イヤミは弱者の武器である
最近少しだけイヤミっぽくなっている竹美津です。お心当たりのある方はすみません。わざとじゃないんやで。イヤミ好きじゃないけど、仕方ないんだ。
というのも、私が成長してきているからだと思うのです。分からないよ?と思うので、少し説明しますね。
また、注意事項を少し。
この項だけでなく、これから先の『日々のエッセイ』内で、統合失調症、という精神の病について。脳内物質の調子がなんか上手くない感じの病気ですね、その持病がだんだんと発症して、ぐーっと悪くなる急性期症状が出た頃の事なんかも、普通にさらーっと取り混ぜて書く事が多いかもしれないんですけれども。
読まれる方が楽しくない事も、中にはあるかと思うのですが、大変だったよ〜って言いたいばっかりじゃなくてですね。
そんな事があるよー、でも、寛解といって日常生活がほどほどに送れるようになったりもするよ〜、っていう、良くなっていく時期のことも交えて書きますのでね。
へー、とか、そんな事あるんだねぇ、とか、身近でそんな病気の人の事、聞いたことあるけど、どんなかなー、とかね。そんな風に読んでいただけたら嬉しいな、って思っています。同じ病気の方も読んでいらっしゃるかなぁ。
およそ100人に1人がかかると言われている、割と良くある病気ですので、チラッと参考に、一例に。
絶対私と同じようにみんながなる、そして必ず良くなる、と言える訳ではないんですけど、情報の一つとして、どうぞ。
さて、イヤミが成長の証とは何故か。
私が病で、ぐっと悪くなった時、一人暮らしで病などとは知らず、困窮していた頃に、こんな事がありました。
何故か、頭の上から、うんちを落とされている気持ちがする。
という事がありまして、何だか訳が分からないでしょうが、その時は、そんな気がしたんですよねえ。
幻覚や妄想、といった事の症状だと思うのですが、皆さん、幻覚や妄想と言っても、目に見えて何かの像がはっきりおかしな感じに見える、幻覚の方って、私の場合あんまりなかったんですよ。
他の方がどうかは分からないんだけど、うんちを頭に落とされている、という妄想は、そうなんだ、という妄想はあるけれど、そして脳内では確かにその図が浮かぶけれど、マンガなんかであるみたいに、本当に映像として見える感じとは、ちょっと違うのですよ。
自分はそうだ、と確かに思っている。
けれども、リアルにそう、うんちが頭に落ちてきている映像を目で見ているのとは、違う風に認識しています。
脳内物質の上手くない感じで、あくまでそう思える、という訳なのですね。
幻覚らしき事は1度だけあって、実家でトイレに入っている時に、トイレの壁に貼ってあるカレンダーの、色付きの童話のライオンの絵柄が、どんどん点描画になり、目が四角くなったり丸くなったり、明らかに目に見えているものがうわ〜っ、と変化したので、あれは幻覚だったのかな。
話を戻しますね。
頭からうんちを落とされると、どんな気持ちがするか。
すごく嫌な気持ちになるに決まってるんです。
自分でも、なんとなく、そうなってる、なんて人に言っていい事だとは思えません。おかしい人だって思われちゃう。周りに、この病気の例も知らずにいて、知識不足で、精神病院も精神の病気も、怖いと思っている頃です。
何ともできないんだけど、それが、働いて帰ってきて、一人暮らしの家にいると、何度もある。
すっごく不安だし、恐怖だし、私はどうなってるのか、と自己肯定感が落ちるんですよね。
その後、実家に帰ってからも、妄想はありまして、うんちではなくなったけど、家の外の庭に続く私道の所で、自分が胎児になって消し炭になってプチってなるまで、何かによって叩かれて消滅する。
そんな妄想が起こっている時は、本当に苦しかったものです。心が傷ついて、痛んでおります。
脳内物質って、自分を、自分の状態を、上げて、安心感や楽しい気持ち、上手くいったな、っていう肯定感などをもたらしたりする、それが上手くいかないってことは、自分の中で自分をめちゃくちゃ下げている感じ、そんな状態になっちゃうのですよ。
そんな風に叩きのめされたら、そりゃあ立ち直るのに、時間がかかると思いませんでしょうか。プチっとされちゃうんですぜ。
妄想が起きてない時も敏感でして、母と父が、台所のある部屋で朝、話していて、自分は離れた部屋でその話し声をうっすら聞きながら布団に寝ていた時も。
『あ〜、私が帰ってきちゃったから、水道代もかかるし、色々な生活費もかかるし、本当にどうしよう。2人が話している所に、とてもじゃないけど出ていけないよ。』と思ってヒヤヒヤピーピーしてたりしました。
今思えば、父と母が台所で話してる。ただ単に日常です。
別に何でもないんだけど、敏感だから、何でも自分が悪く思えるんだよね。
さて、大変、自分が下がる話は以上です。
私は父に精神科に連れて行ってもらえまして、お薬も飲み、一度お薬が合わなくて悪夢をみたんで変えてもらって、その後はずっと同じお薬を、徐々に軽くしながら飲んで回復して参りました。
治ってきた過程を、時系列では書かないですけど、時々こんな事やったよ、って詳しく書きますね。多分、これやれば良いんじゃない!ではなく、上手くその人の状態、症状と組み合わせて、無理なく参考にって事です。
無理すると良くない。
ちょっと書くと。
◯仕事を辞めて実家に帰り、よく休んだ。何年か単位で無職でした。
◯精神科に行って先生と定期的に話をして薬も飲んだ。最初は睡眠導入剤も、もらったよ。(眠れなくなるのも症状である)
◯光に当たった方が良いかなと思い、散歩で段々と体力をつけた。
(途中、身体が全く動かなくなった症状もありました。運動野が阻害される、って何か先生が言ってた気がするな。スローモーションみたいになっちゃうんです。散歩に出て、身体が動かなくなって、帰りつけなくなり、父が心配して車で探して迎えにきた事もある。ありがたや。)
◯家の中のお手伝いを、本当に買ってきたものを冷蔵庫に入れる、ちょっとした料理をする、お皿を洗うなど、少しからやった。
◯同じ精神の病を持つ人達がいる施設に通って、身体も心も、外部の世界と触れ合うリハビリをした。
未だに成長中の私ゆえ、整理も兼ねて過去を振り返ります。
そんなこんなで最低な自己肯定感。
自信喪失。
弱弱になるに決まっています。
今も、同居家族に対して、あんまり強気になれない。強く出たら、相手も強く言葉を返します。それに対抗できる力がないんです。
家族に対して色々上手くできなくて怒られたり、自分に関係なくイライラされたりすると、キューっと縮む気持ちになっちゃう。
とかあったんですけど、私もね、元気になってきたんですよ。
人と対して、自分ばっかり悪い訳ないじゃないですか?双方に上手くない事があったり、間が悪かったり、その時の状態が噛み合わなかったり、とにかく私ばっかり悪い訳ないんですよ。日常ってやつは。
私に関係なくイライラして、家族があたる事だってある。
家族2という同腹の、遠慮なきものがおりまして(お互いにだが)。
最近仕事も忙しくて、イライラして、愚痴ばっかし聞かせるのですよ。
それを、雑談も精神によきよき、と聞いていられれば良かったのだけど、私の自分が、成長してきちゃってですね。少し攻撃できる、図太く対せるようになってきたのですよ。
今までだって、そんなに深くは聞いてませんでしたよ?自分から、ちょっと締め出して、受け入れられる情報は少しです、ってやってたかもしれないですね。でもそれは、元気がまだ足りなかったから許されてきた。
今。
愚痴、つまんねーなー。
私が楽しくweb小説書いてる時、何度も話しかけられるの、めんどーだなー。
そして成長してきたとはいえ、私、まだ人とそんなにいっぱい向き合って話するの、得意じゃない状態です。空っ聞かず、っていうんですかね、家族2に、割と、スン、とした対応だったかもしれないです。返事はするけど、割と、ふん、ふん、って向き合わないで、たまに聞いてなくて無視しちゃうし。
家族2、それが、私の今と噛み合わない事に、すごく喋るんですよ。喋って発散するんだと思う。
で、聞いてないと怒る。
ある日、『君たちはどう生きるか』のテレビ放送をやった時、観ようよね、って家族内で言い合って、その前の時間帯のジブリ特集も、こういうのやってるぜ、ってテレビで、家族2がチャンネルを合わせてくれたんですよね。
なのに、家族2、お弁当箱について、相談し始める。
私、創作活動にかかる感じで、ちょっと興味があった番組だったので、家族2の相談に空っ聞かずになっちゃった。
怒られました。
で、私も腹が立った。
観るんかい!聞いてほしいんかい!どっちなんだい!と。
聞いて欲しかったみたいなんだけど、私も上手く、『今は集中して見たい』とか説明できないし(腹立ってると説明できなくなりません?)家族って割と自分のパーソナルな時間に割り割りと割り込んできませんか。
それでいて自分が何かに集中してると、うるさがられたり。
はい、私、家族2より、家族内ヒエラルキーが低いのでもありましょう。家族2の方が歳下なので、甘えているともいえるし、私もテキトーな態度で甘えていますが、家族ってそんなものであろう。
めちゃ家族2、皮肉言う。イライラ当たるのです。
それに、私も腹が立った。
で、家族2関連の事に、なんとなくイヤミっぽい返しをしてしまう。
不満があると、自分が満々全てを是として受け入れているよ、という態度をするのがシャクであります。
だからイヤミっぽくなるんだよね。
本当に強ければ、ちゃんと真っ当に、『これこれこういう訳だから、こうしないでほしい』と論を戦わせる事ができるのでしょう。
だが、そこまでは強くない!
ので、弱者の私はイヤミっぽく。
そして、強いのが良い訳ではないので、家族2もバンバン当たるってのでなく、イヤミで打ってくるのであろう。正論で戦って論じ勝とうとするのって、実際の生活でバリバリやったら敵を作りまくりませんか?関係は続くのに、相手をザン!と斬ってしまっても、良くないでしょう。
なあなあが良きですよ。
という訳で、家族2も強ければ、職場でちゃんと意見をバンバン言うのだろうし、弱者であるのでしょう。
みんな弱いのだ。
イヤミの2人がどうなったか、というと。
家族2が、私に、『必要な事は言ってくるけど、それだけで、家であんまり話しないじゃん!』と怒り。
私は家族2に、『家族2は喋りすぎなんだよ、ほどほどでいいんだよ〜!』と言い。(ひどい、と言われた)
そして、ムカムカとしていた私も、考えまして。
web小説を、できれば仕事になるくらいまで頑張れたら素敵だな、と思って、もちろんそうならなくても書くのが楽しくてやってきたけど、自分が楽しく生活するに傾きすぎて、家族2とちゃんと、家族の時間を過ごしてなかったかもな。と。
なんか、話したいとか、家族2可愛いとこもあるかもな。
って少し思えました。ちょろい。
何しろ、ちょろかろうが何だろうが、家族内が上手くいけばそれで良いんですよね。自分の心も、嫌な状態じゃなければ、変化は受け入れるべき。多分、病気で落ち込んで、ここまで育ってきた私の、ここから先がまた、次のステップになったのかな、とも思いました。
夕食から1時間とか、家族2が話をして気が済むまでの間は、ちゃんと聞こうかな。これからは。自分も話をして。
と、思っている所であります。
人と向き合うって難しいですね。
ほどほどが良きですよね。
自分が引き込まれて落ちない程度に。
楽しく。
笑っていけたら、本当に良いですよね。
でも、笑えない時があって喧嘩しちゃっても、もー!位で、なるべく重く落ち込まずに、ふよふよ飛んで進みたいです。
喧嘩して落ち込んだ時は寝ます。
寝ると癒される。間違いないです。
明日になれば良くなる。
イヤミな2人がどうなるか、今後に乞うご期待!であります。
(まあ、普通に家族をやっていくんでしょうが)