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精神科での診察あれこれ


これをお読みの皆さん、まあ大多数の方は精神科の病院にかかったことはないんじゃないかな、と思います。

とはいえ、精神の病院にかかる敷居も低くなりつつあり。

身近に、精神科の話を聞く事なんかは、あるかもしれませんね。


精神疾患も、他の病気と同じく、割と隣に良くある事なので、ご近所や職場の知り合いの知り合い、とか、知人のご家族にいるよ、って事もあるかな。自分が病になってみると、知り合いの誰々さんもね、なんて情報が集まってくるので、割といるなあ、と実感できました。

おおっぴらには言わないけど、普通に暮らしてて皆さん身近じゃない、って距離があるように思ってる方もいるかもしれませんが、実は気付かないだけで、病はいつでも、隣に、良くあるってやつなのかもしれないです。


私は自分が統合失調症になる随分前に、興味の一環として、精神科病棟ルポ、などという本なんかも読んだ事があるのですけど、正直大分前のことなので、内容は忘れちゃいました。ただ、そこにある薄ら暗い悲惨な雰囲気みたいなものは、実際病院にかかってみたらそんな事なくて。

私は入院をしなかったので、余計にそう思うのかもしれませんが、他の内科やなんか身体の病院と、そんなに違う事ない、と思っています。

その本の時代が古いって事もあり、現在では大分雰囲気違うのかな、と推測します。精神科の分野も、日々、進歩していますもんね。


通院している病院は明るくて、患者さんもほとんどの人が大人しく順番待ちをしている普通の待合室の風景です。初診も予約して下さい、っていう病院なので、混んでないし、いつ行っても、自分以外の人が少なくて1人、多くて5人いるかないないかな、くらいの待合室です。


お医者さんは、通院している病院が変わらなくても、多分病院間の移動があったりだと思うんだけど、変わりますね〜、って言われる事があって。今まで4人ほどに担当していただきました。

どの方も穏やかで話を聞いてくれて、にこやかって事はないけど(時々あるか)、フラットで優しい感じです。


人によったら、この先生に話を聞いてほしい、って感じもあるみたいなので、病院を移動したりするのかなあ。でも、そこら辺近くに、ひょいひょい精神科のある病院がある訳じゃないので、こだわりがある人は通院がめちゃ大変だと思う。

障がいのある人の、生活訓練、就労移行支援のカリキュラムがある自立支援施設に私が通っていた時に、同じグループの人が、この先生じゃないとなんか不安だから、遠い病院に通っている、って言っていましたね。不安感があったら良くなりにくいと思うので、仕方ないけど、送迎するご家族とかも大変のようです。


10年近く同じ病院に通っていて、患者さんが、何か、きっと妄想とかあったのかな、威勢よく何かに対して文句の声を上げているのを見た事が、1回だけあります。付き添いの人は、分かったよ、分かったよ、って患者さんを促して帰ってゆきました。

10年通って1回なので、思ったより、頻繁に皆さん暴れているなんて事は、無いんじゃないかな、って思います。


精神科に通ってる人、っていうと、犯罪で悪い事をした人なんかで、心身が耗弱していてー、っていう感じの報道(ニュースだと、もっと整った堅い言い方ですけど)があると思います。

私も、今の病に罹る前は、普通の人と精神の病気に罹っている人は、パッキリ2つに分かれて、とにかく暴れたり常識が通じない危険なイメージ、怖く感じる気持ちがあったのですけれども。

自分がなってみて、同じく病んでいる方と接してみると、皆、普通の感覚の人でした。病だから、気持ちや身体的には落ちてるけど、思ったより全然普通。


そんなに皆、普段から暴れたりしてるばっかりじゃないのです。むしろ自分でも、活動が低下してる事の方が多かったですね。時間としては。


私の実感ですが、陽性反応があった時にも、理性というものはあって、誰かを傷つけてはいけないだとか、暴れたらいけないだとか、もわっと盛り上がる妄想などで苦しくても、最低限の理性を手放す、って事はなかったです。むしろ、妄想で浮かぶ、知り合いの人が、道を歩いていると自分の右側にいるように思い込んでいて、どうにか車道の危ない道の真ん中に、その人が行かないようにと。脳内で、う〜ん、う〜んと移動させるべく苦しんだり、その人が車道側に行かないように自分が移動したりしたなー、って思い出しました。あれも結構辛かった。妄想が、思い通りになる訳ない。

そして、本当に現実で誰かが車道、隣にいたら、手で引き寄せるなり、危なくない位置に促せばいいけど、当然のように脳内でもなんとかしようとしてた、っていうの、どこか現実じゃないと知っていて、でも自分にとってはリアルで逃れられずに、やっぱり病なんだろなー、って思いますね。


自立支援の施設の仲間に、前に話で聞いたところ、入院はやっぱりその人は嫌だったみたいです。

でも具体的にどんなもんかは、体験はしていないし、自分がかかっている病院も、入院の受け入れをやめてしまって、診察だけになっているので、分からない事は書かないでおきます。精神科への入院自体も減ってるんじゃなかったかな。


重い薬を継続して投与するより、適切な薬を、過不足なく継続して飲む、そして昔にありがちな、周りに迷惑をかけないための治療じゃなくて、本人が安定した日常生活をなるべく送れるように、って形に変わってきたのかな、とも体感で思いますし。私も長い時間かけて、お医者さんに相談して(というか、症状が出ないで安定しているとそのうち、お薬、軽くしても良いかな?って向こうから言われる。その時に、まだ不安です、って言えば変わらないかもね)お薬は軽くしてきました。


なんかね、統合失調症って自己判断でお薬軽くしたり、お薬やめると、再発しやすいんだそうです。だからゆっくり、定期的に病院に行って、様子を聞いてもらって、なんかちょっといつもと違うとこがあったらやっぱり相談して、薬は継続して飲む、っていう感じがいいかな?って思います。

ちょっと検索したら、再発を繰り返すと回復するの困難になったりするみたい。


私は1度、自分判断で薬をやめて(お医者さんにはやめるよと言ったけど)、すぐ一人言などの症状が出て、やっぱりすぐまた病院行ってそれ以来ずっと薬を飲んでるので。危うかったけど、病気になった初めの頃にそういう事があって、統合失調症の本なんかも読んで、あ、薬はずっとやめらんないんだな、って自分で認識したので。いい戒めになって助かってるのかな、なんて思いますね。


精神科のお医者さんと診察で会う時って、誰もが症状に不安で、長く話を聞いてもらうようなイメージがありますけれども。最初の頃は、って感じですかねえ。


自分に関しては、ずっと安定してるので、今は。

「眠れなくないですかー、お仕事どうですかー、不安になったり、誰かが話しかけてくる気がするとか、悪口言われてる気がするとかないですかー。」

などと、サラリと様子を聞かれます。


症状、陽性反応の始まりがないかな、って事と、何らかの変わりがないかを確かめてるんだと思いますね。


「元気で変わりがないです、仕事には毎日通えて、眠れてます。悪口とか話しかけてくる感じとかないです。」って言うと。

「お仕事で大変だなあ、とかありますかー、最近忙しかったりしますかー?」

ってちょびっと突っ込まれたりもしますが、割とそんなもんで、5分も話をしてないで、次の予約をして、お薬出してもらって、終わりです。

安定してるとそんなもんです。段々と通院間隔も、長めにとってもらえます。しょっちゅう来なくても、安心かな、って思ってもらえてるのかな、って感じですかね。


勿論、何か症状で変わった事があったら、早めに予約とって病院行って診てもらったら良いのかな、って思います。


待合室で待ってる時に、自分の前の人が、長く話をしてるっぽいなー、って事は前にあったので、不安な症状のある人は、やっぱり話が長くなるかもですね。

まあ、だからといって、何か紐解くように微に入り細に入り聞かれて話をする、だとか、不安を長々と訴えるように話を聞く受け口になってもらう、って事は、今まで私はあまりなくって。最初の頃は確かに、診断のために長めに話を色々聞いてくれますが。

お医者さんは、その患者さんに、的確に聞くべき事を聞いて、お薬をくれる、って感じなんじゃないかな、と、他の患者さんの事は診察を見た事ないけど推察します。


最初の頃も、腕が引き攣る症状とかもあって、腕を取って動かされて確かめられたりとかもあったものの、お医者さんと私の間には白い机があって、座ってお医者さんはパソコンに聞いた事を入力してたりして、距離感、程よく、近くも遠くもない。ですかね。


今通っている内科と違うところは、お医者さんとの間に机がある事くらいかな。全く隔たれてる訳でもなくて、その感じは、きっとなんか意味あるのかもしれないけど、変な感じや嫌な感じはしないですね。


私は、その病院と関係がある自立支援施設に通ったので、病院の食堂で就労移行支援のカリキュラムで簡単な労働をした事もあるんですけど。(自動食洗機を操ったりとか、玉ねぎを切ったり、ご飯を炊いたりとか)

自分の担当のお医者さんがお昼を食べに来たりして、やあ、こんにちは、って感じになったりして。

何か面白いなー、って思った記憶があります。


学校を留年も中退もしないで通い切って卒業して、一般の企業に勤めて勤め上げて、みたいな、一本の道をドロップもせず、位置を真ん中の線から上下変えずに生きる、みたいな生き方をしていく事は安定しているのでしょうが。

それは、願ったからといってそうなる訳じゃなくて、誰もが人って人生に何があるか分からないので。

病になった事もそうですけど、病院の食堂でちょこっと労働をした事とか、視点が変わる体験を、どこか興味深く、なんかのネタになんねーかな的に面白く過ごすのは、人生をやっていくのに割と楽しく、不安を減らして過ごせます。その場所を楽しむというか。


ネタのために生きて羽目を外すと本末転倒になってしまうなー、とちょっと思いつつ。

精神科、怖いとこじゃないので、何か、これは!と思う関わるきっかけがあった時は、あまり症状のある方が重篤になる前に、敷居を低くして訪れてみて下さい。

1人や家族だけで悩んでるより、よっぽど何らかの進展がありますよ。




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