな!」


眼帯の男が魔導銃を抜き発砲しようとするが、すぐそばのフードに止められた。


「んだよ」

「………」


ボソボソと何かをフードが眼帯に言うと、眼帯は銃を収めた。


「俺はハーフエルフだ。それより、見せてもらえるんだろうな」

「ああ、技術開発局とインフラ管理局、中央管理塔、都市浮上システム内部なら視察させてやるよ」

「素直だな」

「それ以外のところに入ったら、生死は問わねえ。これがこっちの最大譲歩だ」

「そうか」


俺は頷いた。

それだけ見れれば充分だな。

どうしても入れないところは俺が一人で行けばいいしな。


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