リセット
この間、コンビニで、ペラっと本を立ち読みしてみました。立ち読みってほど読んではないけど。
メンタル関係のライトな本で、細かい事は丸めて言い切る事で、こんな事もあるよと興味を引く感じのものかと思われます。うん、何かを伝える時、全ての可能性を書いたら曖昧すぎて全然訴えかけてこない。
なので、それを読んで、書かれていなかった方のことを私は大事と思ったので、ここに書いてみたいと思います。
本の中に、現状の人間関係を断ち切って、リセットする事について、注意を促していました。
確か、究極の現実逃避、って書かれていましたね。断ち切った人間関係では、援助を得る事ができる人の手を切り捨てて、縁が続かなくなってしまい。リセット何度もして、結局困った時に頼れる人がいなくなってしまうので、安易にリセットしない方が良いと。
先程検索してみると、『人間関係リセット症候群』というちゃんと名前があるのですね。
しかしそれを読んだ時に私は思った。
リセットしたくなる人間関係は、確かにあるよ、と。
私は、ほぼリセットを、した事もあります。精神の病になる時、そうとは知らなかったけれど、人間関係を保つ、維持するのがとても辛くなって、パチン!と切ってしまったのですよね。いきなりこちらから、さよならを言った人もいます。相手の方も、何とも言えない気持ちになったんじゃないでしょうか。ゴメン。
ただ、携帯電話とかパソコン捨てたり、新しくしちゃったのだけど、こちらから連絡はつくように、住所や電話番号、メルアドなどはメモしていたので、リセットするにも完璧ではなかったです。
それがまた良かったとは思います。
精神が落ち着いてから、思い直して連絡できたりした人もあったので。
繋がった人もそのまま切れた人もいます。
その事は、今となっては良かったなと思っています。
相手が悪い人じゃなくても、その時に同じ時間を一緒にいられない事は、良くあるからです。
私は精神を病む前に、精神的に割と子供だったのと、人と近く関係するのを頑張った事がなかったので、同人ゲームを人を集めて作る事でそれをやってみたりした所でしたね。(楽しくて好きでやったんで、人間関係のためにゲーム作った訳じゃないけどもね。)ゲームを作り終えたらパッと切り替えたら良かったのですが、出来なくて、塩梅が良く分かっていなくて、自分が疲れているのに人と沢山接して、人間関係を繋げていくことに無理をしたのもリセットしちゃった原因になったかもしれません。
それは相手が悪かった事では全くなかったので、うまい距離感ってほんと、やってみないと分からないなー、って思います。
沢山の人と人付き合いが良い人には憧れますが、自分が根っからそうではない、と知るのは失敗してからです。頑張ってみて、ダメだ、と知るのはまあ、良かった事なんじゃないでしょうか。
その事で得ることもあり、失う事もある、というのは青春時代にやる事、私は大人になるのに時間がかかったので、成人してからも青春をやっていましたね。総合的にみれば、痛みもあれど、楽しかったのではないでしょうか。
さて、積極的にリセットしたい人間関係ですが。
元々、子供時代、いじめられてた事があっても学校がどこか好き、嫌いにはならなかった私なのですが、(理由としては知らない知識を教えてもらえること)何といっても学校の良い所は、卒業があることです。
同じ人と長く一緒にいると、澱みたいなものが溜まりますよね。良くなかった事や、やってしまった失敗、失言、気を遣えなかったこと。そういうのを全部覚えられてたら、相当私は嫌な人なんじゃないでしょうか。
人っていい状態の時ばかりではないので、気が合って楽しかった事と、出来なかった事と、心の中でうまくバランスとれなかったりもしますよね。それだけじゃなくて、理不尽な目に遭う人間関係もあったりします。
いじめられてたのは、小学校と中学校だったのですが、卒業して高校生になった時、いじめてきた乱暴な男子達と離れられて、私の高校生活、青春時代は大変楽しかった思い出です。奴らとは2度と会いたくないなーというのは置いといて、(相手も大人になって今現在会ったとしても、分かりやすくいじめてはきませんでしょうが、心をギュッと踏み躙られた記憶があれば、大人な気持ちで懐かしいねーなんて、水に流して仲良くしようなどという気持ちにはなりません。それでは私の中の小さな子供の私が、もやもやしちゃうじゃないですか。)卒業システム、素晴らしすぎるじゃん。
新しい環境で、新しい人間関係で、失敗した事も経験したから今度はもっと、上手くできるかも。
人は、もうちょっと曖昧に、生きるステージを変えていく、学校だけじゃなくて就職や引っ越し、結婚。生活環境や人間関係を自分の今の状況と未来を考えて徐々に変えてゆく、変わってゆく、ってやってると思うんですよね、誰でも。
全部の人間関係を、ダン!と一気に断ち切っちゃうからリセット症候群とまで言われるようになるのであって。
学校だけじゃなく、私も環境を変えるごとに周りの人達は変わってきました。昔から繋がりがある友達は、そんなに多くいませんし、大人な今、生活もあるからそれほど頻繁に遊ぶって事もない。
現実逃避も、私は悪い事だとは思いません。だって現実って、やっぱり厳しくないですか。現実に向き合える強さを、全ての人が持っているとは思えません。そんな人でも、全ての時で現実に向き合えるとも思いません。
確かに対処するために現実は見なきゃなんだけど、耐えうる自分の耐久度に合わせて、チラッと見て、時には現実逃避して、って塩梅が大事と思います。
辛い現実に向き合え、なんて、その当事者に誰が強要出来ましょうか。要は、時に逃げててもリアルがそこそこ回ってさえいれば良いのです。
むしろ上手く逃げて癒すのって大事じゃないのかなー。
上手く回らないようにはするなよ、ってのを、皆、言いたいだけなので。リセットしたくなった時、蜘蛛の糸は残しておけよ!が大事なのです。パッキリしなくてスッキリしないんだけど、そんなもんです。
それでもリセットしたいと思う時、それはそれなりのリスクを受けてもそうしたい、という切なる欲求がある時だろうから、止められないよなあ、と思いました。
できれば曖昧で程よい、自分を守った人間関係、環境の切り替えを。
パツン!プツン!でなく、ゆっくり新しく構築しながら古きを流してゆく。ずっと残るものがあったら、それはとても幸せ。残らなかったら、それはそれで新しきを楽しむ。
くらいでやっていけたら良きかな、と思いました。
そう、コンビニで読んだ本に、瞬間的にムッとなった私の言いたい事は。
◎リセットもやり方で良きかな。
◎現実逃避、いいじゃん。
です。
丸めてみた。




