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魔女のレストラン 感染  作者: マスター
3/12

黒い翼と白い翼


「ブロロロロロー」


風が気持ち良いね〜

やっぱり車はイタリア製だね!


アヤCDをかけておくれ!


んっ? ルベッツかい?

シュガー ベイビー ラブ

いつ聴いても良い曲だね〜

アヤ! 私がイギリスに居た頃の話聞くかい?


「うん! 」


どうしたんだい? 今日は素直だね


「ポール ダヴィンチでしょ! 昭和の歌、

最近興味が有ってユーチューブで見たよ! 」


あの曲はポールがやらかしちゃった時に私に謝罪して書いた曲なんだよ!


「へー そうなんだ、でもビートルズじゃ無いの? 」


ジョンは、その前の男だよ、私に振られて

ヨーコを探し求めていたよ!


その前の男はチャールズで家柄が面倒だったから

親友のダイアナに譲ったんだけど

残念な事に成っちまった……


「お母さんも人間の男の人と付き合っていたの?」


仕方ないさ何処の国でもモテモテで

世界を渡り回ったのは実は男達から逃げ回って居たんだよ!


「本当ですか? 」


あの国はアーティストには恵まれて居るんだけど

料理の創作意欲が湧かなくてね……

すぐに次の地を探したよ、そしたら味覚の優れた

舌を持つ人種が居る国が有るって聞いて

《旨味》って奴を求めて日本に来たのさ!

しかし、いくら異界の食材でダシを採っても

怨味(うらみ)妬味(ねたみ)に成っちまう

まあ、裏料理には最高のダシなんだけどね!


でも結局この国でも男達に追い回されて


「見たよ! 昔の写真 」


のりかだろ、実はあれでもランク下げて装ったんだけど効果なかった

で、人間の男達にチヤホヤされてたら

魔界からデモンドが現れて私を奪っちまったんだよ!

さあ、そろそろ着くよアヤ支度しな!


(真っ赤なフェラーリを飛ばす

カーリーヘアーにキャップを被りド派手なサングラスに10Lは有ろうアロハシャツに短パンの

ヨーコが 得意の信じがたい世界の著名人との

昔話から始まるワンパターンなオープニングで有った)


何か久し振りなのに、ここんちのナレーション

毒吐くように成ったね!


アロハシャツのサイズでかく成ってるし

小錦じゃ有るまいし読者さんのイメージ

壊れちまうだろ!


アヤ!ナレーションなんか無視して久し振りの

仕入れだよ!

今回は《世界の危機を救う重要な任務》だから

気合い入れてくよー


(東の山の大きな鳥居に着いたヨーコは縦笛を吹いた、ヨーコの、その風貌には全く似合わない

穏やかな音色であった、すると朝霧に包まれ

一羽のコウモリのような黒い生物が現れ、

ヨーコが鳥居の下に置いた《お土産》をコウモリのような生物が食べ始めた)


アヤ!よーく見てるんだよ面白い事が起きるよ!


(真っ黒いコウモリのような生物がグレーのアヒルのように成り徐々に白く成り全身に羽毛のような真っ白い羽に生え変わる、正に醜いコウモリがアヒルに変わり美しい白鳥に成った瞬間だった。

白い翼を手に入れたコウモリは空へと消えて行った)


「すんごーい! 醜いコウモリの子?

又、パクり路線ですか…… 」


あの、はぐれコウモリは白い翼を欲しがっていた

今日は特別に二段階アップで白鳥にしてやったのさ。


「でも、はぐれコウモリ何も置いていかなかったよ」


いや、あるよ! よーく見てごらん


(この儀式は幻影獸との物々交換で成立すれば

幻影獸が何かしらのアイテムを置いて行くという

ルールが有り、はぐれコウモリの召喚された場所にはコウモリの糞が落ちていた)


「うんちですか? うんち必要ですか?…… 」








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