ALICE

　妻ジュリアを亡くし失意の研究者ケンジは、悲しみをぶつけるように研究に没頭する。
　ケンジを慕うマリアは、公私ともにケンジとその息子マサハルを支えるが、研究は進展しなかった。
　そして、研究が打ち切られようとしたとき、マリアは決意した。ケンジの願いであり、自分の願いでもある夢を叶えるために。
　マリアが姿を消した後、ケンジはマリアが残した培養プラントから生命を生み出すことに成功する。
　生命は少女へと成長し、アリスと名付けられる。

　これはアリスを愛した人々と、彼女が愛した世界の物語。

　第一章は序章にあたり、アリス登場は第二章からになります。
　群像劇というか、アリスを産み出す人々から始まります。
　それぞれにとっての愛について綴っているので、あらすじで上手く表現できませんでした。
　もしよろしければ、第一章7-8話程度お付き合い頂けましたら、作品のイメージがお分かりいただけるかと思います。
　よろしくお願いします。
　

自身の昔の作品のリメイクです。