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第一話 王宮からの呼び出し

また五話上げます。

その後、俺は孤児院へと戻る。

離れたくないと懇願するアリスを必死に説得して、基地へと置いてきた。

アリシャは俺の姿を見た途端、ワッと泣き出して俺に抱き着いてきた。


「おわっ!?」

「ユウキくん、無事だったんだ...良かった」

「俺は死んでも死なねえって」

「嘘、ユウキくんだって死ぬって分かってるもの。現にハンナちゃんは瓦礫で大怪我して......助からなかったみたい」

「———ッ!」


嘘だろ、なるべく死なないように頑張ったのにな.....

クソ、ハンナ.......

あいつは優秀で、将来は書記になるんだって頑張ってたのに.........


(アリスには絶対話せねえな)


アリスは自分のしたことをきちんと理解している。

どこまで騙せるかはわからないが、死者は出していないという優しい嘘を信じてくれることを信じよう。

でなければ、自分の罪に耐え切れずに暴走してしまうかもしれない。


「ま、とりあえず.......飯を食うか」


俺は食堂に向かって歩き出した。




「ふぁ?」


食堂で孤児院を経営している夫婦の婦人の方が作ってくれた飯を頬張りながら、俺は疑問の声を上げた。

何故なら......


「疑問に思う気持ちはわかるわぁ.....王族からあなたに出頭命令が出てる。何か疑われるような事をした覚えは?」

「ありません」

「そうよねぇ......まあ、とりあえず出頭してみたら? 多分害はないはずよ」

「そうしてみます、ありがとうございます」

「いえいえ~」


はあもう、全く面倒臭い。

王族なんて助けなければよかった。

そう思いつつも、助けなければ後悔すると考えた自分を責められない。




そして、近所の復興の手伝いをしたり、

他の男子組と遊んだりしていると、太陽が沈み始めた。


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