第1話
久しぶりの投稿となります。
稚拙な文や文構成ですがご容赦くださいますようお願い申し上げます。
数年前、とある場所にあるとても小さな村で事件は起こった……。
交戦中である隣国の仕業か、あるいは単なる事件なのか……。ただどちらにしろ変わりはないのは一つだけある。
それは“ある一人の少年を除き、 村人は全員行方不明”という事だった。村の建物全てが全焼している事もあり、単なる強盗事件の可能性などもあっただろうが、村の奥にあった金庫からは何も取られている形跡もなく(かといって、無理にこじ開けようとした形跡も無かった) これにより強盗事件の可能性は低いとされ、謎な事件として事件の幕は閉じたのであった……。 ある一人を除いては……。
それから数年が経ち、兵の詰め所にて……
「レヴィン!!……レヴィン!!」
一人の少年が壁に寄りかかって寝ている少年の肩をゆすっている。
「……んん……なんだよ……もう休憩の時間は終わりなのか……?」
「そうだよ。早く訓練の準備をしないと隊長に色々言われちゃうからね?」
軽装に加え、槍を持っている姿を見ると、やはり様になっていると感じる。何故ならば、この少年は隊内部で行われた武術大会で三連覇しているのである。……まあ、二位になってるのは俺な訳なんだが……。
「訓練、訓練って、どっちにしろ攻めて来ないんじゃないから大丈夫なんじゃないのか? 三年前に停戦協定が結ばれたじゃないか」
「そうかもしれないけど……何が起きるか分からないから仕方ないと割り切るしかないんじゃないのかな? いきなり奇襲でも受けたらどうするのさ!?」
レヴィンは少し考えた後に答えた。
「どうせ、来やしないさ。しかもこの小さな砦を奪ったとしても敵側には何の得があるわけじゃないだろ? それなら、ここを攻めるよりは向こう側にある城を攻めて奪い取った方がよっぽどこっち側としては脅威になるだろうね」
その言葉を聞き槍を持った少年は、近くにあった椅子に腰掛けながら話し始めた。
「レヴィンはそういうところが鋭いよね。いつも的確に言い当てる。さすがだよ」
「でも、そういうお前だっていつも鋭いじゃねぇか。いつも感心してるんだぜ?」
槍を持った少年は「そんなことないよ」と卑下した後に話し続ける。
「でも、今回はちょっと意見が違うかな。この砦は敵側から見ると、あの城を攻めているときにここから援軍が出されたら敵の横腹に突き刺さるような位置だからね。障害に見えるに違いない」
「でも、この砦からは援軍に出せるような兵力なんてないんだけどな。駐屯できる場所も少ないし、この場所まで大軍の兵が移動する術もないから厳しいだろ。 裏道は山道の道が狭いせいでな……。敵でも、味方でも……だ」
ここの砦は山の上に造られており、「攻めるに難く、守るに易し」という感じの砦である。山の上にあることも相合わさって、近くの町やら城などの景色が良く見えるのだ。活気にあふれた市場や時期によっては、祭りで盛り上がってる広場もよく見え……景色がいい……?
レヴィンは何かを閃き、叫んだ。
「そうか! 見晴らしがいいから、敵の動きも味方の動きも丸わかりなんだ!」
「そういう事。だからレヴィンみたいな参謀が一人いるだけで、少数の兵で戦うことが出来ると思うんだ」
「なにおぅ。お前だって俺以上の軍略をマスターしてるじゃないか。人のことを言うのもいいけどさ、たまには自分の事も褒めてもいいんじゃないか?」
そういうと、二人は大きな声で笑い出した。
更新はマチマチです。
一週間二週間更新ないことが多いと思いますが気長に待って下さるとうれしいです。
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