編集ってやりだしたら止まらなくないですか?
『なろう』登録初日で、キーワードってなんぞ? 程度の底辺です。
とある日、自分は飽きもせず某動画配信サイトを見漁り、ココ『なろう』を読み漁るという我ながら目を背けてしまいそうなほど怠惰な毎日、そしてその往復で忙しい日々を送っていた時に――。
ふと我に戻った。
『つまんね』
――と。
では何故、そう思ったか。
『飽きた』
――と。
そこで何を思ったか、普段読まないエッセイや短編に目を通してみると。
『面白い!』
――と。
先駆者の方々が様々な表現や文法を用いて、各々が伝えたい事を伝える。
ただそれだけなのにもかかわらず面白いマンガを読む時のように、グッ! とのめり込み、パッ! パッ! と次々読んでいく内に、ビビッ! と身体に電気が流れたのかと思うほど感銘を受けたエッセイがあった。
自分はそのエッセイを読んだ時にこう思った。
『確かに! なら自分で書こう!』
――と。だが。
それが間違いだった。
という事は一旦置いといて、執筆するにあたってテーマもすぐに思い付き、指にサラダ油を塗っているかと思うほどスラスラと執筆が進んだ。一日に多い日では7話も執筆した日もあり、あれよあれよと2ヶ月経った頃には180話近くまで執筆も進んで文字数にして100万文字前後になったから。
「よっしゃ! こりゃバズるわ! 親友に見てもらおうっと!」
自分で読み返しても、読み返しても、純粋に面白く、だから意気揚々と某アプリを通して親友に読んでもらった結果。
『よくわかんない』
その時、親友に疑問の感情を抱いた。同時に絶望もした。
それは何故か、共感をしてくれなかったから。この2ヶ月はなんだったのか。と。
だが、今思うとお門違いにも程があるし、人として終わっているとさえ我ながら思う。
そんな考えをかなぐり捨てて助言をしっかりと受け止め、まず考えた事は『一人称』と『三人称』のどちらが自分の肌質に合っているのか、ミジンコ並みの小さな脳ミソをフル回転させて考え抜いた。
次に、どんな描写の仕方が自分なりに好きなのかを考え抜き、最後に『なろう』を飛び越して様々な本を読み漁った。(5冊くらい)
そして再度、自分で自分の小説を読み返してみた結果。
『よくわかんない』
なんと親友の言う事が正しかった。それに文章を読んで恥ずかしいとさえ思った。
そしてあの時つい、カッ! となってしまった自分を殴り飛ばしたい衝動にも駆られた。
だから、再度1話から書き直す事にした。
それはよくわからない部分を無くすように描写の鬼と化し、連想ゲームのように次々と頭に入ってくるようにして、起承転結を理解していないながらも1話ずつ構成を考えながら。
そして、出来上がった1話を親友に読んで貰った結果。
『面白いか面白くないかは別としてイメージは出来るし、いいんじゃね?』
まさに天にも昇る気持ちであり、電気工事士の資格を得た時より嬉しかった。
小さい自室でイヤッフー! と舞い上がり、近くに土管があれば飛び込んでいたかもしれない。
それからはキャラクター同士の掛け合いや描写、心情に重きを置き『キャラクターに血を流す作業』に入り、なにぶん180話まで執筆を既に進めているからか描写や心情は手に取るようにわかってしまう。
であるからして、血を流す作業も無事? 難なく? 通過してあれよあれよと15話ほど出来上がった。
だが、これが落とし穴だった。
ここからが本題になりますが、書き手の皆さんに一つ質問を。
【編集ってやりだしたら止まらなくないですか?】
まさに負のループ。
書こう! と思ったのが間違いだった、と気づかされた瞬間だった。
1話から始まり15話を執筆している頃にはミジンコ並みに小さい脳でも更新されるもので、その時に『これが最善だろ!』という言い回しや表現の仕方でも、いざ読み返してみると『あれ?』と思う事が多い。
誤字脱字はもちろんの事であり、意味はなんとなくわかるけど文章の繋げ方にも違和感があったり、なんなら修正に修正を重ねて1話の文字数も1万文字を超える始末。
まさに始末に負えない。
なら違うストーリーを書けよ!
なら他のジャンルを書けよ!
なら書くな! ですか?
断じて否!
余談ですが、自分がビビッ! ときてしまったエッセイにはこう書いてありました。
『新しいテーマ、ジャンルを開拓』
自分はそれをしたい。是非、その人に読んでほしいとさえ思っている。
本来のココ『なろう』では、ハイファンタジーやらざまぁ系やら異世界やらその他諸々あり、テンプレと言われるレールに乗って発想豊かな先駆者の方々が色々と執筆されている。
だがしかし!
自分は愛読している作品以外は既に読んでおらず冒頭で申し上げた通り飽きてしまった。
『や、やめて!誹謗中傷はやめてぇ!』個人的な意見ですので悪しからず。
もちろん自分が読んでいないだけでまだまだ面白い作品は必ずあるわけで、純粋に凄いなとも思いますし、自分にはとてもそんな発想が思い浮かばない(逃げた)わけで、且つバトル系の描写なんてもってのほか。
なんなら手に汗を握る描写が執筆出来たら人気ジャンルに手を出します。
――と、いう事で。
どういうこと? とあちらこちらから聞こえてきますが、そういう事なんです。
要約すると――。
「よっしゃ!また読み返してみっか!読むの遅いけど」
……数分後。
「あっるぇ~? やっぱ修正するところあるなぁ~」
……更に数十分後。
「おかしぃねぇ」
……更に数時間後。
「……ん~とりあえず全部読み返そう」
……そして一日が終わって。
「――ッ! ……はっ! またやってしまった!」
このサイクル。執筆を進めたくても進まない。
連載されている先駆者の方々、又は書き溜めをしている方々、この悩みは無かったですか?
自分だけですかね?
それとついでとばかりで申し訳ありませんが、1話の文字数って書き手の皆さんは何文字を目安にされていますか?
ちなみに読み手にジョブチェンジした時の自分は5000~8000文字あると嬉しい派です。
サクッと隙間時間に読みたい読者の方は2~3000文字がベストという意見もあり、親友に至ってもその意見。見せた時には声を大にして『長ッッ!!』と言われてしまいまして。
そんな疑問を抱きつつ今日も今日とて自分は――。
「読み返すか!」
教えて下さいまし! 先輩方!